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【パンダフルライフ】
ふたりして、壁に貼られたポスターに見入ってしまいました。
「『パン焼き会』、ですか?」
「そのようだな」
うなずきつつ、テーブルから焼き立てのパンをそれぞれに手に取り、はむっと頬張ります。
八神 修
はふわりと頬をゆるめて微笑み、同席する
胡乱路 秘子
もんふふっとご機嫌です。
某塾が主催する大学受験強化合宿に参加するため、数日ほど島を離れていた修。朝な夕なとがっつり勉強に明け暮れ、少々お疲れモードで帰還を果たした翌日のことです。ちょっとした自分へのご褒美とでも言いましょうか? シーサイドタウンの駅前にある美味しいパン屋さんのモーニングでもいただこうと、自転車をこいで早朝の街中を走っていたところに、最近始めたジョギング終わりでへろへろに弱った秘子と出くわしました。
「んふふ。八神さんのおっしゃっていたとおり、こちらのパンは絶品ですね♪ もぐもぐもぐ」
「気に入ってもらえたなら良かった。誘った甲斐があるよ」
これも何かの縁ということで、修は秘子を誘い、今日は思いがけず楽しい朝食風景となったのでした。テーブルにはほかほかもちもちなパンに加えて、サラダやスープなども並んでおりまして、何とも豪勢な朝ごはんであります。
さて、そんなお店の壁にぺたりと張り出されているのが、先のポスターです。修はまじまじとそれを覗き込み、
「ふむ。焼き立てをその場で、か。面白そうだな……」
「自分で作ったパンだなんて、きっととっても美味しいのでしょうね。んふふっ」
「パン焼き会にご興味がおありですか?」
ことりと食後のコーヒーをテーブルに置いたウェイトレスさんが、にっこり笑って言いました。
「よろしければ、参加してみませんか? この場ですぐにお申込みいただけますよ」
そんなわけで、数日後。修と秘子の姿は、揃ってパン焼き体験会の会場にありました。
秘子はピンクの花柄エプロンに、三つ編みにした髪を三角巾で覆い、修のエプロンは可愛らしいにゃんことひよこさん柄です。一緒に参加するらしいどこかの若奥様がたが、イケメンな修のやけにラブリーなエプロン姿を微笑ましく見つめております。
「楽しみですね、八神さん♪ あら、それはなんでしょう?」
「何事も予習をする性分でね。本と材料を買って、事前に練習しておいたんだよ」
修がぺらぺらとめくっているのは、お役に立ちそうなポイントを書きだしておいたアンチョコです。なんとも彼は、凝り性でありました。
と……そのうち講師の先生がやってきて、和やかムードの中、パン焼き会の始まり始まり!
「今日はバターロールと丸パンを作るみたいだな。先輩、手分けして作るのはどうだろう?」
「あら、いいですね! 後で交換することにしましょうか、んふふっ」
修がバターロールを、秘子が基本の丸パンを作ることに決まり、さっそくパン作りの開始です。皆さん一斉に、ボウルへ小麦粉、砂糖に塩、ドライイーストを投入しまして、こねこねこねこね。
予習の成果か、修は初めてとは思えない、これがなかなかのお手並みです。いっぽう、秘子の手付きはいささかたどたどしくて、修のありがたいアドバイスに頼ることしきりであります。
「こうでしょうか? なかなか難しいですね、えいっ、えいっ」
「そこまで力を入れなくてもいい。生地が固いようなら、ぬるま湯を加えよう……そうだな、確かに始めは難しいが。だがその分、やりがいがあるだろう?」
「そうですね、とっても楽しいです。んふふ♪」
生地をこねたら、1次発酵。生地を休ませるベンチタイムを置いてから2次発酵、やがて焼き上げへと続きます。
手が空く時間には、先生がパン作りについてのあれこれを教えてくれたり、思い思いにおしゃべりをして過ごすこともできました。
そんなゆったりとした空気の中で、修はふいに、しみじみとつぶやきます。
「俺は……作るとか、育てるとか。そういうことができる人に、敬意を持っているんだ」
「敬意、ですか?」
パンを作る。あるいはその元となる、小麦粉を育てる。何かを作り出すことや、それを行う人々に、修は尊敬の念を抱いています。
だからなのか、修自身も何かを作ることは好きです。今日のパン焼き会に参加したのも、パン作りを通じて、そんな人たちの気持ちに触れてみたかったからかもしれません。
「上手く出来たら、嬉しい。それを誰かに楽しんでもらえたなら、きっと言うことはない……ってね。そうは思わないか?」
「確かに! そのお気持ち、とっても良く分かります……あ、ほらほら。んふふふ、良い香りがしてきましたよ♪」
「おっと、そろそろ焼き上がりのようだな」
やがてオーブンから姿を見せた、ふたりが自らこねて作ったパンはふっくら、ほっかほか!
修と秘子は、お互いの作ったパンのひと口目を交換し合い、ぱくりっ! 頬張ります。すぐにもふたりの表情には、満面の笑顔がぽわんっと生まれたのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月07日
参加申し込みの期限
2017年05月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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