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【迷宮と黒い羽】
そんな大自然の営みが続くミール大草原のはずれに、鬱蒼と生い茂る森が広がっていた。
そこは、通称、『ねこねこ迷宮庭園』と呼ばれる生垣で覆われた迷宮。
その天然の迷宮の真っ只中を、
津止 孝道
は険しい顔をして一人歩いていた。
「……違う。これも、違う」
津止は、手に一枚の羽を持ち、迷宮のそこかしこに空いた落とし穴の一つ一つを覗いてまわっていた。
と、そんな津止を、一人の猫耳と猫尻尾を生やした白衣の少女が呼び止めた。
「津止先生、ちょっといいかな?」
「む……」
津止が振り返った先にいたのは
伊賀 解理
だった。
彼女が津止に声をかけたのは、ほかでもない、その手に持っている羽が気がかりだったからだ。
それは、どこをどう見ても、今回の黒幕であるクローネの羽そのものだった。
(テオが開始二コマでやられているのを見つけたときは、すわここにクローネがいるのではと疑ったもんだけど)
胸中で呟きながら、解理は津止の顔とクローネの羽を交互に見比べる。彼が、暴走をしているようには、少なくとも今の解理には見えない。
と、そこに白い鳥の羽を生やした
ユキ・ナカミチ
もやってくる。
「何か探しものをしているのかな? 手伝いましょうか?」
ユキはおっとりとした表情で微笑みつつ、ちらりと津止の手にする黒い羽に目をやる。
「ところで、その羽は?」
「……ああ。やはりみんなこの羽が気になるか」
と、そこで津止はちらと自分が手にしていた羽を見やった。
「あ……」
うかつに扱ってはいけない、と解理が肉球のついた手を伸ばそうとしたそのときだった。
「あーっ! 津止センセ、ちょっと、ちょっとタンマ!」
鬱蒼とした密林に不釣り合いな、明るい声がそこに響き渡った。
声の主は、
志波 武道
だった。
武道は、カワウソの耳と尻尾を生やした姿をして、そばには両腕の一部が鷹と化した
日暮 ねむる
も一緒にいた。
「センセ、その羽って!」
「……クローネの羽、ですね」
武道の切羽詰まった声を、眠たげなねむるの問いが継ぐ。
その問いかけに、津止は重苦しい表情のまま一つ頷き、
「やはり君達もそう思うか」
と、呟いた。やはり彼もそれがクローネの羽と認識したうえで、それを手に持っているのだ。
津止は、それを気がつけば迷い込んでいたこの迷宮の中で拾ったのだという。
「あ……津止先生……それにみんな……」
と、そこで、また彼らのもとに一人のもれいびがやってきた。
白猫耳と白い猫尻尾を生やした、
遠野 まほろ
だった。
「……先生、その羽、どうしたんですか?」
まほろもまた、真っ先にクローネの羽を見つけて、津止にそう問うた。
津止は、まほろにも同じ説明を繰りかえした。
「……そう、ですか。……先生、……できるなら……その羽を手放して欲しい……」
あまり自己主張するタイプではないまほろが、おずおずとではあるが、そう津止に進言した。
それに、解理も、武道も、ねむるも、一様に顔を見あわせて頷いた。
クローネの羽の恐ろしさを知る者なら、それは当然の行動といえたかもしれない。
「……そうか」
津止は、そんな彼らの言葉に、是とも非とも言わず、ただ静かに頷いた。
あと一押しで、羽を渡して貰えると誰もが思った。
しかし、そのとき、また新たな人影が彼らの前に姿を見せた。
「ちょっと待ちや! みんな、なんでそんな寄ってたかって先生を苛めてるのん!?」
「「「「え?」」」」
金髪碧眼の『ひと』の少女――
マリベル・ロイス
の思いも寄らない言葉に、もれいび達は一様に目を丸くした。
「なんで、みんなそんなムキなってるのん? こんなんただの夢やん? ほら、ネコでも見て癒されーな!」
マリベルにとって、全ては夢に見えているらしい。
なにしろまわりの人々がみなどうぶつの姿になり、マリベル自身も灰色のウサギの耳が生えた獣人の姿になっているのだ。
『ひと』である彼女にとって、全てが夢に思えるのも決して無理のないことであろう。
問題は、その悪意のない行動によって押しつけられようとしているネコが、危険なネコミルということで。
「わ! ちょ、マリベルちゃん! それはマズいって!?」
武道が大慌てで、上着を脱いで、ミルに直接触れないようにネコネコアタックをガードする。
「……マリベルさん、そのネコは危険だから触れない方が――」
「えー、どこが危険なん? そっちこそ、眠そうやけど、ネコぶん足りてへんのとちゃう?」
「いや、僕が眠そうなのはいつものことで……」
ねむるとマリベルが微妙に噛みあわない会話を繰り広げる。
「よし、ここは猫になった僕が猫同士、説得を試みよう」
猫耳を生やした解理が、ネコミルに、にゃーにゃー会話を試みる。
そんなカオスな状況を、孝道とまほろは、ぼんやりと見つめ――。
「「ふぅっ……」」
やがて、互いに顔を見あわせると、どちらからともなくやれやれと深い溜め息を吐いたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
動物・自然
定員
1000人
参加キャラクター数
126人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月06日
参加申し込みの期限
2017年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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