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ぼくらのフツウをまもるため
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【岩山を往く】
アスワド・クロノワール
は、兎の耳と尻尾を生やした『ほしびと』で、その姿は普段とあまり変わっていなかった。
(なんだかいっぱい人いる。困ってる?)
アスワドは難しいことを考えるのが苦手だった。
だが、なんとなくたくさんの人が困っているのはわかった。
「ボクはアスワド。悪い奴、ぶっ飛ばすの手伝う」
そう言って、アスワドはミルを目指す者達の道を切り拓くべく、小柄な体躯を十二分に生かして、地上部隊の先頭に躍り出た。
そんなアスワドを見るなり、好戦的な黒豹ミルは一斉に襲い掛かってくる。
が、アスワドはそれをものともしない。
華麗なラビットキックをミルの鼻先にお見舞いし、怯んだ隙にさらに連撃を叩き込む。
「狩りなら得意。今日は得物ないけど、こっちでも、戦える。問題ない」
そんなアスワドに続く者がいる。
「もうすでに耳とか尻尾とか狼になっちゃてるし、もたもたしていられないよねぇ」
言葉とは裏腹に、口調はのんびりのままの、狼に獣人化した
壬生 由貴奈
であった。
(とりあえずあの空に浮かんでるウシをなんとかしないといけない感じかなぁ?)
ちらり、と上を見上げようとしたそのとき、ざっと黒豹ミルが由貴奈の前に立ちふさがる。
咆哮、そして跳躍。
鋭い牙が由貴奈を狙う。
「そこのキミ、危ない!」
アスワドの声が、由貴奈に危険を告げる。
「……っ」
由貴奈は、アスワドの声のおかげで、とっさに黒豹ミルの攻撃を回避することができた
「えへへ。うさぎさん、声かけてくれてありがとうねぇ」
言いながら、由貴奈はさらに追撃で高速突撃してくるカラスミルに、ろっこんで操作した工具を壁のように配置して対応する。
が、そこでさらに背後から別の黒豹ミルが由貴奈に襲い掛かろうとする。
と、まさにそのとき、長身の男が由貴奈とミルの間に割って入った。
「クローネの羽を抜きに行くのだろう。協力しよう」
手のひらに拳を打ちつけ、ろっこんで強化した肉体で黒豹を一撃のもとに殴り伏せたのは、【くろがねの巨芯】こと
結城 永遠
だった。
永遠は、拳で地上の豹を殴りつけつつ、上空部隊の攻撃で落ちてきたカラスを適宜紐で縛るってリカバー不能にするなど、縁の下の力持ち的手法で、地上部隊の進撃に貢献していった。
「さあ、ここは俺に任せて先に行ってくれ」
永遠の言葉に、由貴奈は頷いて、また走り出す。
たくさんの人の想いが一つになって、今一つの戦いにピリオドが打たれようとしている。
「……さぁ、クローネと決着をつけにいくよぉ……!」
柄にもなく、少しだけやる気に満ちた笑みを浮かべて、由貴奈は大地を蹴る足の力を少しだけ強めた。
その頃、ミルミルカラス山の上空を一人のタカの獣人が飛んでいた。
(いったい何がどうして、こんなことになったんだろう……?)
完全に予期せぬかたちで、異世界に巻き込まれた
青山 絢
であった。
「なんだか変なウシは浮いてるし、麓の方は騒がしいし……カボチャは空を飛んでるし」
ちらりと絢が視線を向けた先にいたのはコウモリの翼を持つ獣人となった
キュルビス・ラムズイヤー
だった。
「あの空に浮かんでいるマザーって奴の背中に乗ったらとっても目立つデスヨ! キュルビス乗りたいデス!」
そんなことを言いながら、マザーを目指して飛ぶものだから、当然のごとくキュルビスは無数のカラスの群れから標的にされる。
「ギャー! こっち来んなデスヨー! 誰か助けやがれ下さいデス!」
ただでさえ騒がしいキュルビスは、カラス達の一斉攻撃をうけて一層騒がしくわめいていた。
(……あれだけ目立つと囮役としては上出来ね。本人に、その自覚があるかどうかは知らないけれど……)
あれだけ目立てば、ほかの者達がマザーを目指す際の引きつけ役としては充分だろう。
実際、絢はまだカラスに襲われてはいない。
が、その標的となるのは時間の問題だろう。
と、そのとき。
「エーい、こうなったら……出るデスッ!」
と、キュルビスが指先からかぼちゃを一つ召喚した。
「喰らいやがれデス!」
それを彼女はカラスに投げつける。
カラスは驚いて、少しキュルビスから距離を取りはじめる。囮だけでなく、戦闘までこなせるようだ。
「……なかなかやるわね」
と、感心して呟いてから、絢は気づいた。
こちらを目指して、また複数の別のカラスが殺気だった目をして飛んできているということに。
「仕方がないわね……。私も、せめて時間稼ぎのために逃げまわるぐらいはしましょうか……」
冷や汗を手で拭いつつ、絢はタカの翼をはためかせて、大きく円を描くようにカラスからの逃走を開始した。
ミルミルカラス山のカラスは、ひどく好戦的だった。
『アホー! ボケー! カスー!』
しかも、ひどく口も悪い。
「誰がボケだっ……!」
むしろ、『自分はツッコミだ!』と言わんばかりに、
新田 亮
は持ちこんでいた硬球をカラスに投げつけて、一羽、また一羽と確実にその数を減らし続けていた。
だが、それでも次から次へとカラスは飛んできて、容易に亮を山頂へと近づけてはくれない。
(まったく、なんて数だ……! これではラチがあかないぞっ……!)
最初は、ある程度の数をひきつけたら、ろっこんの進化能力で包囲網を突っ切るつもりだった。
しかし、あまりにも多いそのカラスの数に、亮は一点突破を断念せざるを得なかった。
(でも、これだけの数のカラスがいるなら、そこにクローネが紛れ込んでいる可能性も高い……)
いざというときのために、フードを目深に被って肌の露出を減らしつつ、亮は神経を戦いへと集中させた。
雨崎 荒太郎
と
鴇波 羽衣
、それに
桃川 圭花
は、空中でアクロバティックな戦いを繰り広げていた。
「いっくよ、頭突きだーー!」
荒太郎はカラスに頭突きを喰らわせ、
「ほーら、こっちこっち!」
羽衣は激しい動きで敵を惹きつけ、
「そうそう。ギリギリまで敵を引きつけて、えいっ!」
圭花は敵と敵をぶつけるクレバーな戦いを見せつけていた。
「おお、やるっちゃねー!」
と、そんな戦いぶりを地上から
鈴野 海斗
が黒豹ミルをジャイアントスイングしながら称賛する。
「ええ、じつに見事な戦いぶりです。私達も見習わなければ」
と、
鈴野 加代
も岩塩弾で的確にカラスを撃墜しながら、三人の戦いをほめたたえる。
「いやいや、二人の方こそ凄いよー」
荒太郎も、二人に対し、世辞ではない率直な感想を送り、
「そうそう。二人が地上で頑張ってくれてるから、安心して空中戦ができるんだよー」
と、羽衣がうんうんと頷き、
「そういうこと。お互いに、やれることを頑張りましょ」
と、圭花がきれいにまとめる。
そうして、お互いが、お互いの実力を認めあいつつ、カラス山での地上・空中両部隊の戦いは加速していく。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
動物・自然
定員
1000人
参加キャラクター数
126人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月06日
参加申し込みの期限
2017年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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