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ぼくらのフツウをまもるため
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【焼け! そして食え!!】
あたりは香ばしい肉の香りに満ち始めていた。
「わー。いい匂いだなぁ」
立花 なつ
は、鼻腔をくすぐる肉と野菜の匂いに、くんくんと鼻を動かした。頭には狐の耳。お尻には狐の尻尾。今、彼は狐の獣人になっている。
「む……。そこにいるのは、なつ氏ではにゃーか?」
と、そんななつに声をかける者がいた。
「え……? その声は、かーちゃん!?」
なつは、目の前に現れたちんまいサイズの猫型獣人のような格好をした
千歳飴 楓子
に目を見開いた。
「何をそんなに驚いているのにゃ? というか、なつ氏、ちょっと見にゃいうちに背が伸びたのではにゃいか?」
「……あ、いや、たぶん、かーちゃんが小さくなったんだと思うよ?」
「……?」
苦笑混じりに頬をかくなつを、小さくなった楓子が小首を傾げながら見つめる。
「まあ、いいにゃん。それよりもばーべきゅーを焼いてくれにゃん」
「……え? あ、好きに焼いてもいいんだ。うん、いいよ、焼いてあげる」
なつは快諾して、せっせと肉と野菜を串に刺し始めた。幸い耳と尻尾以外はそのままだから、調理には何も苦労しない。
程無くすると、じゅーっという音を立てて、おいしく肉が焼きあがった。
「はい、どうぞ」
「ありがとうにゃん。うん、美味しいにゃん。でも、タマネギは食べられないにゃん。肉だけ食べるにゃん」
「え……?」
楓子はせっかく焼いた串から、タマネギだけを抜いて、なつの皿に移す。
(……うーん。猫だから仕方ない……のかな?)
若干疑問に思いつつ、なつは楓子のぶんのタマネギも食べてやる。なんだかバーベキューを食べているのか、タマネギを食べているのかわからなくなってくる。
「口元が汚れてしまったにゃん。なつ氏、拭いてくれにゃん」
「……え~? かーちゃん、猫だからって甘え過ぎじゃないの~?」
苦笑いしつつ、結局、なつは言うとおりにハンカチで楓子の口元を拭ってやる。
「よきにはからえにゃん。うむ、お腹いっぱいなのにゃん。食べたら眠くなってきたにゃん」
「……え? 食べたらすぐお昼寝? 今度はウシになっちゃうよ」
「いいから、膝を貸すにゃん」
強引な楓子に、なつは言われるがままに膝を貸してやる。
「ありがとう。」
コテンと膝の上で横になる楓子は、完全に猫そのもので、なんだかなつは頭を撫でてやりたくなった。
「ねぇ、かーちゃん。頭撫でてもいい?」
「……? なつ氏、お前は何を言っているのにゃん? まあ、撫でさせてやってもいいにゃん。では、楓子は寝るにゃん。おやすみ」
楓子は、一息に言うと、本当にそのまますやすや眠ってしまった。
「……よしよし」
そんな楓子の頭をひとしきり撫でてやりながら、
(なんか凄い事件に巻き込まれちゃってる気がするけど、まあラッキー)
なつは、ぼんやりとそんなことを思うのだった。
戌井 創
は狼になっていた。
「えへへ~、がお~、おおかみさんだぞ~、たべちゃうぞ~♪」
創はなんだかとても楽しそうだった。
何故なら、
「あわわ! 何故か羊になってます! これはどういうことですか?」
大好きな
添木 牡丹
がそこに一緒にいたからだ。
「先輩、とってもよく似合ってるよー♪」
「……創くんは狼さんなんですね。ええ、創くんもとってもよく似合って――じゃなくて!」
順応力が高すぎる創に対して、牡丹はまだ状況に対応しきれていない。
そもそもなんで動物になってるのだろう。
しかも、完全な動物化というより、どこかコスプレみたいな恰好になっているし。
「きっとこれは夢の中なんだよー。先輩と一緒に夢を見られるなんて嬉しいなー♪」
創は邪気のない、心の底から嬉しそうな声と顔でそんなことを言う。
「……もう、創くんったら。でも、私もなんだか創くんと一緒なら細かいことはどうでもよくなってきました……」
それは、どうぶつ化がじわじわ進行していることもあったが、それ以上に二人が信頼しあっている証ということもできた。
バカップルと言ってしまえばそれまでだが、互いを信じることは悪いことではない。
「先輩、あそこにバーベキューがあるよ、一緒にたべよ~。ていうか、あ~んって食べさせて~」
「もう、仕方ないですねぇ。はい、あ~ん」
そうして、創と牡丹は人(?)目も気にせずにイチャイチャとバカップルぶりを見せつける。
さらに、そのバカップルぶりは動物化のせいか、徐々にエスカレートしていき――。
「ねぇ、先輩。僕――」
「え? 羊さんのミルクが飲みたい?」
何か、らっ倫に抵触しそうなことを言い始めた。
ざわ、ざわ、ざわ、とランドの空気が揺れ始めた。
そんな周囲の空気をよそに、
「えっーと……じゃあ、あの岩の裏でね?」
と、牡丹はそれを拒むことはしなかった。リア充は爆発しろ、とどこからともなく怨嗟の叫びが聞こえたのは気のせいかもしれないし、そうでもないかもしれない。
それから、二人は岩の裏にこっそりと移動し、程無くしてツヤツヤの顔でそこに戻ってきた。
「……羊さん、僕眠くなってきちゃった」
「そうね。じゃあ一緒にお昼ねしましょうね」
そうして、羊がぎゅっと狼を抱き締めて、二人は眠りにつく。
どこぞの空に浮かんでいる巨大で透明な牛のことなど、二人にはどこ吹く風だ。
「……むにゃむにゃ。楽しいなぁ。夢がさめたら、きっとまたいつものフツウが戻ってるよね……?」
ぽつりと呟いた創の寝言は、しかし、どこかそう信じさせるような幸せな声音に満ちていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
動物・自然
定員
1000人
参加キャラクター数
126人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月06日
参加申し込みの期限
2017年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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