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【決戦】
クローネの放った炎の危険に最初にさらされたのは、もっとも間近にいた
夢月 姫
だった。
「きゃあっ!?」
と、短く悲鳴を上げた姫を放たれた炎から救ったのは、
ノア・コルヴィス
だった。
さすがに星幽塔の住人だけあって、年齢も高く、戦いの場数を踏んでいるせいか、攻撃への反応が早かった。
「……あ、ありがとう。カラスのおねーさん」
「……どうしたしまして。危ないから下がっていなさい」
ノアは姫を地上に下して逃げるように促すと、自身は鞘から剣を抜いてクローネに向き直る。
一方で、同じように放たれた羽の方は、
薄野 五月
は分銅鎖の分銅部分(ペットボトル)、綾花はろっこんで手近な岩を変えて作った本で、直撃を防いでいた。
これまでに幾度となく『もれいび』を苦しめたクローネの羽は、その数が幾度もなかったがだけに、対処方法の蓄積も増えている。
「……なんだか怒らせてしまったみたいね」
と、やや焦ったように呟いたのは、
黛 結
だった。
結は、分が悪いと判断し、羽をはためかせて撤退した。
(私も、ここにいても危ないだけですね)
物陰に隠れていた
宮祀 智瑜
も撤退を決意する。
幸い、彼女達の会話は、充分に『彼ら』がやってくる時間を稼ぐことに役立った。
そのとき、ひらりと一匹の蝶がクローネの背中に舞い――刹那、スズメバチの針を持つ
屋敷野 梢
に変じた。
「クローネッ!」
「……おおっと」
クローネは反応できていた。
「危ないところだったわぁ♪」
クローネはその急襲を、ばさりと空を飛んで余裕の表情で回避した。
そして、
「お返しよぉ♪」
黒い炎を梢に向けて吐きだした。
「……っ!?」
梢は、素早く蝶に変身して、その攻撃を避ける。
だが、流石に力を得たクローネの攻撃は速い。
回避しきれず服と肌の一部が炎に焼かれ、チリリと肉の焼ける匂いが鼻腔をかすめる。
「……屋敷野!」
次いで駆けつけた
如月 庚
が「大丈夫か」と声を投げかける。
「……まったく問題ありません。こんな痛み、無残に踏みにじられていった翼獣達の痛みに比べたら……!」
梢の声に怒りが漲る。
彼女を焼いた炎は地面に着弾してなお、その勢いを絶やすことなく燃え盛り続けている。
(あの炎は面倒だな……。さっさと決着をつけねぇと……)
そう思い、庚もまたそれ以上の気遣いは無粋であると判断し、目の前のクローネに専念することにする。
「……出し惜しみはなしだ。決着をつけようぜ!」
庚は、おもむろに額の傷をなぞると、一気にクローネに肉薄し、その拳を叩きつけた。
が、やはりクローネはそれを颯爽と避けた。庚の拳が、クローネではなく、さっきまで彼女がそこにいた地面を砕く。
やはり神魂ミルクの力を得たクローネは運動能力も格段に向上しているようだ。
だが――、
「あらぁ、まるで猪ねぇ~♪ でも、そんなんじゃ私にはあたらな――」
「……避けた気になるのは、まだ早ぇ」
次の瞬間、庚は背中の翼をはためかせて、空を飛んだクローネに追いすがっている。
「おらああっ!」
「……ぎゃう!?」
裂帛の気合とともに放たれた拳がクローネにヒットする。
「……っ! ナメんじゃないわよ……!?」
クローネが空中でくるりと身体を回転させて、体勢を立て直す。
そして、お決まりの羽攻撃を放ってくる。
が、そこで、ビニール傘を手にした
サキリ・デイジーカッター
が間に割り込み、傘で羽を防ぐ。
「なぁっ……!?」
あっさりと防がれたクローネが目を見開く。
「……さすがに、もう飽きたんだよね。その手は、さ」
その瞬間、サキリはその姿を消している。
「――うん。的が大きくなった分、以前よりもやりやすくなったかもね」
刹那後、サキリは、ろっこんで空間を跳躍し、クローネの背後にて、進化能力で赤くなった刃をしっかりと構えている。
「はああっ!」
そして、気合とともに一閃。
「きゃあああああああああ……!?」
クローネの皮膚が裂け、赤い鮮血が迸る。
だが、それでは終わらない。
「まだまだ!」
サキリは、その後も、短距離間の空間跳躍を連続して繰り返し、縦横無尽にクローネを切り刻む。
「ぐ……! そんな馬鹿な……神魂ミルクの力を手に入れた私がぁ……どうしてこんな……」
クローネは愕然としつつ、嘴を開いて、黒い炎を放つ。
「させるかっ!」
それに反応したのは、
八神 修
だった。ろっこんを使い、地面の岩を砕き、それを操作して、クローネの炎を巧みに防ぎ、反撃に転じる。
「きぃいいいいいっ! どうして、どうしてよぉっ!」
クローネのヒステリックな声が響く。
そこには、いつもの高慢で、高飛車なクローネの余裕はどこにもない。
『おいおい。どうなってんだ……?』
そう呟いたのは、テオだった。
彼もまた、
桜庭 円
に連れられて、カラス山に来ていた。
「どうしたの、テオ?」
『何か変?』
円と海が、テオに訊ねる。
『どうしたも、こうしたもあるか……。今のクローネは、これまでとは比べ物にならねぇほどの力を得ているはずだ。それなのに、なんでてめーらの方がヤツを圧倒してんだよ……?』
それは、テオの目から見ても、圧倒的で、一方的な戦いであった。
決して、断じて、クローネが弱体化したわけではないのだ。
なのに、あたかもそんなふうに見えてしまうのは、いったいどうしたことか。
「うーんとね」
『それはたぶん』
次の瞬間、奇しくも、円の唇と海のスケッチブックが紡いだ言葉が、ぴったりと一致した。
「『みんなの心が一つになってるからだよ』」
その偶然の、否、必然の一致に、テオは大きく目を見開き――。
『――なるほど。そりゃアイツじゃ勝てるわけねーか』
彼にしては珍しく、素直にその言葉を認めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
動物・自然
定員
1000人
参加キャラクター数
126人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月06日
参加申し込みの期限
2017年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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