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【修了式】ラストスパートは華やかに
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二年三組
講堂から
葉利沢 倫理子
がふらりと現れた。上体を不規則に揺らしながら歩く。
横手から吹く風に身体が押される。左腕で自身を掴むようにして南校舎へと入っていった。
――どうして、校長先生の話は、いつも長いの?
倫理子は足を引き摺るようにして廊下を急ぐ。頭の揺れが激しくなり、手は窓を支えに使った。
――もう、少し。
教室が見えてきた。もつれる足で力を振り絞る。ドアに肩を押し当てて、辛うじて開けた。
よろける姿で教室に入ると、生徒達の雑談が止まった。凍り付いた時の中をもがくようにして自身の席に辿り着く。
倫理子の膝がカクンと折れた。椅子に座ると上体が前に倒れた。突っ伏した姿で身じろぎもしない。
静まり返った教室は徐々に生徒達の声で満たされていった。
――水の中にいるみたい。声が何重にもなって聞こえてくるわ。
でも、
二学期の終業式
よりは状態が良いのかも。ここは教室で、保健室ではないから……。
意識が遠くなる。森を駆け抜けるような風のさざめきと混ざり合う。
「あの、葉利沢さん? 呼ばれてるよ」
「……え、誰に?」
振り返ると後ろの席の女子が前を指差した。
「大橋先生だよ」
女子は自身の通知表を掲げて見せる。
「そんな時間に。教えてくれて、ありがとう」
前髪に少し手を遣り、席を立った。
「葉利沢さん、調子が優れない?」
「保健室にいく程ではありません」
「そうですか。その言葉を聞いて安心しました。成績維持の為に無理をしているのかと思いました。本年の締め括りに相応しい成績でしたよ」
微笑みを絶やさず、尚は通知表を手渡した。
「ありがとうございます」
倫理子は虚ろな目で一礼して席に戻る。躊躇いなく通知表を開いた。四と五が並ぶ。感情を表に出すことなく、速やかに閉じる。
――いつもと同じで何の感情も湧いて来ないわ。
変わり映えのしない……そうでもないわね。あの忌まわしい記憶のフラッシュバックの回数が明らかに減っているわ。理由はわからないけれど。
机の上に置かれた自身の手を見詰める。感触を確かめるように交互に撫でた。
――わからないことは他にもあるわ。
あの夜
から意識を失うことが多くなった。
勝手に身体が震えた。自身の二の腕に手を当てて摩る。瞬間、強く掴んだ。はっきりと痛みを覚えるくらいに食い込ませる。
――私の中に誰かいる……あなたは誰? このまま、肉に爪を立てたら引き摺り出せる?
ふっと力が抜けた。虚ろな表情で笑う。
――こんな行為に意味はないわね。あなたも、おかしいと思うよね?
突然に身を固める。愉悦と残忍を含んだ高笑いが聞こえてきた。
「……誰?」
穏やかな教室に倫理子の声だけが冷やかに流れた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
59人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月15日
参加申し込みの期限
2017年04月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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