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【星幽塔】第七階層 緑の風のラプソディ
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【焼き魚にしてやるよ!】
渦を巻く砂。巨大アリジゴクと化したジンは、どごごごごっと全てを巻き込み大回転! 冒険者たちはオアシスに点在する家々やら、ぽつんと生えているみすぼらしい木なんかにつかまってなんとか耐えておりますけれど、このままでは飲み込まれてしまいます!
「やれやれ。色んな手を使ってきやがって、面倒くせぇヤツだな……!」
その上空を優雅に飛んでおりますのが、ワイバーンのランドルにまたがった
グレッグ・グロッグ
です。
彼はのんびりとサボっているわけではありません。ふと、気づいたことがあったのです。
「しかしその割には、殺気みてぇなモンを感じねェ……このジンとかいうヤツ、はしゃぎたいだけなんじゃねぇのか」
あごを撫でつつ、グレッグはしげしげと巨大アリジゴクの中心を眺めます。
仲間たちの情報収集によると、風を操るこのジンは、もともとそれほどに悪い存在ではなかったようです。となると今は何かに操られているか、あるいは、
「酒か? 酒でも飲んでんのか、コイツ」
グレッグにはどうも、酔っぱらっているようにも見えました。
「何にしろ、殺気がねェヤツ相手はやりづれぇな……やれやれ」
ぼやきつつ、彼は愛用の矢を1本するりと取り出しますと、きゅりきゅり、きゅぽん! 矢じりを取り外して、ゴム製のものに取り替えました。
「ゴムでも当たりゃ痛ェが、後味悪くなるよりゃマシだろ」
ランドルに指示を飛ばし、アリジゴクの直上でホバリング。グレッグはゴム矢をつがえた弓を引き絞ると、その先端を真上の太陽に向け狙いを定めます。
「おらよ、目ェ覚ましな!!」
ばしゅん! 放ったゴム矢は真っすぐに天を突き、やがて重力に引かれて直下へ反転。しゅるしゅると回転しつつアリジゴクの作る渦の中心へと真っ逆さまに落下していき、
「ぶぎゃっ!!」
どっかん、ぼわん! グレッグの矢は曲射までも一発必中、見事に変身を解きました。
「よお、少しは酔いがさめたかよ?」
その後の展開はなんとも、目まぐるしいものでした。
ジンは巨大鯨に変身し、砂の中を潜り逃げ出します……けれどグレッグのワイバーンが鋭く飛翔して追いすがり、
「おーい、ここだぜ。ここ」
「よし、任せろ。動きを止める」
八神 修
がグレッグの指差した場所を中心に、魔水の光で局所的な雨を降らせて砂を絡め取り、さらにはぴしぱしと凍結させていきます。
そこへ飛びこむのは、弾丸のように宙を駆ける
プリムローズ・ブライト
! 機械の翼が空を切り、両腕の義手が支える重厚な大剣をぐわっと大上段に振り上げて、
「仕留めます!!」
気合一閃! 振り下ろします。どっかん!
「ぶぎゃっ!? こっこっこのぉ~、みんなしてボックンをいじめて~……もぉーゆるさないんだもーーーん!!」
ぷりぷりと怒りながら地団太を踏んだジンは、巨大なドラゴンに変身! すうっと息を吸い込み、吐き出したのは強烈な炎のブレス!!
冒険者たちはすかさずオアシスの廃墟に身を隠しますけれど、ドラゴンブレスの火力はすさまじく、ちりちりと空気を焦がす熱気に身動きが取れません。
「……俺が炎を反らす。攻撃を頼むぞ?」
しばしのコーチャク状態を打破したのは、冷静に仲間たちへ告げた
新田 亮
。息継ぎのタイミングを狙って、ドラゴンの真正面へ身をさらすと、
「これで、どうだッ!!」
首元のペンダントに宿した魔風の光が輝き、作り出したのは、竜巻! 風の渦が再び吐き出された炎を弾き返して、ドラゴンの鼻先を焼きました。
「ぎゃあっ、火がこっちにきたー!? あち、あち、あち……」
「今よ!」
慌てたジンを、
水上 桜
が狙います。狩人の光が輝き、クロスボウにつがえた矢がばしゅんっと放たれて、
「わぁっ!? ……あ、あれっはずれた? や、や~いヘタクソ~」
ドラゴンが上体をひねり、残念ながら矢はハズレ……と、思いきや。桜の計算どおり!
「残念! それはフェイントよ?」
にっと笑った彼女の視線は、ドラゴンの巨体の後ろへ注がれておりました。
背中へと飛びかかるのは、
桜 月
!
「ん。悪いね」
「ぶぎゃーっ!!」
ずばん!! 長剣の刃が冷たく閃いて、ドラゴンを切り裂きました。
レイリー・マクティーラ
は、体内へかっかと巡る活力を実感します。
「へえ。効くじゃねえか、この薬」
オアシスへたどり着く直前に飲み込んでおいた、
星の滴
と
CH
。どちらも星の力を回復し疲労を解消してくれる薬で、レイリーは長引きつつあるジンとの戦いにも息切れせず、パワー全開!
「っつーものの、どうするよコレ?」
ただ、今は少々、その振り上げた拳の下ろしどころに困っていたりもします。
もうやだもーん、逃げるもーん! と叫びつつジンがドラゴンの次に変身したのは、なんと、巨大な砂漠そのもの。つまり周囲の砂に紛れてしまって、どこにいるやらさっぱり分かりません!
「なるほど、考えたものだ。ここは僕の出番のようだね」
ヴェルト・レトランジェ
がそんなことを言ったもので、後ろに控える
メーベル・コルテージュ
はまたしても一抹の不安を覚えつつ、彼へと尋ねます。
「……先生。何をされるおつもりですか?」
「なに、少しばかり彼の自尊心を刺激してやるだけだよ。まぁ見ていたまえ」
無表情を装いつつ心配する執事に笑みを浮かべて、ヴェルトは煙草へ火をつけると、ぷかり紫煙をたなびかせて優雅に一服。
やがて口を開くと、声を上げました。
「ああ、可哀想に! こんな形でしか外界と関わることができないとは、同情するよ。
つまらない悪戯で他者の気を引こうとする、この慎ましく涙ぐましい努力。よほど己に自信が無いのだろうね。
面と向かって対話する度胸の無い小心、さりとて悪評には怯え旅人に施しをして満たすちっぽけな虚栄心。
ああ何とさもしく矮小な、しかし憐れむべき小物じゃあないか?
果たして我々は彼を責めるべきだろうか、いやそれは酷というものだろう。
何しろ彼は自分を虚構で塗り固め、本当の己を晒すこともできない臆病で女々しいヘタレ野郎で……」
「……むっきゃーーー!!」
つらつらと流れ出る煽りに、あっさり逆上!
ジンは巨大砂ザメへと変身してずざざざざっと砂を泳ぎ、ヴェルトを捕食せんと飛びかかります。彼はひょいっと避けましたけれど、砂ザメは追いかけながら鋭い歯をがちん、がちん!
「だまってきーてりゃ好き勝手言ってくれちゃって、許さないんだもーーーん!!」
がっちん! 哀れ、ヴェルトの頭はバターのように滑らかにかじり取られ……とは、もちろんなりません。
彼には、優秀な執事さんがおりまして。
「やあ、遅かったね?」
「申し訳ございません。先生の大胆さに、少々めまいがしておりました」
気付くとヴェルトの姿はそこになく、メーベルが彼の身体をお姫様抱っこでさっそうとかっさらい、バッチリ救出していましたので。
ざんっ、と剣呑な足音に、巨大ザメがびくりとしてゆっくり振り返りますと、
「よーう。そこにいたのかよ?」
「ぎっくん!!」
ばきばきと拳を鳴らしたレイリーが、にやーり。
「そら、焼き魚にしてやるよッ!!」
先ほどに泥を熱して固めたのと、要領は同じです。ブーツの靴裏へ魔火の力を集中させて、周囲の砂の温度をじりじりと高めて……もちろんメーベルやヴェルト、それに仲間たちはちゃんと退避済みでありました。
そんなわけで、
「……あああっちーーー!! あちっ、あちっ、やける、こげちゃうんだもんっ、あちちち……あっ」
「出てきたな。これでようやく、お前を蹴っ飛ばせるぜ!」
ざばーっと飛び出した巨大ザメめがけ、渾身のジャンプキック!!
「喰らいなッ!!」
「ぶぎゃあああ……!!」
ジンはぼわんと小太りで小さな姿へ戻り、砂の上へべしゃっ! 顔から突っ込みました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月10日
参加申し込みの期限
2017年04月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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