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寝子島高校
<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
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●寝子暦1369年4月初旬・寝子島高校の入学式……講堂(1)●
『……ま、そんな訳でぇ〜、
今浮上中の校舎が空から落っこちれば、その会場にいるあんた達生徒は全滅、
ついでに未来の時間軸にいるお仲間も、存在が抹消されて消えちゃうって趣向ね〜。
あらあら大変〜。あんた達がこれから、1年かけて体験するハズの出来事が、
ぜぇ〜んぶ、無かったことになっちゃうのぉ〜ん』
【寝子島高校:講堂】
『あ、そうそう。ちなみにこの入学式は、これが5周目のループだから〜。
あんた達は憶えてないだろうから、親切なクローネさんが教えてあげるわ。
さっ、それじゃ皆さ〜ん、この周回も元気良く行ってみよ〜! おーー!!』
頭の声でそんな無茶苦茶な話をアナウンスすると、そこでぶつりとクローネからの通信は途絶えた。一方的な話を強引に聞かされた
李 小麗
は、ぐぎぎぎ……と自分の席で歯を食い縛る。
「おのれぇ……クローネ〜!」
ここは入学したての新1年生が、少し緊張した顔を並べて座っている、講堂の1階席。桐島先生によって、自分のクラスの列に着席させられた小麗は、そこでクローネの話を聞いたのだった。
「さっきしゃおりーが見た飛ぶ校舎、あれはクローネの仕業だったのかー!」
しかも空の上からその校舎を落下させて、この講堂にぶつけるつもりなのだと言う。そんなことをされたら、今この入学式に出席している人達が、全員まとめてあの世行きだ。
「あった事を好き勝手にいじくり回して……許すまじぃ、クローネ!」
「話は分かった。事態がどれだけ切迫してるかもね」
鴻上 彰尋
も同じく自分の席でクローネの声を聞き、即座に行動を決意した者のうちの1人だ。ただ、今の話に鴻上は、どこか腑に落ちないものを感じていた。
(クローネの目的は、本当に俺たちを殺すことだけだろうか?)
例えば。何故クローネは今回、寝子島高校の入学式という、この日この場所を選んで攻撃してきたのだろう。仮に寝子高だけに限定したとしても、全校生徒が一堂に会するようなイベントは、他にも沢山あった。どうしてこの入学式を、ピンポイントで狙い撃ちにしたのかが分からない。
それとも、何かこの日この場所でなければならない理由が、別にあるのだろうか?
(……だが、その目的がどうであれ。クローネの企みを
止める為には、ここにずっと留まるわけにはいかないな)
鴻上は自分の手帳をひらくと、そこに何やら走り書きを始める……。
「また、別の過去にループしたのね……?」
そう言って
青山 絢
も周囲を見回し、今は入学式の最中なのだということを把握した。
少し前まではシーサイドタウンの駅で、おかしな音楽とひねくれたコウモリに悩まされていたはずなのに、今度はそれよりもさらに過去へと遡ってしまったらしい。
まだ身体に馴染んでいない、下ろしたての制服の感触に絢が戸惑っていると、やはり同様にきょろきょろと自分の席で、「あれっ、これ入学式……だよね?」とか言ってる女子がいることに気が付いた。絢とは同じ芸術科で、隣りのクラスの列にいる生徒だ。そして、絢よりもさらに、ぴかぴかの制服が板に付いてない。
「ねえ。もしかして、ループ……してきたんじゃ?」
人目を憚りながら、こっそり絢がそう話し掛けると、
「わわっ、じゃ、あなたも?
あたしは1年7組、
夢宮 瑠奈
だよー」
やはりループ組だった。そして、この辺りのタイミングで2人の頭にも、クローネの声が響いてきて、絢と瑠奈もまたとんでもない事態に陥っていることを把握する。
「相変わらず、癇に障る物言いね……」
絢の方は、クローネの性格はウンザリするほど分かっているので、今さらもう怒りや侮蔑といった感情は湧かない。ただ、今のクローネの説明によると、校舎の激突で生徒が全滅した後にこのループ世界を解除されてしまうと、その時点で絢や瑠奈の死亡も事実として確定し、2度とループで復活できなくなってしまうのだそうだ。
「これ以降の歴史では、私達はこの世に存在しなかったことになり、
これからこの高校で過ごす筈の1年間も、
実際には全て無かったことになってしまう……、か」
それは、ただ単に殺されるよりも酷いことのように、絢には思えた。この日、この場所に座っていた当時の絢にとっては未来だけど、今の絢にとってのこの1年間は、確かに過ごした思い出の過去だ。
その過去と未来を、同時に奪われる。
「あの時のあたしは、何も知らなかった」
絢に聞かせるともなしに、今度はぽつりとそう瑠奈が言う。あの時、とはこの入学式のことだろう。
「知らない先生に知らない先輩に、まだ知らないお友達。
新しい世界への扉
を開けて、
新しく始まる高校生活にワクワクして、
これからの未来に希望を持ってたの」
(それが、あの時のあたし)
「だからあたしは、あの時のあたしのためにも。
この続きを続けたいと思っているの」
そう言って、瑠奈はぴょこんと立ち上がる。
「だから、行ってくるね」
「そう。行ってらっしゃい」
どこに行くかなどと、絢は問わない。彼女は為すべきことをしに行くのだろう。席を離れて身をかがめて、そっと出口の方へと向かう瑠奈を見送りながら、絢もまた、自分に何ができるかを考えてみる。とりあえず、今自分にできるのは実況だ。
「あ、夢宮さんが段差に躓いたわ……
2階席の海原生徒会長に見つかったわね。
注意されてる……
あ、吉田先生も走ってきたわ。
あっさり捕まって、お説教されてる……」
夢宮瑠奈、講堂からの脱出に失敗し→アウト。
「いったい何を考えとるんだ、入学式をエスケープするとは! このバカタコがー!」
「わわっ、ごめんなさいごめんなさいっ。くま先生……じゃなかった、吉田先生!」
生活指導の鬼教師、
吉田先生
にさっそく捕まった瑠奈は、必死に弁明を試みる。
「でもでも、とっても大切な用事があって!」
「お前は新入生だろ! 入学式以上に大切な用事などあるものかっ、このバカタコが!」
「そっ、そんな〜!」
だめだ。全然聞く耳を持ってもらえない。涙目の瑠奈が、棒立ちでガミガミ先生に怒られていると、その視界の向こうに、すたすた歩いていく人影が見えた。
「ええ、はい、はい、ですからその件につきましてはですね、
弊社の担当者とも相談をしました上で改めてまたお返事を……」
「あれっ、鴻上君だ」
あれは
鴻上 彰尋
だ。携帯電話を片耳に挟みながら、鴻上が何だかせわしない足取りで、講堂の出口の方へと向かっている。ところがクマはちらりとそちらを一瞥しただけで、全くのノーリアクションだ。
「えっ? えっ? どうして鴻上君はスルーなの?
あたしと同じ、1年生なのにぃ!」
瑠奈の訴えに、きょとんとクマが不思議そうな顔をする。
「何を言っとるんだ、お前は。あれは……生徒の父兄だろうが」
「ええーーーーーーっ!」
鴻上のろっこん、【Actor of Other Mind】。台詞の読み上げが続く限り、周囲の人々に自分を「他人」だと認識させる能力だ。さっき鴻上が手帳に書いていたのは、この数分の演技のための、即興劇台本だったのだ。
鴻上彰尋、衆人環視の中、ろっこんを効果的に使って講堂からの脱出に成功!
(うぅ……ど、どうしよー!)
一方で瑠奈はあいかわらず、がっちりクマに捕まったままだ。けれども、天は彼女を見放さない。そこに瑠奈の2人のお友達、
雨崎 荒太郎
と
雨寺 凛
がやって来た。
「あわわトイレ行っていいすか先生?
実は頻尿
なんで……ああ漏れちゃう!」
と膝をX字にして訴える雨崎に続いて、
「せ、先生、すみません、私も急に身体の調子が……
ほ、保健室に行きたいんです……」
と凛もお腹を押さえて、迫真の演技で訴える。「ウン? 2人ともか?」と、多少訝しげな顔をする吉田先生。けれども、クマは鬼教師ではあるけど、本物のオニじゃない。
「分かった、行っていいぞ」
とそう言いかけた時、また瑠奈の2人の友人、
恵御納 夏朝
と
風雲児 轟
がやって来た。
「お腹痛い……トイレ……!」
「俺もトイレだぜ! しかもでかい方だぜ!」
「待て待て。待たんかコラ、お前たち。ストップ! 全員ストップ!」
エスケープの理由がかぶってしまった。エー!と止められた4人が騒ぎ出し、さらにそこに
優木 遥斗
がやって来る。有無を言わせぬ毅然とした厳しい表情でクマにひと言、
「お腹が痛いので、トイレに行かせてください」
「お前もか!」
当然止められた。
「いやいや、マジなんだって! 俺はでかい方なんだって!
記念すべき日がとんでもねえ事になるのはまずいでしょ!」
とクマにすがり付いて訴える風雲児の隣りで、凛も「あいたたた……」とゴロゴロお腹が鳴ってる音を、ろっこん【サディスティック・フェイク・ショウ】で再現したり。
(うぅ……正直この音を口から出すのもどうかと思うけど、
背に腹は変えられない……で、でも恥ずかしいよー!)
そして最後にクマの所に、
椿 美咲紀
と
八神 修
の2人もやって来た。
「シュー君の体調が悪くなっちゃったのです! 私は付き添いなのです」
「うっ……急に眩暈が。だが体力無かった入学時の頃の俺なら当然だな」
「いえいえ、先生のお手は煩わせませんっ。保健室の場所は知ってますから!」
「すまない、有難う。恩に着るよ、美咲紀。
ただ、あおいに心配を掛けてしまったことだけが、心残りだ……」
「いい加減にせんか、このバカタコどもがー! 嘘をつけ!
そんなに急に何人も、体調が悪くなったりするものか!
全員、そこに座れいっ! この熊吉が今から、
お前らのその腐った性根を叩き直してくれるわっ!」
「「えーーーーーーーーーーーーーっ!?」」
講堂からの脱出を試みた瑠奈と雨崎と凛と夏朝と風雲児と優木と美咲紀と八神の8名、クマに捕まりアウト。
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<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
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3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月11日
参加申し込みの期限
2017年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月18日 11時00分
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