this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
年の差を埋めることができたら何かが変わると思ってた。
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
16
つぎへ >>
倉前 七瀬
もまた、駅前でブラブラとして休日を過ごしていた。
ニットのカーディガンに、綺麗めの綿パン。いつもの彼らしいスタイルで、紙パックのお茶を片手に歩いていると前方から見知った顔が近づいてきた。
「あれは、春彦か……」
ブラウンのライダースジャケットを品よく着こなした
楢木 春彦
は、そこに立っている分には絵になった。
通りすがりの人間は、とてもネクタイもまともに結べない人間とは思わないだろう。
見る限り、何か用事があるようには見えなかった。
食欲旺盛な彼だ。もしかすると何かしら食べ物を強請られるかもしれない。
なんてぼんやりと考えながら、お茶をストローで吸い上げた。
その瞬間、春彦と目が合い、彼は「お、先輩」と言わんばかりに目を輝かせた。
けれど七瀬が声を掛けられることもなく、だからといって彼に声を掛ける暇もなく。
(……目の前におったはずの春彦が視界から消えてしまいました)
不思議に思って七瀬は辺りを見渡したが、春彦らしい人影はどこにもない。
そんな折に足元から聞こえてきたのが「だぁ……っ」という赤ん坊の泣き声だった、
春彦は自分では「誰かー!」と叫んだつもりだった。
その後は、助けてくれとでも縋るつもりだった。
なにせ、突然地面に吸い寄せられるように体が落ちていき、体が重くなり、布に覆われて何も見えなくなってしまったのだから。
訳も分からないうちに放った第一声が「だぁ……っ」。
どう聞いたって赤ん坊の泣き声。
困惑は深まるばかりで、どうにか現状を打破しようと上下左右を見渡し――見渡して下を向いた時、目の前に飛び込んできたのはぽっこりとしたお腹とその下で揺れるナニカだった。
(はっ?)
裸。それも何故か色々昨日までと違う気がする。
恐怖にかられて、春彦はとにかく手足をばたつかせた。そして偶然布の隙間から頭がひょっこり出た瞬間、アンバランスに春彦の体は浮かび上がった。
絶叫マシン並のスピードで景色は代わり、終着地点にいたのは不思議そうな表情を浮かべる大人の男性だった。
(どっかで見たような気すんだケド誰だ)
「はて、なぜにこんなところに赤ちゃんがおるのでしょうか」
マイペースなその口調と声に、春彦は聞き覚えがあった。
(この話し方、雰囲気ナンか倉前先輩に似て……)
けれど目の前にいる彼は、春彦が知っている「倉前先輩」よりも更に大人で、恐らく三十半ばといったところだろう。
髪は肩に掛かるほど伸びていて、けれど高校生の「倉前先輩」よりも節々が骨っぽく体に厚みもあるような気がした。……それは春彦の体が小さいからかもしれないが。
「それにどこかで見たような……」
向こうも既視感があるらしい。
(ってことはやっぱり本人か!? つーコトはコレ神魂だなっ!? ふーざーけーんなぁぁぁ!!
……ああでも、今はとにかく倉前先輩と意思疎通だ)
春彦は必死に身振り手振り、ついでに叩いてもみたが、全く伝わらない。
「ばぶー! だー、あぶ、ぶぶぶ、あうーあ゛あ゛ー! 」
バブバブ言っても伝わらない。
絶望の淵に叩き落された春彦は、おんぎゃーおんぎゃー泣き始めた。
対して七瀬はと言うと春彦を高い高いしてあやそうとするが、その手も中途半端なところで止まる。
「……もしかして、春彦ですか?」
どこで気が付いたのか、春彦にはさっぱりわからなかった。
けれど気が付いてくれただけで、春彦はピタリと泣き止んだのだった。
(あれ、でもコレって……俺ってコト以外全く伝わらないんじゃねェか!?)
苦難は続く。
泣きじゃくる赤ん坊というのは、どうにも扱いに困る。
けれど
倉前 七瀬
は慌てず騒がず、一つ一つできることを試していた。
いないいないばぁの手抜き版の変顔(を本人はしているつもり)には何の反応もなく、高い高いをしようとしたその時、七瀬はふと気が付いた。
色素の薄い髪。オリーブの瞳。何より赤ん坊らしからぬピアス。やはり見覚えがあった。
こういう不思議な出来事には覚えがある。七瀬は赤ん坊と目線を合わせ尋ねてみた。
「もしかして、春彦ですか?」
するとその赤ん坊はピタリと泣き止み「あいー」と言った。
「……なるほど、神魂の影響というやつですね。
しかしどうしましょうか、このまま春彦を放っておくわけにもいかんですよね」
(うーん、バブバブとしか聞こえんので春彦の言いよることがいっちょんわからんです。
とりあえず抱きかかえてっと……)
「おお!? また急に泣き出してどうしたとですか?」
七瀬が春彦を縦抱きに抱き直した途端、春彦は堰を切ったように泣き始めた。
「……あ、お腹がすいとーとでしょうか?」
見たところ春彦は既に歩けそうな雰囲気の赤ん坊だった。
ならば、離乳食も始まっている。つまりパンか何かでも食べられるはずだ。
そう判断した七瀬は特別慌てるわけでもなくマイペースに食べ物を探し始めた。
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
16
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
年の差を埋めることができたら何かが変わると思ってた。
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月09日
参加申し込みの期限
2017年04月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!