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年の差を埋めることができたら何かが変わると思ってた。
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八神 修
は駅ビルmiao内の本屋でこの奇妙な体験をすることになる。
視点が突然低くなったかと思うと、持っていた本が急に重たく感じられ、落としてしまう。
パン。そこそこ静かな本屋に響く落下音。自然と周囲の視線は修に集まり、その中の一人がはてと首を傾げた。
「あれ、なんか……」
修とて違和感には気が付いている。放っておけば大事になる予感は十分にあった。
修は本を本棚に戻してから、明後日の方向を向くとそこを指差し腹一杯に空気を吸い込んだ。
「あー!!」
周囲の視線が、修の指差す先へ移動する。その瞬間、修は脱兎のごとくその場から逃げ出した。
――つもりだったが思いのほか足は重く、その上ブカブカの服が手足に絡み思ったように動いてくれない。手荷物のカバンも大きいためにバランスを崩してしまった。
それでもやっとの思いで近くのトイレに逃げ込むと、修はさっそく鏡の前で己の姿を確認した。
映っていたのは、よくて小学校高学年くらいの男の子だった。
「……やはり」
ふとこぼれ落ちた声も、覚えのある自分のものより随分と高く幼かった。
神魂の異常ならいずれ治ると考える。もしそうでないなら――それを今考えたところで仕方がない。
そうして第一の問題として考えるのは、彼もまた服だった。
「とりあえず……」
腕をまくり、裾をまくり、ベルトを締め直す。
ファッションというにはまだ強引な仕上がりだったが、先程のように体に絡みついて運動を妨げるということはもうなかった。
そうしたところで修は、miao内の子供服売り場に向かい、上下一式を改めて買い直したのだった。
「お洋服汚しちゃったから買いに来たんだ。だから服を買ったらそのまま着ていきたいんだけど」
「うん、じゃあ今着ているのは袋に入れておけばいいかな?」
「うん。お姉さん、ありがとう」
子供らしさを意識しながら店員に声を掛け、適当に服を見繕っていく。
青いカッターシャツに、紺色のジャケット。グレーのハーフパンツ……と、そのままでは入学式になってしまうので、靴はキレイ目のスニーカー。
それを「子どもらしく」現金で購入すると、値札を切ってもらってから試着室で着替えた。
最後に伊達メガネを買い足して……気分は謎の組織に追われる探偵だった。
けれど、修は誰にも追われてはいない。
ならばとりあえずやるべきことは――
(この状態を楽しみたい……!)
まずはレストランに向かい、大人では頼めない「お子様ランチ」を頼む。
店員に保護者について聞かれると、「お母さんの買い物って長くてさ。お腹すいたーって言ったら、先に御飯を食べてなさい、だってさ」ともっともらしいことを言って誤魔化した。
まあるく盛り付けられた御飯の上には可愛い旗。
ハンバーグと唐揚げとフライドポテトとミニトマト。
そのよくあるお子様ランチを、修は一口一口大事に味わって食べていった。
(……一度食べたいと思ってたんだ。まさかこんな堂々と食べられる日が来るなんてな)
腹ごしらえが終わったら、フードコートに併設されている子どもが遊ぶコーナーに向かった。
見ず知らずの子ども達とも自由気ままに遊んで回る。
満足したところで修はmiaoを後にし、雨が降っていたので駅前でタクシーを捕まえたのだった。
「寝子島高校の星ヶ丘寮のエントランスまで」
そう言うとタクシーの運転手は不思議そうな顔をした。それもそのはず、修は今小学生なのだから。
慌てて「兄に届け物があるんです」と愛想笑いを浮かべると、運転手はチラリと修の手荷物を見てようやく安心したように笑みを浮かべた。
「はい。じゃ、シートベルト締めてくれるかな?」
「はーい!」
タクシーが動き出すと、どっと疲れが押し寄せてくる。
数年前の体にはここ一年の頑張りはどうにもきかないらしい。
修は苦笑しながら、心地よい車の揺れに身を委ねた。
それからしばらくして、何度めかの信号で止まったときのことだった。
不意に窓の外を見ると、そこには一組のカップルがいた。
男性は女性の腕をがっしりと掴んでいたが、明らかに女性の方は嫌がっていた。
「ごめんなさい、ここで降ります――お釣りはいりません」
修は一万円札を一枚残し、急いでタクシーを飛び降りた。
「ここで帰るなんて、そりゃないよ。後カラオケくらい行こ? ね?」
「お茶だけって言ってたから、付き合ったの。後とかないから」
絵に描いたようなナンパ男だった。女性の黒いレースのワンピースがひらりと風に揺れる。
修と女性の目がパチリと合う。修はにっこり微笑んでから、大きく息を吸い込んだ。
「お姉ちゃん、やっと見つけた!」
「え?」
女性は驚き、目を見開く。男性もまた、気まずそうに振り返った。
「早くしないと、お母さんに叱られちゃうよ。ほら、早く!」
こういうものは勢いだ。修はひったくるように、男性から女性の腕を奪い取り、曲がり角目掛けて走り出した。
「うん、そうだったね。『アキラ』。っと、そういうわけだから。さよなら!」
アキラって誰だろう。案外ノリがいい人だ。内心クスリと笑いながら、修は彼女と二人角を曲がる。
「えへ、助けてくれてありがとう」
「いえ、お気になさらず」
「あたし、瀬莉。君は?」
「……アキラでいいよ?」
修がそう言って口角を上げると、その女性は一瞬キョトンとしてから臆面もなく笑い転げた。
その後、彼女と別れて修は無事に帰宅した。
しかしそこで彼を待ち受けていたのは「お前は誰だ!」と警戒するペット達だった……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月09日
参加申し込みの期限
2017年04月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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