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もう何度目だろうか。
鵙海 甫
は
千堂 結
の部屋に上がりこんでいた。
外へ遊びに行こうかと言っていた矢先、突然の雨に降られ、結局やってきたのは彼女の自宅。
彼女らしい部屋は、とても落ち着く反面、どうしたって落ち着かない。
「飲み物何がいいかな?」
「あ、別になんでもいいよ」
「うーんじゃあ、アイスコーヒーでいいかな?」
テーブルを挟んで向かい合い、他愛のない話を重ねる。
「はい。ブラックでよかった?」
「ああ、ありがと」
「これだけじゃ寂しいし……何かおやつでも作ろうか」
「お、サンキュー!」
甫の目の前に置かれたのは真っ黒のアイスコーヒー。一方結が飲むのは、ミルクたっぷりのカフェオレだ。
結は甫のように腰掛けることなく、さっそく何を作ろうかと冷蔵庫を物色し始めた。
甫はその後ろ姿をぼんやりと眺めていた。
彼女が履いているのは
いつだったか一緒に見て買ったミニ丈のチュールスカート
。
(やっぱ、似合ってるな……)
そうして眺めているうちに、雨の湿気で膝の裏にスカートが張り付いているのに気が付いて、甫は慌てて視線を逸らす。
「急な雨で……びっくりしたよね。朝は、あんなにいいお天気だったのに」
「あ、ああ。傘持ってなかったから焦ったよ」
(千堂とお喋りしてるとさ、なんか直ぐに喉が渇くんだよな……)
彼女の話に相槌をうちながら、甫はストローでコーヒーをちびちび飲んでいた。
ところが唐突に彼女が甫を振り返り目が合った。濡れて張り付いているのは、スカートばかりではなかった。
甫は思わずコーヒーを一気に吸い上げる。
その瞬間結の体の線がみるみる細くなっていき、彼女の薄い肩から黄色いカーディガンがすとんとすべり落ちる。
ストローでコーヒー吸ってから瞬き3回。今までの会話の内容が全て甫の中から吹き飛んだ。
「小さっ! ええっ? 千堂? えええっ?!」
「あ、え、えええ……!?」
(また、おかしなことが起きた! こういうの何回目だよ!)
「は、はじ、甫くん…甫くん? だよね? 私、いまどうなってる……?」
そう言われてハッとした甫はすぐさま洗面所へ向かう。
(……大人になってる?)
二十代前半といったところだろう。いくらか体がガッシリと変化していて、顔立ちも大人びている。
ただし、服はちっともきつくない。
(ああ畜生、背が伸びてねえじゃん!)
拳を握りしめ、うなだれ、ひとしきり絶望したところで甫はチラリと結の方を盗み見る。
肌に張り付いていたブラウスは肩から滑り落ちていて、ミニ丈のスカートは膝下丈まで変化している。
彼女は甫とは逆に小学校高学年くらいまで体が小さくなってしまっていた。
「え、ええっ、ええー!! わ、ああ、どうしよう……!!」
結は胸元が見えないように服を掻き抱き、その腕に顔を埋めるように俯く。
なんとなく程度、大人に変化した甫より、急に子どもに戻ってしまった結の方が明らかに戸惑いは大きかった。
混乱する彼女と裏腹に、甫は徐々に冷静さを取り戻していた。それに拍車をかけるように親指と人差し指で思い切り自分の頬をつねる。
(落ちつけ、俺。理解できないことは置いとけ。出来ることから手をつけようぜ)
深呼吸は1回。甫は自分が着ているカーディガンを結の肩にかけた。
「とりあえず、なんか着れそうなもん探してみようぜ」
「う、うん……」
そうして結は胸元が安全な服に着替えた。
(えっと、じゃあ次は……)
「は、甫くん……その、しばらく一緒にいてくれない……かなあ……?」
幼い結が甫のTシャツの裾を掴み、上目遣いにそう言った。
黄色い瞳は心なしか潤んでいて、不安げに揺れている。
また思考が吹き飛んだ。
「お、お、おう……」
どうにかこうにか返事をしながらも、甫は彼女を真正面から見つめ返すことができない。
ちょっと服がダボッとしてるのがイイとか、ただでさえ華奢なのに小さい時はもっとヤバいとか、そんなピンクな感情が甫の脳裏を飛び交う。
相手は幼女。全然意識なんてする必要ない。言い聞かせる。言い聞かせるも、小さくなった結は凶悪なほど可愛かった。
(……ヤバい、とにかく思考をもとに戻そう。
さっきまで何してたっけ。そうだ、おやつ作ってもらうんだった。
うん、小さい子がお腹を空かせたら可哀そうだよな。俺が代わりにやってやろう)
「千堂」
強引に思考の方向を捻じ曲げ、甫は結に声を掛けた。
ところが結は甫にしがみついているばかりで、まるで反応はない。
「千堂?」
「……あ、ごめんね。ちょっとぼーっとしてた…!」
普段とは違う、俯瞰視点から見る小動物のような彼女の動きはひどく男心をくすぐる。
(く、平常心、平常心)
「腹減ったろ? 待ってろよ、何か作ってやるから」
「わ、ああ、ありがと……! えへへ、なんだか嬉しいなあ」
幼くなったせいか、いつもよりも感情表現が大きいように見える。
そんな結を心から愛おしく思い、甫は彼女の頭をそっと撫でた。
(んー、何か子供もよろこびそうなやつ……あ。そうだ)
「千堂、冷蔵庫開けてもいいか?」
「うん。……ちょっと散らかってるけど」
「ありがと。ってこんなの散らかってるうちに入らねーし」
(ええっと、果物、果物は……あ、あった)
目に付いたのはりんごとみかんの缶詰。おあつらえ向きに生クリームもある。
甫が目を付けたのは、パンケーキだ。
ホットケーキミックスがあれば簡単に作れるし、子どもも女子も好きなものだ。
だが、念のためとスマホでレシピを調べてみると――甫は閉口した。
生クリーム:200mL
砂糖:10~30g(お好みで調整)
「ええ~、10~30って何だよ! 3倍違ったらもう別の食べ物じゃね?」
(千堂が作るのはどんなだったっけなあ……)
不満を漏らしながらも、甫は今までの記憶を探って味見しながら挑戦することにした。
「甫くん、あのね、小麦粉は生で食べるとあんまりよくないから……」
「お、そうだっけ」
なんだかんだ結は甫について回っているので、手伝ってもらいながら一緒にパンケーキを作るのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月09日
参加申し込みの期限
2017年04月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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