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「逆巻からだ」
携帯の着信を確認したのは
御剣 刀
である。彼も天野と同じく寝子島タブレットの取材の手伝いとして九夜山に居た。
彼の同行者として小動物のような可愛さを持った筆談少女の
小山内 海
と、ゴシックロリータに身を包んだ
桜庭 円
の2人がいた。言わば両手に花である。
「こっちは浮いているのを含めて4、5人。とテオ。テオからは何の手がかりも得られなかった、という収穫はあったよ。ひとまず状況の把握と連絡、連携を優先している。そちらは?」
携帯越しに天野が状況報告と質問をする。
「ああ。こっちは3人。俺と小山内と桜庭。現在、水口さんを探しながら九夜山の空を移動してる。ああ……移動方法か? それはだな……」
移動手段を訊ねられて刀は説明に少しだけ時間を取られる。何故ならば、ものすごい状態で3人は九夜山の空を移動していたからだ。
刀はミニスカートの海を胸元に抱き抱え、背中には円がしがみ付いている。海が空間に筆を走らせることでろっこん『アクセラレイトライン』を発動させ、その軌跡に沿って3人は加速しながら移動をしていた。
物理的にも両手に花……というか前門の小動物系ロリ少女、後門のゴスロリ僕っ子である。
「……君はやはりむっつりだね」
天野が刀の状態に対して煽る。
「むっつりいうな」
と、刀は渋い顔をしながらツッコミを入れる。
「互いに動きがあったら連絡をよろしくね。こっちはもうしばらく九夜山にいるかもしれない他の誰かと連絡つかないか試すよ」
天野は淡々と告げた。
「わかった。また後で」
刀は通話を終了し、片手で抱いていた海をしっかりと両手で抱きしめなおす。
「天野君なんだってー?」
彼の背中から顔を出すようにして円が問いかける。
「テオは何も教えてくれなかったらしい。後は状況の把握と九夜山に他にいるかもしれない面子との連絡が取りたいみたいだった」
と、刀は答える。
「九夜山全体がどうなってるかなんてわかんないもんねー。かといって高度を上げるというのも海ちゃんが大変だしー」
円は数メートルはある木々よりも高い位置から空と九夜山の地面を見比べつつそんなことを言う。
短い線を小刻みに描きながら海は一定の高度を維持するように刀を加速させていく。刀を加速させることで接触している海と円も連動して加速していく。九夜山を覆っている浮遊状態は無重力に似た状態とはいえ、空気抵抗が存在する。その結果、発生した慣性は消滅してしまう故に海は何度も何度もろっこんを発動させなければならなかった。
「小山内のろっこんの負荷が大きいようであればそのときは何とかするさ」
ろっこんの操作に必死な海の姿に小動物を連想し、思わず刀は海の頭を撫でてしまう。それに呼応するように海は開いた腕でぎゅっと身を寄せる。普段ならばスケッチブックで筆談をするのだが、この状態では動作と目線以外では海は意思表現ができなかった。
(2人とも仲いーなー)
円は鈍感にそんな2人を微笑ましく見守る。
「んー。一番気になるのはあの鳴き声。鴉じゃないと思う」
ふと思い出したように円が口を開く。
「鴉じゃないな」
刀が短く答え、海も小さく頷く。
「そして泥の匂い、水生生物? んー、あの鳴き声ってどこかで聞いたことあるような……鯰? うぅん?」
首を傾げながら円は思考する。
「鯰は白身で淡白だと聞いたことはあるが、原因は大鯰なのか?」
と、刀。
「美味しいのかなー? じゃなくてー……僕としてはどうしてもあの鳴き声の主が気になるんだー。ねー、砂掛谷と三夜湖に行ってみない?」
雑談を交えながらも円の意見に刀も海も賛成を示し、3人は一路砂掛谷へと向かった。
同様に天野から連絡を受けたのは金髪碧眼の男子生徒、
桜井 ラッセル
。彼もまた寝子島タブレットの手伝いで九夜山に来ていた1人であった。
「山ごと浮かぶなんてありかよ……神魂が宿った何かのせいなのか、鴉のせいなのかわかんねーな」
と、天野といくつか情報を交換し通話を終了する。
浮遊状態のまま、続けて彼は水口記者に電話をかける。ワンコール、ツーコール……コール音だけが空しく続く。
「……出ねぇ」
諦めて彼は発信を取り止める。
「『要石』と『洞窟』が怪しいと思うんだが、水口記者がいないと話にならないな。何よりもまずは移動方法の確立か」
そう呟いて彼は金色の鍵を握り締めて、ろっこん『黄色いピヨコ』を発動させる。
ラッセルは浮遊状態でカナリアと化す。
羽をばたつかせてもうまく空気を掴むことができず、滑空しようにも重力がない為に揚力をうまく得ることができない。
「ピイ……ピヨ(やっぱだめか……)」
と、カナリアのままラッセルは自身のろっこんが使えないことを確認する。
近くにラッセルのように溺れている鳥がいたのでそちらへと彼はカナリアのまま泳いで向かった。
そんな彼を追いかける姿が2つあることにラッセルはまだ気づかない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月24日
参加申し込みの期限
2013年05月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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