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軽やかな音に、
ロベルト・エメリヤノフ
は特に何も考えずにスマホを取り出した。
「志波からだ。光くんが外出するそうだ」
「危険じゃありませんかね」
後ろからついてきた
優木 遥斗
が、心配そうに言った。
「まあ、志波とかいるから大丈夫だろ……。それより、こっちはこっちでやることあるし」
「柘榴ですね」
ポケットにスマホを突っ込んだロベルトは、うん、と頷いた。
「正体がよく分からないだけに、不気味ではありますが……」
ロベルトは武道から、光と琥珀のこと、そしてリリーのことを聞いている。その上で柘榴の発言を考えると、彼も琥珀やリリーと同じ世界から来た、と想像できる。
またリリーを馬鹿にした様子から、彼女の敵である可能性が高い。つまり、柘榴と琥珀は仲間だ。
もっとも、想像がつくのはここまでだ。彼らの正体までは分からない。もれいびでないなら、ほしびとだろうか?
柘榴の火を操る能力は、危険である――だが、まずは対話してみることだ、と遥斗は考えていた。
一方のロベルトはといえば、無論、柘榴の危険性は承知していたが、それ以上に会いたくてならなかった。目を閉じれば、名前に相応しい宝石のような美しさをすぐに思い出せるほどだ。
「植物が嫌いとか言ってましたし、植物園辺りを探してみますか?」
「いやあ、それはどうだろ」
再び、ロベルトはスマホを取り出した。
「確かに植物が多すぎて気に入らないとは言ってたけど、目的はそれか?」
「いや、目的は『大将』を探すことでしょう」
ロベルトは遥斗にスマホの画面を見せた。SNSにちょっとした火事の情報がずらりと並んでいる。
「検索の仕方次第でもっと出てくるかもしれないけど」
弁当屋、コンビニ、公園の木――これは悪質だ――、最も大きいのはバイクだ。夜間、信号のない道路を横断しようとした少年を怒鳴りつけたら、いきなり炎に襲われたという証言がある。死人が出なかったのは幸いだ。
「これは……柘榴ですかね」
「あの性格だと可能性高そう」
「でも、意外と食べ物屋が多いですね」
「全部が全部、柘榴の仕業ってわけじゃないだろうけど、彼が現れる前と後では明らかに今の方がこの手の情報が多い。パッと見だけど」
「食事のために、火をつけている……? お金がないんでしょうか?」
「もう一つ。彼らもちゃんと腹は減る」
それは光を見ていれば分かることだが、大事な情報でもあった。少なくとも、光も柘榴も、生き物であるという点だ。
「でまあ、これ見ていくと、段々、旧市街に向かっているようなんだ」
光が住んでいるのは、旧市街である。確実に、近付いている。ただし、真っ直ぐではない。それが柘榴の性格ゆえなのか、正確な居場所が分からないためなのか、そこまでは判断できない。
「というわけで、旧市街に行ってみようと思うけど、どう?」
「了解です」
ボヤ騒ぎの記事に食べ物屋が多いことから、二人は旧市街の商店街を目指すことにした。火事はともかく――起きれば、騒ぎになるだろうから――、赤毛の美少年ともなれば目撃情報が多いと考えたが、よくよく考えたらロベルトも赤毛だし、人によっては美少年と思うだろう。
現に「赤毛の美少年を見かけなかったか?」と通りがかりの少女に尋ねたら、指を差されて逆ナンされてしまった。
そんなこんなで一向に柘榴を見つけられないまま、一時間が過ぎた頃、誰かが「あ」と声を上げた。
遥斗とロベルトが振り返ると、目の前に何者かが降り立った。――そう、上からひらり、と。
「よっ」
にこやかに挨拶したのは、誰あろう、柘榴だったのである。
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担当ゲームマスター
泉 楽
前回シナリオ
迷子の少年とボヤ騒ぎ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月14日
参加申し込みの期限
2017年03月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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