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寝子島高校
【卒業式】春爛漫。寝子島高校の卒業風景
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【花びらパレード】
式が無事に(?)終わったところで、卒業生たちは最後に、学校の敷地内をぐるりとパレードすることになっています。
風に踊る桜の花びらが、彼らをふわりと包み込みます……けれど、それだけではありません。
彼らは見上げます。空を。花びらとともに舞い散る、無数の紙吹雪を!
校舎の屋上には、たくさんの在校生たちの姿がありました。
「先輩たちの行く先でも……可愛い猫さんや動物さんたちに、癒されますように!」
恵御納 夏朝
は紙吹雪に、桜の花びら型やいろんなポーズの猫の形を切り抜いて混ぜました。
眼下を覗くと、卒業生たちがその1枚をキャッチして、可愛らしい猫型に気づいたらしく、きゃっきゃと喜んでいたりします。
(……先輩たちがいなくなるのは、寂しいけど……)
うっかりすると、泣いてしまいそう。たくさんの思い出は巡り巡って、夏朝の胸の中をあたたかく灯しています。
それは決して、失われてしまうことは無いけれど。
(ちゃんと……お見送り、してあげなくちゃっ……!)
やっぱり、寂しい。夏朝は、すん、と小さく鼻を鳴らしました。
「先輩たちには喜んでもらえてるみたいだね、良かった。よし、まだまだ切りまくるよ!」
サキリ・デイジーカッター
はふわりと笑い、両手に構えたハサミを、しゅば! しゅばばばば!
実は彼、こうして屋上から撒くための紙吹雪を、昨夜から得意の刃物を振るって切って切って切りまくり、そのまま徹夜をしてしまったりもしまして。
「紙吹雪シュレッダーなるものもあるらしいけど、あれは形が悪くて上手く舞わないらしいからね。やっぱり人の手で切らないと」
彼の作った紙吹雪には三角形と四角形のものがちょうど半々に混ざっていて、確かに良く風に乗りました。高速に、かつ美しく、これぞまさしく職人芸!
まるで、春の雪のよう。紙吹雪が散っていくのを満足そうに眺めつつ、
「ああ、作りすぎて腕がパンパンだ。でも……」
「ええ、みんな嬉しそうな顔してくれてるわ。ありがとう♪」
早坂 恩
がそう言うと、サキリは微笑みながらも、眠気からふわぁっと飛び出たあくびをかみ殺しました。
「ふふ。私も本当なら、みんなと一緒に卒業してたはずだったんだけど……」
恩の目元は、少しだけ赤くなっています。先ほどの式で、大いにもらい泣きをしてしまったのです。
病気で1年ほど留年してしまったのは、恩自身に責任があるわけでもなく、どうしても悔しい思いはありました。中庭をパレードする卒業生たちのこぼす涙は、彼にとってまったく他人事ではないのです。
けれど。
「っと、いけないいけない。式では少ししんみりしちゃったけど、ここからは元気にいかなくっちゃ!」
だからこそ、同い年の先輩たちの晴れ舞台をしっかりとお祝いして、見送りたい! そんな気持ちには、人一倍強いものがあるのでした。
サキリが用意した紙吹雪はあんまりにも大量なもので、夏朝や恩を含めても、到底撒き切れるものでは無かったりします。そこで恩は手当たり次第に声をかけて、人員をかき集めました。
彼の求めに応じる形で、あるいは自ら申し出て、屋上には多くの在校生たちが顔を揃えています。先ほど送辞を読み上げた
志波 武道
に、暇そうにしていた
野菜原 ユウ
や
詠 寛美
。
鷹取 洋二
や
鳴鏡院 総悟
、
串田 美弥子
に、
「もちろん、私がいればこれからも寝子島高校は安泰よ。だから、安心して卒業していってちょうだいね」
(自称)寝子高のアイドル、
剣崎 エレナ
の姿も。
「尚輝先生。一緒に撒きましょう……?」
「こうでしょうか。よいしょ」
御巫 時子
は、
五十嵐 尚輝
先生を誘っての参加です。お世話になった先輩たちのためにと、時子は尚輝先生と一緒に紙吹雪の山からひと抱えをすくい上げ、ぶわぁっ……! ひと息に撒くと、風は瞬く間にそれらを卒業生たちのもとへと届け、
「卒業生の皆さま……おめでとうございます……」
時子の抱く感謝の想いをも、余さず伝えてくれたことでしょう。
「……あら」
見ると、紙吹雪は屋上だけでなく、校舎の下の階からも撒かれているようです。
3階の図書室では、
綾辻 綾花
や
早川 珪
先生たちが、同じように卒業生をお見送り。窓には綾花たちが前日に準備しておいた、『ご卒業おめでとうございます』の文字が張り付けられています。
「日野先輩や、図書委員の先輩方も……喜んでもらえるでしょうか」
「大丈夫。みんなにも、気持ちは伝わってるはずさ。ちゃあんとね」
綾花は眼下に元図書委員長や、一緒に活動してきた先輩たちの姿を見つめ、少し潤んだ瞳で手を振ります。
向こうでは、吹き抜けるとても心地良い風が、桜並木をゆらゆらと揺らしているのが見えました。
御剣 刀
はどちらかというと、ドライなほうかもしれません。
(ま、今生の別れってわけでもないし。正直、そこまでどうこうと思うこともないんだよな……ってのは、冷たいかね)
なんて、少し自嘲も交えつつ。
要するに彼、湿っぽいのはニガテなのです。
「よっ。お疲れさま、志波先輩、早坂先輩」
「おっ? やーお疲れサマー刀くん☆」
「お疲れさま……あらっ? これは?」
屋上へ姿を見せた刀がおもむろに、武道や恩へと差し出したのは、冷たい缶ジュース。ニャンタグレープとニャンタレモンです。
「『
卒業生を送る会
』で、先輩たちやスタッフのみんなが頑張ったおかげで、卒業生の皆さんは今日、よりいっそう思い出深い式を迎えることができたんだって思いますから。お疲れさまでした、ってことで差し入れです」
一丸となって取り組んだ、あの一日。ばたばたと忙しなくも、終始賑やかに楽しく進んだあのお祭りのようなひと時は確かに、卒業生たちの胸へと深く、深く刻まれていることでしょう。
だからこそ今日という日はより感慨深く、思い出として残り続けることでしょう。
「……ふふ。そうだったらいいわね。ありがと刀ちゃん、いただくわ♪」
「サンキュー、刀くん。そうだな、少しでも先輩たちの門出を、俺たちで後押しできたなら……」
ぱしゅっと缶ジュースの栓を開けたところで、びょう、と再び通り抜けていく大きな風。
髪を押さえ、恩はどこか感慨深くつぶやきます。
「ああ……追い風が」
風は卒業生たちのパレードを、彼らの背中を押すかのように、ゆるやかに。あたたかく。優しく吹き抜けて、たくさんの花びらと紙吹雪を巻き上げながら、寝子島の青い空へと流れていきました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
1000人
参加キャラクター数
38人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月18日
参加申し込みの期限
2017年03月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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