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キョンシーにご用心
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【墓地へ】
氷雨 潤一
は、川向こうの高台を離れて、一人で墓地へと向かっていた。
「一時はどうなることかと思いましたが、……キョンシーの姿もほとんど見なくなりましたね」
退治に本腰をいれた人々の活躍のおかげで、桜台にはもうキョンシーはうろついていないようだ。
(でも、彼らはどうして……)
キョンシーの胸の内を知ろうというのは、叶わないことかもしれない。
それでも潤一は思う。
「一緒に月を見たかったのでしょうか」
それほど、月のきれいな夜だった。
車椅子を押しながら、キョンシーに会わずにすむようにと願う。
そんな潤一に、同じく墓地へと向かっていた
逆巻 天野
と
旅鴉 月詠
が声をかけた。
「この先はまだ危ないみたい」
「墓地の騒動は、まだおさまってはいないのですね」
「人手もあるし、そんなに時間はかからないと思う」
月詠が言うと、天野も若干疲れた顔をしてうなずいた。
「騒動の大元が片付いたら、夜が明ける前に街の破損箇所も見て回りたいし。けっこう大変……」
零号の元に向かうのだという二人に励ましの言葉をおくり、潤一は墓地の手前で待機した。
簡易な救急用具を持っている。
怪我人がいたら、応急手当くらいはできるはずだ。
それに、もし零号に対して悪だくみをしようとする人がいるなら、止められるのは自分しかいないようにも感じていた。
「あれでござるな」
桜台墓地の一画で、ついに零号を確認した
夏神 零
が、合図ののろしをあげた。
ちょうどそのころ、キョンシー姿の
夜榊 水月
が、うっかり墓地へと迷い込んでいた。
とりたてて対策を練ってこなかった水月は、既にキョンシーと化している。
最初の内は猫鳴館に帰ろうとしていた水月だったが、寝ぼけ癖のある彼のこと。
調子よく飛び跳ねているうちに、すっかり寮にたどりついた気持ちになってしまったのだ。
墓地を寮だと思い込んだ水月は、そこで零号に出会った。
「……寮にもキョンシーが出たんだねぇ。本物みたいだなぁ~」
運悪く、満月の夜の猫集会を終えた猫たちが、桜台墓地を横切った。
寝言と猫の鳴き声のコンボで、水月のろっこん『路地裏は猫の王国』が発動する。
「これは……!? どうしたことであろう、零号がここにも、向こうにも!」
猫の鳴き声を聞いた零の目には、零号がまるで分裂したかのようにたくさん見えた。
水月のろっこんの影響を受けて、幻覚を見ているのだとは知らずに、零はとまどう。
「元凶のキョンシーは、ひとつだけではなかったのか……?」
墓地に足を踏み入れた誰もが、同じ疑問を抱いた。
【いざ、零号に立ち向かう】
墓地から外に出ようとするキョンシーを、
骨削 瓢
と
屍 骸
が追い返していた。
「もうすぐ零号に手が届くんだねぇ」
瓢は餅米、鏡、そして得意の軽業を駆使してキョンシーどもを蹴散らしながら、墓地の片隅で零号が倒されるのを待つ。
「民族衣装が目印……じゃなかったのか」
墓地には民族衣装を着用したキョンシーの幻影がひしめいている。
「かたな、一緒にやろう。チアントイ!」
シダ 美穂戸
がろっこん『ベトナムユニコーン』でサオラに変身し、
御剣 刀
に共闘を持ちかける。
「数、おおい。背中のれ。つっこむぞ。かたな、お札はれ」
「わかった」
サオラの背中に刀はまたがり、二人はキョンシーの群れに突っ込んでいった。
誰もが手当たり次第に零号を倒そうと奮闘するが、空振りが多かった。
「……ん~、幻なのかなぁ。ぬいぐるみが、すかっとすり抜けていくんだよねぇ」
ろっこんでぬいぐるみを飛ばしながら、
笹暮 真秋
は首をかしげた。
そこで真秋は、民族衣装をまとっていないキョンシーを狙って、札を貼っていくことにした。
「……次はあのキョンシーを狙おうかぁ」
ぴょんぴょ~ん、ぴょぴょぴょ~~ん……。
リズミカルに跳ねながら、寝言をつぶやくキョンシーに目をつける。
「楽しい……猫鳴館……いつもにぎやか、だ、ね……、ん、んんっ!?」
水月の顔に、真秋の飛ばしたぬいぐるみが貼りついた。
額には、札がぺたり。
はっと水月は、目を覚ました。
「む……、幻覚であったのか。視界が晴れていくではないか」
水月が目覚めたひょうしに、彼のろっこんもとけたようだ。
ひしめいていた零号の幻影が消えていく。
墓地に目を走らせる零の耳に、鷹のリンの鳴き声が届く。
「あれが……、本物であろう!」
零がろっこんを発動させて手刀をふるい、零号の足元をすくった。
そこへ、駆けつけたシダと刀のコンビが、ついに零号の額に札を貼ることに成功したのである。
「やった!」
喜びの声をあげるシダの目の前で、札を貼られた零号は、動きを止めた。
同時に、零号の影響下にあった、他のキョンシーたちも正気に返る。
だらりと腕を下ろした零号の体が、宙に浮いた。
「何が起こるんだ? 美穂戸、少し下がろう」
墓地に集った人々の視線が、零号に集中した。
宙に浮いた零号の体が、何かに引っ張られるかのように、一直線に墓地の奥へと吸い込まれていく。
かすかな地響きがして、零号はねぐらと定めた土の中へと戻っていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
ホラー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月23日
参加申し込みの期限
2013年05月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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