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キョンシーにご用心
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【おっぱいを巡る戦い ~金的編~】
うぃーんうぃーんの効果も、そう長くは続かなかった。
さらなるおっぱいの探求者が追加投入されたためである。
「おっぱいだ! おっぱいに帰るぞー!」
類が友を呼んだ。
握 利平
が、理想のおっぱいを求めてやってきたのだ。
「……おいおい。ヤベーな、増えやがった」
これほど自分の貧弱な、ぺたんこの体つきを頼もしく思ったことはかつてない。
「あっ、あれは、おっぱいじゃねぇか……!?」
見当違いの方向を指さしてキョンシーの意識を逸らした隙に、骸はその場を逃げ出した。
とうとう三人にまで数を増やしたおっぱいの求道者たち。
そんな彼らと運悪く遭遇してしまったのは、ささやかな胸の持ち主、
鎌瀬 棗
だ。
大人しく寮に帰っていればよかったなどと、今頃考えたところで遅いというもの。
「おっぱあぁーっい!!」
うきうきした足取りで、利平は棗につめよった。
「ちょっ、うち、……わ、来ないでっ」
のけぞる棗の胸元を、利平はカッと目を見開いてまじまじと見つめた。
角度を変えて、ためつすがめつ、本当に意識がおぼろげなのかと問い詰めたくなるほど真剣な眼差しで凝視する。
「こっ、こわ……、この人、怖っ」
青くなる棗のおっぱいを吟味し終えたのか、利平はふっと体を引くと、ため息をついた。
露骨にがっかりしたその態度に、棗の顔もひきつる。
「え、ええっ!? それはさすがにナイんじゃないのーっ」
しかしキョンシーに何を話しかけても無駄である。
小声でぶつくさ文句を言いながら、利平は棗に背を向けた。
毒牙にかからずに済んだことを安堵していいのか、なげいていいのか。
判断に困る棗に、もう一人、エロに寛容な男が飛びついた。
「おっぱーい! はっけーん!」
性根はロリコンでも、おっぱいは別枠。
おっぱいならば、どんなおっぱいでもどんと来い!
竜司は心の広いロリコンだった。
利平ならばスルーしてしまう貧乳も、竜司にとっては大事な故郷だ。
本能のままにダイブして、棗はあえなくキョンシーになった。
「キョンシーどもめ、見つけたよ!」
威勢の良い声がした。
利平の背後をとる形で、
桜崎 巴
がモップを構えていつの間にやら立っている。
胸をはり仁王立ちするその姿は、古いタイプのツッパリそのもの。
「おっぱいと連呼する声がすると思ったら、やっぱりアンタかい、にぎりっぺ!」
「お、おっぱ、い?」
「ふん、なんだい、そんなにあたしの胸が恋しいってのかい? だが、そうはいかないよ!」
巴がモップを利平に突きつける。
「勝負……いや、違うね。退治してやるから覚悟しな!」
「おおおおお!」
ぴょんぴょん跳ねる利平に、巴はモップを叩きつけた。
しかし敵もさるもの。
利平は身軽にモップを避けて、くるりとバク宙などもきめてみせる。
「くっ、この野郎、しぶといヤツだね。それなら、これでどうだい!!」
地面に足をつく利平の股間めがけて、巴はモップの柄を突き刺した。
バキィッ!
音がして、柄が折れる。
「こいつぁたまげた……」
キョンシーの体が硬いといっても、金的攻撃ならば通用すると考えていたのだが。
どうやら読みは外れたようだ。
巴は舌打ちをもらして、観念した。
「あんたらの仲間入りってのはぞっとしないが、これでも往生際はいいほうでね」
煮るなり焼くなり好きにしろという巴が、キョンシーになるのに時間はかからなかった。
「そうだった、猫鳴館に帰るんだったね……」
うつろな眼差しの巴が、桜台を後にする。
足をそろえて、見晴らしの悪い木立を倒しながら進む巴に、いつしか寄り添う影があった。
「猫鳴館、一緒に仲良く帰るのだー……」
足並みそろえて跳ねるのは、
後木 真央
だ。
真央は、同じ寮の仲間を歓迎してはしゃいでいる。
二つの影が、並んで猫鳴館へと帰っていく。
見晴らしの悪さも影響して、二人に気づく者はどうやらいないようだった。
【夢か現か】
(体が硬い。こんな気持ち……初めて)
桜花寮に向かって、棗はぴょこぴょこ跳ねていた。
(もう何も怖くない……。おうち、おうち帰るうぅぅ!)
「あっ、あなたは……!」
そんな棗の行く手を阻んだのは、寮を出るときに顔を合わせた
八雲 陵平
だった。
「キョンシーに、なってしまったんですね」
陵平の表情が曇る。
同じ学校の生徒と幾度かすれ違い、札も入手していた陵平は、いまいち実感もわかないまま、棗と対峙した。
「札が有効かどうか、試してみましょう」
札を構える陵平に、遊び心をくすぐられたのか、棗がカンフーらしきポーズをとる。
「アチョー!」
高くジャンプする棗の隙を、陵平はうかがった。
「これで戻るといいんですが……」
カンフーごっこに夢中になる棗の動きは、突拍子もなくて容易には近づけない。
根気強くチャンスを待つ陵平の喉が鳴る。
「……今です!」
バランスを崩した棗の懐に飛び込んで、額に札をぺたりと貼る。
直後に棗の腕が肩にぶつかったが、その頃には零号のろっこんの影響も抜けていたようで、陵平の身は無事だった。
意識を取り戻した棗が、驚いた顔で陵平を見つめる。
「ええと、ここは?」
「桜花寮の近くです。体のほうは大丈夫でしょうか?」
「……体?」
ぽかんとする棗の様子に、安堵する。
「どうやら無事のようで……」
口を開いたの視界に、キョンシーの影がうつる。
「えっ」
油断していた。
横の路地から、もう一人、キョンシーが現れて陵平と棗にぶつかった。
「おうち、おうちに……」
「ええ、そうです。桜花寮に、帰りましょう」
二人はキョンシーになっていた。
「シダダダダダッ! ダダッ!」
そんな二人の身を、激しいキックの乱舞が見舞った。
乱入してきたキョンシーを、
シダ 美穂戸
が追っていたのだ。
「あいたっ」
「んきゃ!」
蹴りとともに札を貼られて、彼らはすぐさま正気に戻った。
それと同時に、陵平のろっこん『不思議は不思議のままに』が発動した。
キョンシーになるという体験が、彼には超常現象と認識されたのだろう。
ろっこんを有している自覚のない陵平と、ろっこんを持たない棗は、今宵の出来事を夢だと思い込んだ。
「ええと、うち、何してたんだっけ」
「寝ぼけていたんでしょうか……」
そんな二人の背中をシダが押す。
「桜花寮、もうすぐそこね。帰るなら、チェックマイマン。幸運を!」
二人は素直にしたがって、そろって寮へ帰っていった。
「おやすみなさい」
陵平も棗も、なにやら風変わりな夢を見たようだと感じつつ、部屋へ戻った。
一人残ったシダの顔は高揚している。
「キョンシー、蹴るの楽しいね」
このあたりにはもうほとんど姿を見かけなくなった。
「墓地のまわり、いっぱいいる。ブイブイブイ、行くぞ、楽しみ楽しみ、ね!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
ホラー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月23日
参加申し込みの期限
2013年05月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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