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【星幽塔】第十階層 本の迷宮
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★地下一階
スピカと同行した一行は地下一階に降り立った。
「入り口はまだ安全にゃ」
スピカの言うとおり、一階とそれほど変わった感じはしない。
灯りを持つものはつけて、珍しそうにあたりを照らしてみたりしている。
「怪しい音はしないのです」
魔風で書庫内の音を拾って、異変がないか周りを警戒した美咲紀が言った。
「ちょっと暗いな……こないだ作ってもらったやつで周りを照らしながら進むか」
来島 アカリ
は、【アルナイルダガー】を取り出した。
鍛冶工房で作った短剣で、刀身に所有者の名前と誕生日の星座を彫ってもらったものだ。
それから傍らのロベルトに声をかける。
「あ、えと、ロベルト先輩もう一本あるんで……よかったら、先輩もこれ……使ってください。星の力をこめて握ってみて」
アルナイルダガーを渡されたロベルトは、受け取って握ってみる。やがてダガーから光が発せられた。
「こうやって握ると光るのか。便利なものを作ったね……ありがとう。大事に使うよ」
いかにも余ってるから~みたいな顔をしているアカリだが、ダガーにはちゃんとロベルトの名前と星座が入っている。
笑顔を向けられたアカリは照れをごまかすように、本を手に取った。
「ここの本はどんなかんじなんだろ……?」
しかし、そこには見慣れない文字が並んでいる。
「むー……読めない、な……?」
「どれどれ……うーん、読めないな」
覗き込んだロベルトも首をひねる。その時、後ろから声をかけられた。
「その本が読みたいのかい?」
振り向くと、白い長髪の青年が立っていた。尖った耳をしている。
「えと、貴方は……」
アカリの問いかけに青年は答えた。
「
アルレッテ・ザメニス
。しがない薬屋だよ。良かったらその本を読んであげようか?」
(ん? 読めるってことはここの……ではなくとも星幽塔の住人かな)
ロベルトはそう考えた。そしてつい思う。
(綺麗な人だな……小さい頃は美少年だったんだろうな……)
「僕は
ロベルト・エメリヤノフ
です。よろしくお願いします」
「あ、俺は、
来島 アカリ
」
名乗りつつ少し戸惑っている様子の二人に、アルレッテは微笑みかけた。
「ふふ、ちょっとした下心があって話しかけているからね。読めないという事は君達外から来た子だろう? それなら、虹色の星の力を試させて貰えないかと思ってね」
虹色の星の力は、もれいびに触れた ほしびとにのみ宿るもので、ろっこんをコピーして使うことができる力だ。
「なるほど……そういえばみんなですりすりし合ったね」
ロベルトが頷く。
「そ、そーゆーこと、なら……お願い、します」
アカリの返事に、アルレッテは本を読み始める。
「演劇の歴史……星幽塔の演劇は、精霊を楽しませるために始まったと言われている……」
「演劇! 星幽塔にも演劇ってあるのかなー、って思ってたところだったんだ」
アカリは目を見開いた。
「あるなら、そーゆーのの歴史とか、有名な劇場とか、いい脚本とか……ちょっと探してみようかな、って」
「ほう~、本がギッチギチにあって壮観壮観~、と言いたい所だが、早ェところオーブに火ィ灯さねぇとマズイんだったな。どっから黒い影が来るかわかんねぇし」
後ろから来たグレッグの声に、アルレッテは読むのを中断した。
「続きはまた後で読もう。ちょっと試させてくれ」
そう言うとアルレッテは、アカリの頬に触れる。
「俺のろっこんは、両目を瞑った時、直前まで視認していた対象に自分が考えていることを伝える事ができる」
アカリが説明した。
「本当にできたか試してみよう」
アルレッテは心に強く言葉を思い浮かべながら、二人を見つめ目をつぶる。
「どうかな?」
『シチューが食べたい』
二人の頭に、唐突に言葉が浮かぶ。
「し、シチュー……?」
アカリの反応にアルレッテが笑う。
「うまくいったみたいだね」
「来島のろっこんって、こういう効果だったのか……!!」
ロベルトが感心した。
「此処であったのも何かの縁だろう。苦くない薬が飲みたければ私の店を訪ねるといい。安く調合してあげるよ」
アルレッテは店の場所を書きつけて2人に渡した。
「ありがとうございます、ザメニスさん。薬が必要な時があればお願いします」
アカリが言い、ロベルトも、
「薬を提供してもらえるのはうれしいね、助かるよ」
とうなずいた。
「そうだな、目的がオーブ点灯な以上、最奥へ向かう事を優先だ」
轟が言い、スピカに尋ねる。
「なあ、黒い影ってどういう場所から出てきてどういう風に攻撃してきたり行動したりするんだ?」
「うーんと、本棚から出てくるにゃ。まとわりついてきて、気づかないうちに体を黒く染めて、そうなると染まったところはしばらく使い物にならないにゃ……足をやられると動けなくなるから危ないのにゃ」
そこへグレッグの声が響いた。
「こりゃどう見ても案内いるな。ウォーイ、案内のねこちゃん、どっち行ったらいいか教えてくれ」
「任せるにゃ。こっちにゃ」
スピカが指を差し、歩き出す。
やがて、マグライトの光が下へ降りる階段を捕らえた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月08日
参加申し込みの期限
2017年03月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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