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メリーさんが座敷童、なの
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ひっそりとした寝子温泉に
桜 月
が訪れた。薄桃色のチュニックに白いジャケットを羽織っていた。縁にフリルをあしらった傘を回して陽気に歩く。
幟のある旅館を見つけて目を細める。
――座敷童か。ちょっとワクワクするね。
抑えられない笑みで傘を畳み、旅館へと入っていった。
「いらっしゃいませなの」
「メリーさんか。薄いけど化粧もするんだね」
「メリーさんの熱烈なファンがしてくれたの。絵まで描いてくれたの」
自慢げに語る。月は柔らかい表情で女の子の着物に注目した。
「
前の着物
も良かったけど、その着物も素敵だね」
「ありがとなの」
その場でくるりと回って見せる。
「あれかな。メリーさんも座敷童の噂を聞いて会いにきたのかい? もしかして親戚とか?」
「今回はメリーさんが座敷童なの」
「そうなのか。じゃあ、商売繁盛に協力しよう」
月は食事処に目を向けた。女の子は、どうぞなの、と先頭に立った。
「人がいっぱいだから相席でお願いするの」
連れていかれたテーブルには月詠がいた。口をもぐもぐと動かしながら片手を挙げる。
「月詠さんも来ていたのか。もしかしてメリーさんの熱烈なファンの人?」
「そうなの」
「そうかー。私はメリーさんのファンだったのかー」
月詠は間延びした声で返した。月は笑って対面に座った。
「これがメニューなの。オススメならすぐに持ってくるの」
女の子は先回りして答えた。
「それでいいよ。メリーさんも一緒に食べるかい? 食事は大勢の方が美味しく食べられると思うからね。どうかな、月詠さん」
「私に異存はない。好きにするがよいぞ」
「いいそうだよ」
「急いでメリーさんスペシャルを持ってくるの」
無表情で瞬時に消えた。
「メリーさんスペシャル?」
残された月は首を傾げた。
程なくして疑問は解決した。他の食器を押し出すように巨大な皿がテーブルに乗せられた。中央には伊勢海老が撥ねるような姿で活造りにされていた。囲むように色とりどりの魚介類が身を寄せ合う。繊細な盛り付けで豪快な荒海が表現されていた。
目にした月詠は、おー、と声を出して軽く顔を引いた。
「凄まじい量ですなー」
「メリーさんらしいね。でも、こんな新鮮な伊勢海老、よく用意できたね」
「さっきメリーさんが獲ってきたの。いただきますなの」
女の子は月の横に座ると持参した割り箸で音もなく食べ始めた。
またしても月は不思議そうに首を傾げるのだった。
女の子に見送られて二人は食事処を後にした。腹の苦しさのせいなのか。どちらも少し背が反っていた。
「月詠さん一緒に温泉に入らないか」
「目の保養に良さそうですなぁ」
月詠は月の胸を見て、イヒヒ、と底意地の悪い笑い方をした。
「そういうつもりならば、私も月詠さんの胸を、その……」
月詠は両手で胸を隠す。小刻みに震えて見せた。
「私の胸をどうするつもり?」
「胸を、こう、なんというか、ごめん。もう、無理」
熟れた耳朶で月はフロントに早足で向かう。月詠はにんまりと笑って付いていった。
入湯料を支払った二人は揃って女湯の暖簾を潜った。用意されていたカゴに脱いだ服を収める。
先に脱ぎ終わった月詠が腕を組む。
「色気が増すと胸は大きくなるのだろうか」
「大きくなったのかな。よくわからないが」
「私もよくわからん。おっと、少し冷えてきた」
タオルを首に引っ掛ける。月詠はいそいそと風呂場へと向かった。
「大きくなったのか?」
自身の胸に問い掛ける。答えが出ないまま、月は胸を弾ませて後に続いた。
二人は湯煙に包まれた。月詠が周囲に目をやる。
「誰もいない。泳げそうだ」
「本当に遣りそうだから、ギャグに聞こえないよ」
突然、浴槽から飛沫が上がった。バタバタと手足を動かして女の子が泳いでいた。
わざとらしく月詠が地団太を踏んだ。
「先を越されたか」
「全く予想しなかった。メリーさん、休憩なのかい?」
女の子は泳ぐのを止めた。立ち上がって頷くと二人を交互に見た。
「どちらの胸にもお尻が引っ付いているの」
「斬新な表現だ」
月詠は親指を立てる。月は笑って言った。
「身体や髪を洗ってあげよう」
「メリーさんのナイスバディを今度こそ、見せ付けてやるの」
起伏の乏しい胸で言い切った。月詠は黙ってシャワーを浴びる。残された月はぎこちない笑みを見せた。
その後、風呂場に笑い声と派手な音が混ざり合う。
風呂から上がると月は手帳に女の子の着物の柄を描いた。デザインの参考にするつもりだった。
月詠は女将を目で探した。それらしい人物を見つけられず、完成した自作の絵は女の子に手渡した。
「ちゃんと女将に渡すの」
「よろしく、良いサービスだった」
「本当に楽しかった。ありがとう、メリーさん。じゃあ、またね」
「ご利用、ありがとなの」
二人は満ち足りた顔で帰っていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月02日
参加申し込みの期限
2017年03月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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