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【星幽塔】第六階層 彷徨い星と動かぬオルゴール
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(まぁ、あの場所は何があっても不思議ではないわね)
莉鳥は今回初めて星幽塔へやってきた。というより、いきなり飛ばされてきた模様。しかしながら、彼女はさほど驚く事も無くここにいる。まぁ、寝子島が普段から異世界みたいだと思っていたからだろうか。
ともかく冷静に現状を把握した彼女は今こうして魔女の持っていたオルゴールのパーツを探しに来ている。
「そっちはどう?」
「無いな……」
莉鳥の問いかけに亮は首を振る。少し離れた所では亮が机周りを探していた。彼は修たちがどこを探すのか確認したうえで誰も選ばなかった辺りを担当していた。それと同時に前任者についての資料も探していたのだ。
前回の戦いに参加していて修と美咲紀から建物の構造は聞いていた。今回の調査に関しても彼らから齎された情報を元に調査箇所の振り分けを行っていたのだ。
一方、修と美咲紀は前回戦闘があった場所周辺を調べていた。この2人も銀の歯車と共に前任者の資料を探していた。
美咲紀が周囲を見渡と、城には戦いの爪痕がありありと残っている。それを見た彼女の表情が僅かに曇る。
(彼女と住民達との深い溝も何とかしたいです。……あの時は、結果的に私達は彼女を《虐げる手助けをした》と魔女に思われても仕方ないじゃないですか。それは本意じゃないのです)
美咲紀は落ち込みそうになったが、首を振って調査を再開した。傍らでは、修が手にしたメモを見ながら、魔女の私室らしき場所を探っている。
穴倉を出る前。修は魔女の衣服に触れ、幻視の光の力を使っていた。そうする事でオルゴールの情景を探ろうと考えたのだ。
修の脳裏に浮かび上がった情景は、ほんのりと暖かな物だった。
◆◆
少女は、壊れたオルゴールの蓋を開け、唇をかみ締めた。
「お父さん……。ごめんなさい、私にはもう、耐えられない……」
オルゴールを握る手には、ぽたぽたと涙が落ち、魔女は酷く苦しそうに言う。
「私は、あいつじゃない、あいつと同じじゃない、と何度も言った。でも、皆聞いてくれなかった。誰も助けてくれなかった」
――だから、もう、いいわよね?
少女は静かにオルゴールを棚に置き、黒衣を纏う。
その時、チャリン、と涼しげな音を立てて銀の歯車が地面に落ちた。けれども、魔女となった少女は振り向かず、そのまま部屋を出、鍵を閉めた。
◆◆
「たぶん、鍵のついた部屋にある。壁に作られた棚の下あたりにあるんじゃないかな」
修がそういい、周辺を探す。が、あったのは魔女がつけたであろう人々の観察日記と思われる資料だった。
(もしかしたらこっちには……)
その資料を書き出していくうちに、古い物を見つけた。確認すると、先代アステリズムが圧政を強いていたときの物と推測できた。
「美咲紀、こっちに先代やぎ座のアステリズムと思わしき者の資料が見つかった。そっちはどうだ?」
「うーん、これって先代さんのでしょうか?」
美咲紀が持っていたのは、ぼろぼろの絵だった。シンプルな額に入れられたその絵は、部分的に絵の具がはげているものの、大きなこうもりの羽がついた……紅白に彩られた道化師のような衣服やペイントされた顔が印象的だった。
「やぎ座のマーク……?」
「おそらく、前のアステリズムだった者なんだろうな」
修が記に気づいたその時、背後から声がした。亮である。隣には、莉鳥もいる。彼女の手には同じ絵が、そして亮の手には……小さな銀色の歯車があった。
「俺が探した倉庫にあった。備え付けの棚の真下に落ちてたんだ。最初は黒ずんでいて解らなかったが、磨いたら……」
「それと、これって……前のアステリズムって人の記録なのかしら?」
莉鳥が見つけたのは、古ぼけた日記だった。老朽化が激しく、読む事が難しいが辛うじて読めたのは……。
――他のアステリズム達とは意見が合わなかった。
二度と、会うことは無いだろうね。
という一文。
「先代の暴虐を、他のアステリズム達は知らなかった……。こいつが、他のアステリズムとの交流を断ち情報もコントロールしていたという事か?」
亮は他の仲間から聞いた話や、どうにか読めそうな部分から読んだ情報や推測を齎す。修はそれらをメモすると、美咲紀たちに周囲を警戒するよう目配せした。
幸い、彼ら以外に存在はいないようだ。異変を何も感じなかった一行は、速やかに資料と銀の歯車を手に旧魔女の城を後にした。
帰り道、莉鳥に船の操縦を頼み、亮は引き続き資料を読み進めていた。だが、徐々にその表情が酷く苦々しい物になっていく。
「どうしたのです?」
高速飛行艇に乗っていた美咲紀が問いかけると、亮はぽつりと
「先代は……どうしようもない男だった。
自分の楽しみのためだけに、この階層の人間を弄び続けていたんだからな
」
と言い放ち、簡単に説明した。
彼が読んでいたのは、先代やぎ座のアステリズムが人々をどう搾取し、人で遊び、己が楽しむか、といった内容の書かれた記録だった。その内容に、莉鳥が理解できない、とでも言うように頭を振る。修も美咲紀もまた深くため息を付いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
冒険
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月11日
参加申し込みの期限
2017年03月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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