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【星幽塔】第六階層 彷徨い星と動かぬオルゴール
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「手に汗握る試合だな……」
まもるが次の試合に備えながら見ていると、遥斗の名前が呼ばれた。彼はゆっくりと立ち上がると、リングの側による。と丁度サキリが相手の武器をすっ飛ばし、首筋に剣を突きつけた所だった。
「デイジーカッター、お疲れ」
「がんばれよ、優木」
ハイタッチで交代すると、次の選手が控えていた。がっしりとした体型の男性が、大剣を構えている。見るからにパワーファイターのようだ。
遥斗の武器は竹刀が変化した剣だった。竹刀か模造剣程度の「打撃」的な用途にしか使えないが、目的は切り付けることではない。この武器はろっこん『風の篭手』の発動トリガーで、魔風の力をそれで増幅させているのである。
(こいっ!)
試合開始の声が響く。剣道の試合の時と同じように威嚇しても、相手は動かない。しばらくの間にらみ合いが続く中、遥斗は僅かに呼吸を漏らした。
耳が痛くなるほどの静寂。だが、それを破ったのは遥斗だった。
「はっ!」
勢いよく剣を振り落とし、突風を起こす。同時に魔風の光を発動させる。一陣の風となった遥斗を騎士が迎え撃つ。どっしりとした構えから、一撃を堪える。だが、遥斗は追撃を放った。隙を突いた一撃についてこれず、相手が膝をついた。
(負けてられないな)
刀が密かに闘志を燃やしながら3人の試合を見ていた。だが、彼の試合はなかなか来ない。平常心を心がけ、素振りなどをしながら待っていると、控え室からドーナッツをもらってきた遥斗が「飲んでおけ」とお茶を差し入れしてくれた。
待っている間にもまもるが2度目の試合をしていた。その様子を応援しながら見ていると、ついに名前が呼ばれた。
「御剣 刀だ。よろしく頼む」
刀が名乗ると、相手も「スパーダ・エッジ、と申します」と礼儀正しく一礼した。両目を水色の髪で隠した女性の騎士は、ナイフを手に身構える。刀はふぅ、と一息ついて腰を落とし重心を下げて下半身を安定させる。
こちらも静かなにらみ合いが続いた。初めて見る構えなのか、騎士は戸惑っているようだった。だが、埒が明かない、とばかりに走り出す。
(来たか)
好機と睨んだ刀はその姿勢のまま踏み出した。こうして生まれたエネルギーを体の捻りを使って増幅して抜刀の力にする。
彼は刀を鞘に引っかけるようにしてデコピンの要領で力を貯めながら、首筋目がけて抜刀した。そして、当たる寸前で寸止めする。
だが、騎士は切られたの思ったのだろう、その場に崩れ落ち、身を強張らせた。
刀の名前が、勝者として響き渡った。
各々いい具合に勝ち進んでいった。その途中で刀とサキリが対戦する事になった。
「どっちが勝っても恨みっこなしだ」
「そうだな、お互い全力を尽くそう」
サキリと刀がそう言いあっていると、まもるが慌てた様子で走ってきた。不思議に思って遥斗が水を渡し、まもるに話すように促す。
「腕試し大会は中止だ! 解らないけど、デモ隊がここに押し寄せて……」
「なんだと?!」
遥斗たちは怪訝そうな顔で現場へと駆けつける。と、騎士達が押し寄せるデモ隊ともみあいになっていた。彼らは元教皇を出せ、と口々に言っている。
「なんでも、ここに元教皇がいるとか言われたらしい。元教皇は別の場所で蟄居しているのだが……」
先ほど遥斗と勝負した騎士が困った様子でそういう。礼を述べた遥斗はサキリたちと共にデモ隊を落ち着かせようと騎士達に手を貸すのだった。
彼らの活躍により、どうにかデモ達を落ち着かせる事に成功する。だが、その頃には4人ともへとへとになっていた。
「君達の活躍のおかげで、デモ隊も我々も怪我人をあまり出さずに終わった。礼と言っては何だが、この硝子の歯車を持っていって貰いたい」
「いいのかい?」
まもるが戸惑っていると、騎士は彼に硝子の歯車を押し付け、笑って親指を立てる。
「事情は聞いている。騎士として、やはりレディには微笑んでいてもらいたいからな」
彼の言葉に、まもる達は苦笑した。
* * * *
――第四階層。
その頃、
卯木 衛
はレンガ道を走っていた。目的地は、かに座のアステリズム、
シドニウム・カトル
のいる診療所である。
「シドニウム、いるか?!」
衛が診療所の扉を叩くと、白衣を纏いながらシドニウムが姿を現した。衛の切羽詰った様子に、何かを感じ取ったのだろう。シドニウムの表情が引き締まった。
「急患か?! 君は確か、衛殿じゃないか。冒険者が怪我をしたのか?」
「怪我をしたのは、第六階層のアステリズムなんだ。彼女は今、隠し階層にいる。シドニウムさんは他の階層のアステリズムを知っていた。って事は、隠し階層に行ったことがあるんだろう?」
シドニウムは衛の言葉に1つ頷く。そして、「少し待て」と言うと大きめの鞄を手に現れ、看護師だろう若者に2、3何か伝えてから外に出た。
「急ごう。なにやら嫌な予感がする」
衛は頷き、シドニウムの手を引いて階層を移動する。『クレイドル』へつくや否や、衛は「もう1人つれてこなくちゃいけないから」とすぐに駆け出した。
「気をつけて行くんだぞ」
シドニウムの言葉に、衛は「おう!」と手を振った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
冒険
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月11日
参加申し込みの期限
2017年03月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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