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【星幽塔】第六階層 彷徨い星と動かぬオルゴール
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「イメチェンしましょなのです!」
「あ、髪は任せてくださいね!」
「え? ええ?!」
美咲紀に着替えさせられ、リリエルに髪を整えてもらった魔女は、とても慎ましやかな女性に見えた。瑠樹が持ってきた白い布はエリオナイトの手で白いショールへと変化し、彼女の肩にかけられる。
神秘的な部分はそのままに、明るい印象がそこに現れ、アカリは優しく微笑んだ。
「人は、装いを変えるだけで違う自分になれるんです。鏡を見てください。生まれ変わったみたいじゃないですか? もう、『黒衣の魔女』はいません。貴女は、もう元の貴女です」
「……元の、私……」
彼女は、鏡に映った自分を信じられない、という風に見つめる。だが、今まで受けた言葉に、そしてオルゴールの音色に、彼女は静かに頷いた。
「貴女の名前は、何ですか? 本当の名前で呼ばせてください」
「オレも、お姉さんのお名前知りたいなぁ」
アカリの問いかけに、瑠樹がうんうんと頷く。彼女は少し緊張気味に、僅かに頬を赤くしながら口を開く。
「フローレンス。私の名前は……フローレンス・アイメルトよ」
その言葉を受け、
卯木 衛
はフローレンスの前に立つ。
「フローレンスさん。俺達は『今』、助けに来た。これからも呼ばれれば何度だって助けに行く」
だから、信じて欲しい、と真剣に言い冒険者達は皆頷く。シドニウムとピエロットもまた、静かにフローレンスを見つめた。
「彼らは約束を違えない。信頼できるぞ」
「うんうん。困った時に助けてくれるんだよ~」
2人の言葉に、フローレンスは頭を振ろうとした。けれども、みんなの暖かい眼差しに、彼女の凍りついた心は少し解けたのだろう。小さな声で彼女は「ありがとう」と呟いた。
「フローレンス。おまえはどうしたい? どうなりたいんだ?」
御剣 刀
が何気なく問いかける。そして、フツウを望むのならば手を貸そう、とも。フローレンスは拳を握り締め、まっすぐ刀の目を見た。
「……私は、とても大きな過ちをしてしまっていた。でも、私にはやらなければならない事がある。だから……」
――帰らなくちゃ、あの雲海に。
だから、力を貸して欲しい。フローレンスは静かに頭を下げた。
冒険者達によって、フローレンスはアステリズムの役目と、彼女自身が『第六階層のアステリズムである事』を知る。フローレンスは己の罪の大きさに胸の痛みを覚えつつも、その役目を果す事で償う事を決意した。
* * * *
――第六階層・とある集落
いつしか銀の龍は消え、地震は収まっていた。
怪我人の手当てに追われていた
鴻上 彰尋
は、そんな事に気づかないまま集会所の中で見知った顔をみかけた。緑色の髪が目立つ
桜庭 円
だ。彼女は彰尋を静かな所に連れて行くと、真面目な顔になって一本の矢を見せた。
「……まさか、これは……」
「たぶん、魔女さんを射抜いた矢だと思う。なんか直感的に毒ぬった上に星の力をつかったっぽい気がするんだよねー」
そういいながら彼女は魔女がいた穴倉周辺の調査結果を、さも世間話をしている風に語る。
「あの穴倉の近くに血痕があって。それを辿っていったら幾つもの足跡があったよ。魔女さんは使い魔つかったみたいで足跡は逆方向のしかなかったけどね。そんでもってごつごつした大きな岩がある場所だったし隠れて狙撃するにはもってこいな場所だったかも」
そう言いながら円は矢を握り締める。金属で出来た矢は細身である物の鏃は一部波打っており、明らかに傷が癒えるのを遅くする効果があった。
「幻視の光、持ってる?」
「いや、俺は治癒だ。確か八神さんと逢坂さん、常闇さんが持っていると言っていたかな」
それを聞いた円は隠し階層に行った方が早いかな、と考える。礼を述べると、円は少し休んでから隠し階層へ向かう事にした。
2人が戻ると、集会所は少し賑やかになっていた。原因は彰尋で、彼は住民が落ち着いた所で今回の事件に関して説明していたのである。
魔女が悪夢に魘されて地震が起こっている、と知った住人達は彼女の意思でない事に当初困惑した。だが、彰尋は丁寧に事件のあらましを語り、現状を語り、魔女の真相を語った。
住人達は、《魔女も被害者だった》という事実、《魔女に現れた印を見た住人が「嘗ての支配者のごとく振舞うのではないか」と恐れ、彼女を虐げた》という事実を知った。愕然とする物、「嘘だ」と言い張る者、崩れ落ちる者、何か思い当たる事がある者、と様々な反応を見せた住人達は、魔女について色々話し合っているのだ。
また、前任者の所為でアステリズムについて誤解が生じている、と考えた彼は、本来アステリズムがどんな存在か、について円と共に語った。すると多くの者が驚いているようだった。魔女がアステリズムである事を知った者の一部は、頭を抱えているように見えた。
(少しでも、和解へ近づけたい)
人々の様子を見ながらも、彰尋は心から祈る。第六階層の番人たる彼女に、笑って欲しい、この階層の人々と和解してほしい、と。
だが、その願いを打ち砕く者たちが、存在した。
――騙されちゃいけないよぉ!
集会場に響く声。入り口に立ったのは、混沌を好む
骨削 瓢
である。瓢はあっけにとられる彰尋を尻目に、悠然とした様子で何人かの人を引き連れ、集会場へ入っていく。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
冒険
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月11日
参加申し込みの期限
2017年03月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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