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きままにアルク 後編~ウォーカーズ・プロトコル
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【モズ強襲】
「……予想はしてたが、敵のシノビカゲムシか……! 恵御納、行くぞ!」
八神 修
はマダラヤリバチを急旋回させ、
恵御納 夏朝
とともに母艦の後方へと取って返します。
「っ! ア……みんなには、手出しさせないっ!」
アルク、と呼びかけて、夏朝は口をつぐみます。敵に余計な情報を与えないためでしたけれど、少なくとも相手は既に、白黒毛並みを見定めているようです。
「みぃ、つけ、た!」
ふたりが見たのは、3匹のシノビカゲムシに、ネ族の兵士たち……裏切者たちが、キリガネハサミムシへと乗り込んだところです。
紋付き袴のような黒い布を身に着けたネ族が叫ぶ、やけにねちっこい声が聞こえました。
「おーやおや、誰かと思えば。卑しき平民ごときが、ここで一体何をしているのですかな? ユメ殿」
「いついかなる時も、僕は己の魂の在りようを模索することへ心を砕いているだけさ。息災のようだね、モズ殿」
モズと呼ばれたネ族は、かつて姫君の側に仕え、まつりごとを取り仕切る宰相であったのだといいます。
けれど今の彼は、命惜しさにハ族のタケ将軍へ媚びを売る、裏切者たちの筆頭です。
「ええい、ヒミ姫に厚かましくも恋慕する、下賤の歌詠み風情が! 将軍はそこの白黒の、妙な毛玉をご所望なのだ。いただいていきますぞ」
「……何ですって?」
「……今、何と言ったの?」
その言葉の意味するところに気づいたユークリアンナたちが、目を見張ります。
話題の中心たる当人、または当猫は、ふにゃあ、とのんびりあくびをして、
トワ・E・ライトフェロゥ
の腕に機嫌よく収まっています。
「アルクをご所望デス? ナンで?」
「さて、わしには皆目見当などつかぬし、興味もない。大人しく寄越せばよし、さもなくば……偉大なる将軍に盾突く愚か、身を以て贖うべし!」
言うが早いか、ネ族たちが槍を振り上げ、襲い掛かります。
「わわわ、危ない!!」
がいん! 槍は、半透明の光に弾かれて、ネ族たちはたたらを踏みました。
魔導シールドを構えて踏ん張るのは、
曖浜 瑠樹
!
「白黒にゃんこも、虫さんたちも、オレが守るよぉ!」
瑠樹の声に弾かれたように、ユメ、ユークリアンナたちや随行する味方のネ族たちも、魔導シールドを展開! 円陣を組んで、中央のトワとアルクを守ります。
堰を切ったように、次々に母艦へと取りつくハ族の輸送ムシたち。敵のネ族、小型のハ族などがキリガネハサミムシの上で陣を組み、折り重なるシールドへと迫ります。
「悪いが、そこのあほひめをくれてやるわけにはいかねぇんでな」
どどどどど、横様に薙ぎ払うように、魔導銃の火線が敵の群れを走り抜けます。オオヅツハッパムシに乗った
夜海霧 楓
が宙を駆け、
「奴らを引っぺがすぜ。手伝ってくれ」
「もちろんさ」
三夜 茜
は、茜色の空を急上昇! 母艦を眼下に見据えると、
「空戦の大原則、敵よりも高い位置にあれ。物理の法則が健在なら、どんな世界であっても、エネルギー保存の法則からは逃れられないんだ」
急降下。迎撃しようと飛んでくる敵のオオヅツハッパムシの編隊を、高高度から悠々と魔導銃で撃ち落としながら、母艦の脇を駆け抜けます。
「高度は位置エネルギーに、速度は運動エネルギーに。より大きなエネルギーを持つものが、空戦において有利となる……つまり君らは、カモってわけ」
そんな茜の手並みにひとつ感心しつつ、楓は引き金を絞りながら、仲間たちへと告げます。戦場を経験したことがあるという彼の言葉は、相応の重みを伴って伝わりました。
「敵の足を止めることを考えろ。動けなくなったやつを深追いする必要はねぇ」
「ああ、分かってる。よし、恵御納!」
「うんっ……!」
駆けつけた修と夏朝、乗り込んだ2匹のハチがぐぐぐ、と身体を曲げ、狙いをつけ……ばしゅん! 尾針を同時に射出し、撃ち抜きました。
がいん、がいんと響く衝撃音の中で、トワは白黒毛並みを撫でつけながらに、首をかしげます。
「General タケ、アルク連れてって、どーするデス?」
ふにい、と眠そうに鳴いたアルクの代わりに答えたのは、ふたりのユークリアンナでした。彼女らはシールドを構えながら、
「迂闊ね!」
「ええ、迂闊だったわね!」
「ウォーカーとの決して多くはない会敵のさなかに、賢しい将軍は、その可能性に気づくでしょう!」
「将軍は気付いたのでしょう! ベルベット殿下の愛猫、その首輪に提げられた純結晶の持つ可能性に!」
「他世界渡航、その核たる存在に!」
「即ち彼の掲げる覇道を貫くため、ひとつの世界に飽き足らず、あらゆる世界へと侵略の版図を広げんがために!」
「そのために……アルクを?」
むぎゅ、と白黒を抱き込み、トワは考えます。深く、深く、考え込みます。
今この瞬間、その横顔を見る誰かがあったなら、いつものふわふわとして明るい彼女からはまるで想像もつかないほどの、真剣な色が見てとれたかもしれません。
がん、ががん! と半透明のシールドに槍の穂先が突き込まれ、彼らは徐々に押されていきます。
「……ら……ラピちゃん!!」
唐突なそんな声は、瑠樹のもの。
「ラピちゃん、今日も、可愛いねぇ……♪ 和むなぁ!」
胸元からぴょこんっと顔を出している、ぬいぐるみの
ラピちゃん
を見つめた途端……ほわほわ、ほわわん。ほわわわわん! 瑠樹のろっこんが発動!
「か……かわいい殻無しの子だねぇ。和むなぁ……ハッ!? お、お前たち、何をへにゃへにゃしておるか!!」
宰相モズ以下、敵のネ族たちがほんわか和んでへにゃへにゃん。タケ将軍が恐ろしいモズはすぐに気を取り直した様子ながら、兵士たちには一定の効果があったようです。
瑠樹のおかげでいくらか円陣が持ち直したところで、茜や楓、修や夏朝が攻撃を仕掛け、徐々に敵の兵士たちを減らしていきます。
けれど……何しろ敵の数は、大変に多いのです。退けても退けても、ムシたちは後から後から、次々にやってきます。
母艦を取り囲もうと迫りくるムシたちを迎撃しながらも。
「……ウォーカーとの、戦いのさなかに……?」
夏朝の胸に湧き上がる、ちょっとした疑問。
「ウォーカーを見て、アルくんの力に気づいた……? アルくんは、ずっと僕たちと一緒にいたのに。どうして……?」
疑問はやがて、ひとつの予測へと変わります。なかなかに突拍子も無い考えだと、自分でも思いながらに。
「ウォーカーさんたち、って……まさか?」
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担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
きままにアルク 前編~二十四の轍
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年02月06日
参加申し込みの期限
2017年02月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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