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きままにアルク 後編~ウォーカーズ・プロトコル
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【昆虫大戦争】
あれぇ。ここ、どこかねぇ? てなものです。びしばし光弾が飛び交い、敵も味方も入り乱れてのガッツリ戦闘中だというのに、
曖浜 瑠樹
くんときたら、
「お空も海も、茜色。不思議なところだねぇ、ラピちゃん?」
ぽやや~ん。
「こぉんな大きな虫さんに乗れるなんて、楽しいねぇ。白黒半々なにゃんこも、かわいいなぁ!」
むぎゅーっ!
ぬいぐるみのラピちゃんと一緒に、白黒アルクを抱っこして、ご満悦であります。アルクもアルクで、さっそくふにふにいいながら瑠樹のほっぺをぺろぺろ舐めたりするもので、瑠樹の和みっぷりは急加速!
と言いつつ、彼にも状況は、おおむね分かってはいるのです。同行するお兄さんやお姉さんたちに、ひととおりの説明は受けています。
「うん。そうやってアルクを抱いていてくれれば、僕たちも安心だね。目の前の敵に専念できる」
「ああ、頼むぜ。ついでに、そっちのちびすけのことも見といてくれりゃ助かる」
三夜 茜
と
夜海霧 楓
が、手にした魔導小銃をばりばりと撃ちまくり。楓の言うちびすけのほうをくるりと見てみると、
「トワたちはあんまり強くないデスカラ、battleの方はー、カエデたちに任せるマス。トワたちはアルクを、まもるデス!」
トワ・E・ライトフェロゥ
がそう言いながら、アルクの白黒毛並みをナデナデナデ。
「うんっ、がんばろうなぁ!」
瑠樹はぱあーっ、と満面の笑み……さっそくぶぶぶぶぶんと飛んできたでっかいカマキリが、キリガネハサミムシへと鎌を振り下ろそうとしますけれど、彼はもちろん、慌てず騒がず。
「ラピちゃん、今日もかわいいねぇ。白黒にゃんこも、かわいいねぇ……なごむなぁ!」
ほわわわ、ほわわん! カマキリはくりんっ、とちょっと可愛らしくも見えるそぶりで首をかしげてから、どこかへ行ってしまいました。特定の相手を選んで和みパワーを集中し、へにゃへにゃにしてしまう、瑠樹のろっこんの進化能力がバッチリ、効果を発揮したのでした。
そんなふうにして、母艦たるキリガネハサミムシは比較的ゆっくりとした速度で、茜色の空を進行しています。
楓は、直進してくる敵のカナブンの編隊へ、フルオートで魔導銃を連射。交差する瞬間に、3匹を叩き落とします。
「やるね、殻無しさん。君たちほどの勇者がともに歩んでくれることに、僕は今、沸き上がる感動を抑えられないよ」
瑠樹やトワ、それにユークリアンナのふたりと一緒に、真ん中へ固まっているユメが、感心して言いました。そんな言葉には、楓はそっけなく肩をすくめて、
「ま、こう見えて、戦争すんのは初めてじゃねぇんでな。それにみすみす、そこのあほひめをやらせるわけにもいかねぇ」
理由としてはそんなところではありました。けれど彼の経験、知識は確かに、この戦場で大いに威力を発揮しています。
「あのカタい虫を律儀に倒す必要はねぇ、羽を狙え。動きを封じれば、勝手に海へ落ちてく……とはいえ、こいつはちょっと、航空戦力が足りねぇな。おっ」
味方の編隊はたびたび切り裂かれ、けれどどうにか形を保って飛び続けている中。楓はふと、先ほどまで味方のネ族の兵士が乗り込んでいたはずの、今は誰も乗っていないオオヅツハッパムシを見つけると、
「おいトワ、ちょっと行ってくる。そののんきな白黒猫は、頼んだぜ」
「Aye, aye, sir! イッテラッシャーイ」
しゅばっ! 楓はキリガネハサミムシの背から飛び出し、寂しく飛んでいるオオヅツハッパムシと、空中でドッキング!
「背中借りるぜ。適当に回避に専念しつつ、敵に接近してくれ。3次元戦闘じゃ、近けりゃ近いほど当てやすい……不安定な体勢で撃つのも慣れてるんでな」
ぐるりとローリング、風を受けながら、魔導銃を掃射!
母艦の上で、それを見ていたのは、茜です。かちゃかちゃ、かちゃりと魔導銃の照準を調整しながらに、
「サンテックスの憧れた空……では、ないかな。でも、空には違いない」
「ちょっとあなた、どこへ行くの?」
「そんなに端へいったら、落ちてしまうわ?」
ユークリアンナたちの声を背中に、茜はキリガネハサミムシの背中の際へと歩み寄ります。ぷかり、くわえタバコから煙が上って、羽の起こす気流の流れに吹き飛ばされ、はかなく消えていきました。
確かにそこは抜けるような青空ではなく、不思議な色ではありました。けれど、空には違いありません。
茜の愛する、広くて素敵な大空です。
「なら……僕のすることは、決まってるよね」
魔導銃を手に、彼女は一切のためらいもなく、えい。と言って、空へと身を投げました。
「理想と夢を追い求めて、さらなる情熱と、浪漫を求めるのさ」
ぶわ! まるで花が咲くかのように、茜の背中へ生えて広がる、黒と白の翼。どぎゅん、と滑空、茜はムシの背も羽も借りずに、単独飛行を敢行! 戦闘を開始しました。
飛び交う光の弾。落とされるネ族の味方、次々に敵を撃墜していく旅人たち。
それらを眺めて、トワはふと、静かな面持ちを浮かべます。
「あれぇ、どうしたの? こわい? だいじょうぶだよぉ、みんながついてるし、オレもいるし! 白黒にゃんこも、ラピちゃんだっているからねぇ」
瑠樹がひょこっとトワを覗き込み、励ますように言いました。ふにゃ? と首を傾けたアルクに、ぬいぐるみのラピちゃんを、ぴこぴこと目の前で揺らして見せながら。
「Thanks,リューキ! ダイジョーブなのデス」
にぱっ、と笑うトワ。彼女には、自身に志す、ひとつの役割がありました。今、ここではなく、もう少し先……ハ族の居城とやらにて、やるべきことがあるのでした。
「そう……私の役割は、もう少し後。なのデスヨー」
母艦、キリガネハサミムシに併走するように、2匹のハチが飛んでいます。
1匹は
恵御納 夏朝
が乗り込む、『クルリサシバチ』。オオヅツハッパムシやフタマタコヅツハッパムシに比べて耐久性には劣るものの、機動性に勝り、なおかつ尾針による強烈な一撃は、必殺の威力を誇ります。
もう1匹は、
八神 修
の操る『マダラヤリバチ』。赤と黒の警戒色が目を引く戦闘蜂で、その姿はまるで、大きなスズメバチ。小回りの良さはクルリサシバチに譲るものの、まるで騎士の持つランスのごとき長大な尾針の貫通力は、それ以上です。
「ユメ! ひとつ聞かせてくれ!」
修は母艦の上で手持ちぶさたにしているネ族の青年へ、声を張って尋ねます。
「なんだい、殻無しさん!」
「時間を稼げば、ウォーカーが援護に来るかもしれない、と言ったな。しかし、彼らにどうやってこちらの位置を知らせる?」
「八神くん、来たよ!!」
返答が届く前に、敵オオヅツハッパムシが2匹、こちらへ突撃してくるのが見えました。
夏朝はクルリサシバチを旋回させて、引きつけながらに攪乱します。一定時間ごとに生えてくる尾針を射出し、1匹の羽を射抜いて撃墜したところで、修のマダラヤリバチが、夏朝を追うオオヅツハッパムシを上から強襲。尾針は甲殻ごと敵を貫通、撃墜しました。
「お見事! で、お尋ねの件だけどね……ウォーカーに連絡は、幾度も試みた。返答が無いところを見ると、どうやら遠くへ行っているらしい」
「なら、援軍にも来れないんじゃ……?」
夏朝の疑問に、ユメは2本の右手で人差し指を立て、ち、ち、と揺らします。
「彼らは来るよ。こちらへもう向かってるはず……でなけりゃ、そもそも間に合いやしないから。そう思おう」
「そんな投げやりな……」
「大事なし。彼らは来るよ。僕はウォーカーたちと、ネ族との橋渡しをしていたのさ。だから彼らのことはね、重々、よおく心得ている。君らに似て、真っすぐで快い連中さ……おおっと! これ以上は語るまい、ユークリアンナのおふたりの楽しみを奪って、末代まで恨まれたくはないからね。フフフ!」
良く分からないことを言いつつも、ユメはひょいと、修へ何かを放り投げました。ぱし、と修はそれを受け取り、
「ハ族の城へ首尾よくたどりつけたなら、城門の前で、それを使うといい。彼らへ居場所が知れるだろう」
「……魔導式の、信号弾か? 分かった、預かろう」
拳銃サイズのそれをベルトの隙間に差し込んで、彼はうなずきます。
茜色の空に見えるのは、まだ、おびただしい敵の姿だけです。
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担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
きままにアルク 前編~二十四の轍
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年02月06日
参加申し込みの期限
2017年02月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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