this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
せんせいといっしょ:津止先生編
1
2
3
4
5
…
7
つぎへ >>
放課後、
津止 孝道
先生から声を掛けられた
卯木 衛
は、黄色の目をぱちぱちと瞬かせた。
「古書店を巡って、寝子島の伝承探し?」
「中でも特に、異世界との繋がりや交流に興味をお持ちだそうです……」
その場に居合わせたうちのひとりである
御巫 時子
が言葉を足せば、衛の目はぴかりと輝く。
(異世界……もしかしたら、カイくん達の世界の伝承なんかものこってたりすんのかな?)
うん、そうかも! と思い立ったら、もう立ち止まってはいられない。
「先生! もう一人誘って来るんで、俺も一緒させてください!」
早口に言い切るや、衛は身を翻して廊下を駆けていった。
「衛さん、廊下を走っては……」
「……聞こえてないみたいだな」
時子のおっとりとした声に、
御剣 刀
の呆れ混じりの声が被る。
遠ざかっていく後姿を眺めながら、
壬生 由貴奈
が優しい苦笑いを漏らした。
「まあ、うーちゃんの気持ちはわかるけどねぇ」
この話を持ち掛けられた時、由貴奈の頭を過ぎったのもクローネの世界での出来事だった。そして、
(もしミケ達の世界と繋がったらまた会いたいなぁ、もふもふしたいなぁ)
なんて、由貴奈も、異世界で出会った翼ある獣――翼獣のことを思い出していて。
だからこそ、衛が俄然やる気になるのもわかる気がしたのである。と、その時。
「――落神伝説は事実だった」
思案げに眼差しを伏せて、ふと、刀が口を開いた。
「つまり、この島に伝わるおとぎ話のような伝承の中に、事実に基づくものがまだある可能性は高い」
顔を上げた刀の黒の双眸には、強い意志の光が宿っている。
今日も今日とて口数の少ない津止先生が、刀の言葉を受けて静かに頷いた。一方、
(寝子島の伝承か……調べ手は、多い方が良いよね)
と、皆の会話に耳を傾けながら考えるのは
恵御納 夏朝
だ。
「僕も色々気になるから。津止先生。僕も……伝承探し、頑張るよ!」
そう宣言した夏朝の胸の内には、口にしていない想いもまた一つ。
(前みたいに、先生を危機に晒したくはないから……)
故に、他でもない津止先生の為にも少しでも情報を得ておきたいと、そう夏朝は思うのだ。
ぽん、と両手を合わせて柔らかく微笑した時子もまた、この話に惹かれた様子。
「私も、異世界に興味があります。何か、新しい情報が得られればいいですね」
孝道先生とお話する機会もなかなかないので楽しみです、と付け足された台詞に、
「……」
普段、そういうことを言われ慣れてないのであろう津止先生は、何とも言えない顔になった。
「あれ? せんせー照れてる?」
「……」
由貴奈のど直球の問いに津止先生は答えなかったが、
(あ、照れてるんだ……)
(照れてらっしゃるんですね……)
(照れてるのか……)
益々以って渋くなるその表情に、その場にいた全員が胸の内にそう確信したとか。
皆と同じく、津止先生の顔にじーっと視線を注ぎながら、
(なんていうか、珍しいひとから誘われちゃったけど……)
異世界について何か手掛かりがあればいいねぇと、由貴奈はのんびりと思った。
さて、廊下をビュン! と走り去った衛が誰の元へ向かったのかというと、
「アーカーリーくんっ!」
「うわっ!?」
ガバッ! と衛が背後から奇襲を掛けた相手は、
来島 アカリ
なのだった。
振り向いて衛の姿を確かめたアカリは、疲れたようなため息を一つ。
「……なんだ、卯木かよ。普通に来いっつーの」
「アカリくん! カイくん達の世界の手がかり探さねえ!? 探すよな! 探そうぜ!」
瞳をきらきらとさせながら畳み掛けてくる衛の額に、アカリは鋭いデコピンを食らわせた。
いてえ! と額を押さえて、とりあえず大人しくなる衛。
「……で、なんだって? ライたちの世界の手がかり……?」
「そう! いつかまた会えたらの『またいつか』は、待ってなきゃいけないもんでもねえし!」
「あー、落ち着け卯木。とりあえず、俺にもわかるように最初から説明しろ」
な? と、アカリは宥めるようにして衛の肩に手を置いた。
その温度に幾らか冷静さを取り戻して、衛は津止先生からの誘いについてかくかくしかじかと説明する。
「……なるほど、津止先生と寝子島の伝承について調べる、か」
「そうなんだって! カイくん達の世界に繋がる情報がねえか探してみよう!」
「翼獣について何かわかるかも、ってことか……わかった、俺も行く」
言って、アカリは軽く口の端を上げてみせた。
「確かに、待ってるだけじゃ始まんねーよな。ライにも……もう一度会いてーし」
アカリの言い様に、そうこなくっちゃな! と衛は白い歯を見せる。
「よし! じゃ、早速先生に報告だ!」
「って、おい、ちょっと待てって!」
また廊下を駆け出した衛の背中を、アカリは慌てて追い掛けるのだった。
1
2
3
4
5
…
7
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
せんせいといっしょ:津止先生編
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
神話・伝説
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月09日
参加申し込みの期限
2017年01月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!