this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
<< もどる
1
…
17
18
19
20
21
…
34
つぎへ >>
●ループ:X1・4月下旬の寝子島高校(2)●
【寝子島高校:講堂前】
あの踏み絵の儀式で自分は、ろっこんの暴走に巻き込まれて死んだはずなのに。
桜庭 円
は気が付くと、見慣れた寝子高の講堂の前に立っていた。
(あれれっ……これ走馬燈?)
にしては、周りでギャースカ走り回ったり、おしっこ漏らしたりしてるちびっ子たちが、やたら存在感あり過ぎだ。円自身も、スモックにかぼちゃパンツ姿のお子様になっていて、この幼児化現象には、何だか心当たりがあるような?
「あっ、これってみんなで子供になった日の……
なんでこの日?」
理由はよく分からないけど、とりあえず自分はまだ生きてるみたい。よかった。子供になっているのも外見だけで、高校生としての記憶もある。
ほっと安心するのと同時に、円は気掛かりなことも2つ思い出した。
1つは、ののこのこと。踏み絵の儀式の混乱に乗じて、命を狙われていた。殴られて気絶したののこを助けに行った所までは憶えてるけど、あれから彼女はどうなったろう?
2つ目は、テオのこと。ここはテオのろっこんが暴走して出来た世界だって、クローネが言っていた。テオ自身は、救出班の誰かが九夜山から逃がしてくれたようだけど、円は詳細を知らない。
あの猫はいま何を思い、どこで何をしているのだろう?
「テオ、責任感じてなきゃいいけど。
んー、とりあえずテオかののこちゃんを探してみようかな?」
けれども、そのテオの方は思いの外すぐに見つかった。
見つかったと言うか、
志波 拓郎
と
呉井 陽太
の2人が、連れて歩いていたのだ。円は講堂の向こうから来た2人の子供に走り寄り、拓郎が抱えていた灰色の仔猫に向かって話し掛ける。
「テオ! 無事だったのかー、良かった!」
「みゃー、みゃー?」
「あ……そっか、この日はボクたちと同じように、
テオも仔猫になっちゃってるんだっけ」
眉間にテオの仏頂面の面影があるけど、この仔猫は円の顔を見ても、ただ甘えるように鳴くだけだった。あと、いきなり話し掛けられた拓郎の方も、
「うぅ、しらない人ぉ……」
と、もじもじと呉井の背の後ろに隠れてしまう。同じ学級委員だから知らない筈はないのだけど、だんだん幼児化が進行してきて、人見知りの素が出てきてしまったみたい。
円は呉井の方に訊いてみる。
「このテオ、どこで見つけたの?」
「うん、
3、4人の子供に追われてた
のを、拓郎君と助けたんだよぅ」
そしてその呉井も、円の顔を見てほっとしたように、
「円ちゃんも、ループしてこの時間軸に来てたんだねぃ。
ほんと、良かったよぅ」
呉井に責任は全く無いとは言え、自分のろっこんの暴走に円も巻き込まれた形ではあったので、やっぱりずっと気掛かりだったのだ。そして「ループ?」と首を傾げる円も、ここで呉井たちから、この世界の情報を教えて貰うことができた。
「ふーん、ループ世界かぁ。テオにこの世界の事、聞いてみた?」
けれど2人もやはり、この仔猫テオとはコミュニケーションが取れなかったのだそうだ。呉井が何を聞いても、またののこの身の危険を訴えても、首を傾げてみゃーみゃー言うばかりで、白沢先生の幼児化ろっこんの影響を、テオももろに被っているみたい。
「そっかー。じゃあ、九夜山の事も覚えてないかなぁ?」
拓郎の腕の中できょとんとしているテオに向かって、円はそれでも話し掛ける。
「何にせよあの時、名前呼んでくれてありがと。嬉しかったよ」
とその小さな額をくすぐるように撫で、
「助けて貰ってばっかりだったし、
これであいこかな?」
だんだん喋り方がたどたどしくなってきた拓郎も、テオがののこを助けにこのループ世界に来たことは、まだ憶えてる。心細げに鳴くテオをすちゃっと頭の上にのっけて、
「テオのいきたいところつれていくぅ!
ののこちゃんのところにいくぅ? 体力おんぞん!」
こうして合流した拓郎、呉井、円の3人は、ともかくテオをののこの所に連れて行くことに決めた。
【中庭】
北校舎と南校舎の間の中庭を、2人の小さな女の子がたったか連れ立って走っていた。
「まったく、テオは素直じゃないですね」
肩から幼稚園の黄色いかばんをぶら下げて、元気に前を進む女の子は、
宮祀 智瑜
だ。
単身ループ世界に入ったテオを追っかけ、智瑜もあの黒い球体に突入したのだけれど、途中でテオを見失ってしまったのだった。衰弱してるくせに、1人でののこを助けに向かったテオの、足代わりになろうと思ったのだけど。
代わりに、同じくこのループ世界に来ていた
澪乃 澄佳
と合流し、今は行動を共にしている。
「うーん、なんだか考えるのがゆるくないねえ……」
その澄佳の方はこんな顔でぽやや〜んとしており、時折り歩みを止めて、ちょっと遅れがちな様子。
「みんなを助けに行かねえと……て思ったら、何でか小さくなってるし。
頭の中も子供になってるのかしら?
ループしてる世界、らしいけど実感はあんまり……
でも本当なら、なんとかしないとだべな」
その言葉に智瑜も力強く頷いて、
「野菜原くんの時はヘッドフォンを奪ったら効果が切れたし、
この幼児化事件の時は、白沢先生のお腹を満たしたら元に戻ったし。
今回のループ現象だって原因が分かれば、きっと解除する方法も分かるはずです!」
「ふへ、原因……原因かぁ」
澄佳は少し考え、この世界にののこもいるとテオが言っていたのを思い出す。
「怪しいのはやっぱり、ののこちゃん?」
「ええ。私も、ループの原因はののこちゃんだと思ってます」
智瑜も澄佳の意見に賛同してくれた。
「ののこちゃんがこの学校に落ちてきて、
私達と一緒に過ごすようになってから、もうすぐ1年になります。
たとえば、何かやり残したことがあるとか?
それとも、もっと長く楽しく過ごしたい?
小さくなってもっと遊んで過ごしたい?
そういう ののこちゃんの思いに、この世界が反応したんじゃないかなと」
「なるほど……うん、きっと原因なのかも! ののこちゃんを探すべさ!」
「それなら、大きな声が聞こえる方に行ってみましょう。
ののこちゃん、子供になってもきっと喋ってそうだから」
「わ〜い、ぬるぬるのぐっちゃぐちゃなのら〜。
泥んこよーさいは楽しいんだじょ〜!」
「そうそう、ほらきっとこんなふうに……って、えっ? きゃん!!」
数発の泥団子のうちの1つがオデコに命中し、智瑜が可愛らしい悲鳴を上げてその場にひっくり返った。「ふへっ、智瑜ちゃん!?」と慌てて澄佳が駆け寄り、彼女を抱き起こす。泥団子なのでただばっちく汚れただけだけど、智瑜は泥まみれの顔のまま、目をぱちくり。
そして顔を上げた智瑜たちは、向こうの噴水の周りで泥だらけになって遊んでいる、3人のちびっ子を発見したのだった。その真ん中にいるアホ毛の幼児は紛れもなく、
「「の、ののこちゃん!?」」
【中庭:噴水付近】
ののこと一緒に遊んでいたのは、
片倉 恵理
と
柳小路 薙射人
の2人だった。元は2人とも20代の若者で、恵理が精神科医、柳小路がその診療所でカウンセリングを受けている患者、という間柄なのだけど、今はどっちも5歳に満たないちびっ子だ。柳小路の顔からは傷も綺麗に消え去っている。
そしてこの3人は、噴水の水を撒き散らして中庭をびちゃびちゃにし、全員泥んこまみれになってキャッキャと遊んでいるのだった。呆れて澄佳が叫ぶ。
「ののこちゃん! そったら所で何やってるべさ!?」
「あっ、すみかちゃんに、ちゆちゃんなのらー。あのねー、
ひみつの泥んこよーさいを、ここにけんせつ中なんだじょ〜」
「よ、要塞?」
なんのこっちゃだけど、ののこの隣りにいた恵理が代わりに説明してくれた。
「この子がね、この学校を秘密基地に改造して、
世界征服の足掛かりにするって言うものだから。
私と柳小路さんでお手伝いしてるのよ。邪魔しないで!」
「せ、世界せーふく……(絶句)。こらあ!
ののこちゃん、いつからそんな悪い子になっちゃったの?
学校で悪いことしたらいけねえんだよう!」
顔を拭いて気を取り直した智瑜と共に、澄佳は噴水の近くにいる ののこを叱って連れ戻そうとする。けれどもその2人の前に、それまでひと言も喋らなかった柳小路が、ゆらりと立ち塞がった。その後ろで恵理が笑いながら言う。
「そうよ、柳小路さん。この子を連れて行く事は絶対にさせないわ。
世界征服の邪魔をする人は、徹底的に排除しちゃいなさい」
「はい、先生」
柳小路がそれに応えて言う。
「子供の頃はテレビゲームで遊びたかったのに、いつも我慢してきたんだ。
だから先生、ここでみんなと、思う存分遊ばせてください」
「こいつらの命のリセットボタン、僕も押していいですよね?」
「!!?」
さらに後ろの恵理が自分の頬を3回叩くと、恵理の身体が足許の方から、ずぶずぶと地面に沈み始めたではないか。智瑜が驚きに目を見開いて言う。
「えっ、身体が泥みたいになって……これも、ろっこんの力?」
恵理がろっこん【Clay the Doll】で、自身の体質を泥のように変化させ、周囲のぬかるみの中に混ざり込んでいるのだ。みるみる肩のラインまで泥に浸かって、首から上だけの生首みたいになったホラーな恵理が、ノリノリで2人に宣言する。
「ここの泥はもはや私の一部なんだから!
見せてあげるわ、私の能力!」
<< もどる
1
…
17
18
19
20
21
…
34
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
前回シナリオ
<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月31日
参加申し込みの期限
2017年02月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!