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寝子島高校
<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
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●ループ:X1・4月下旬の寝子島高校(3)●
【中庭:噴水付近】
「ここの泥はもはや私の一部なんだから! 見せてあげるわ!」
泥のぬかるみの上に首だけを突き出した、ホラーな
片倉 恵理
が2人に向かって言う。
「体質変化でまわりの泥と融合して……さあ、巨人になった私にひれ伏しなさい!」
「そ、そんな!?」
その様子を目撃していた、
澪乃 澄佳
が悲鳴を上げる。
「生首さんが巨大化して、泥の巨人にっ……
あれっ、ならない……ねえ?(きょとん)」
「な、何ですって!?」
慌てて我が身の状態を確かめる恵理だったけど、とくに周囲の泥には何も変化がなく、あいかわらず自分は生首状態のままだ。「ど、どういうこと?」と不思議がる恵理に向かって、ハイと
宮祀 智瑜
が手を上げる。
「私達、みんな子供になって、ろっこんも弱体化してますから……
きっとそのせいじゃないでしょうか」
「そ、そうね。そういうことにしておきましょうか。仕方がないわ」
そう言って恵理は、ろっこんを解除して再び元の子供の姿に戻る。あと柳小路の方は、新聞紙を丸めて作った剣で、ぽかすかフェンシングの攻撃を行ってくるだけだった。やっぱり所詮は子供のすること……リセットボタンとか押されなくて、よかったよかった。剣に当たっても痛くはないので、澄佳と智瑜も再びぬかるみの中に突入して、ののこを連れ戻そうとする。
けれども恵理が気を取り直すと、そんな柳小路を自分の元に呼び寄せた。
「来なさい柳小路さん、私を守る鎧になりなさい」
「!!?」
「教えてあげた通りにイメージするのよ。
どんな攻撃も跳ね返す、堅い堅い鎧をね!」
「はい、先生がお望みとあらば」
そう答えると、チビ柳小路の姿が、金属製の鎧にみるみる変容した。中身が空洞の甲冑一式に変身できる、【Flutedarmed】の能力を発動させたのだ。
ばーーーーーーん! その変身後の姿を見たののこが、キラキラ目で指をさす。
「ロボだー!!」
「え? いやいや、甲冑ね。これは西洋の鎧よ」
鎧なので喋れない柳小路に代わって、恵理が説明してあげるが、ののこは全然話を聞かずに、
「ロボなのら〜! ないとくん、カッコイイじょー!(ぴょんぴょん)」
まあ確かにろっこん弱体化の影響で、手足の短い子供用のミニ鎧になってしまったので、ロボに見えなくもない……いややっぱりそう見えるのは、ののこだけじゃないかな(※画像はののこのイメージです)。
「ロボはすっごいんだじょー! まっはで空もとべるのら〜! キ〜〜〜ン!」
「ちょ、無茶振りするわね!?
柳小路さんはこのままだと、自力で動くこともできないのよ。
でも、私がこうして着込んであげれば……ほら!」
ばばーーーーーーん!! ミニ甲冑で全身を固めた恵理が、ノリノリで澄佳たちの方を振り向く。
「さあ、これでもう私は無敵……どんな攻撃だって跳ね返してあげるわ。
どこからでも掛かって来なさい。この子との遊びは絶対に邪魔させないわよ!」
ふよふよふよ……
ろっこん【空飛ぶ散歩のお時間です。】で宙に浮いた澄佳が、んしょんしょと恵理の頭上を通過していった。そのまま澄佳は、噴水の近くにふわりと降り立つと、
「えいっっ。ののこちゃん、捕まえたべさ!」
「わーい、かっちぇ、つかまっちゃったのら〜♪」
「Σ って、どうして私をスルーするのよ!?」
ののこを後ろからハグしてる澄佳に向かって、恵理が全力でつっこむ。もじもじと澄佳がすまなそうに、
「だ、だって、あたし喧嘩なんてなんもできないもんねえ……」
攻撃してこない相手には、どんな堅い鎧も無意味。澄佳も智瑜も、どちらもまったく好戦的じゃない、やさしい女の子だったのが、かえって恵理たちにはあだに……。
「あっほー、あっほー」
するとどこかから、鳥の鳴き声が聞こえてきた。ちょっと舌足らずだけど、小馬鹿にするような笑い声。恵理がきょろきょろと声のする方を見ると、なぜかそこにいるのは智瑜だ。
「あら、どうしました? お腹が空いちゃいましたか?」
そう言って智瑜が、黄色い幼稚園かばんから取り出したのは、真っ黒なヒナ鳥だった。ヒナなのにふんぞり返ってやたらとふてぶてしい態度で、外に出るとさっそく智瑜に向かって、ギャアギャアと鳴き喚く。よく見るとその両足がリボンで括られていた。リボンは可愛いけど身動きが取れないみたい。
「あれっ、智瑜ちゃん? そのヒナいつの間に?」
きょとんと訊ねる澄佳に向かって、チビ智瑜がはにかみながら答える。
「
北校舎の会議室にいた
のを、連れてきちゃいました。
その、可愛らしかったので……」
澄佳も恵理も、なんとなーくそのヒナに、見覚えがあるような気はしたけど、何だったかどうしても思い出せない。智瑜は智瑜で、片手に載せたそのヒナ鳥を、ののこに向かってほら、と見せて、
「可愛いでしょう? ののこちゃん、マスコットにいかがですか?
黒いから悪の組織にはぴったりだと思います」
「わあ〜い、鳥さん鳥さんだじょ〜!」
あっさり ののこはヒナに釣られて、手を繋いだ澄佳と一緒に、泥んこ要塞を離れようとする。
「ちょ、待ちなさいののこ。どこにも行かせないわよ!」
ちびっ子2人の前に、鎧を着た恵理が必死に立ち塞がる……と、その時だ。べちべちべちっ。とつぜん泥団子が飛んできて、澄佳と恵理両方の顔面にヒットした。
「「きゃっ!?」」
「ののこ、助けにきたぜ!」
そこにバタバタとカッコよく旗を振りながら現れたのは、
新田 亮
だ。手には子供が遊び道具に使うようなパチンコも構えており、これで泥団子を発射したのだ。ちなみに旗のデザインは、カラスのシルエットと卵を組み合わせたような絵柄で、新田の手作りなのだろう、けっこう上手い。
ぬかるみの中ですっ転んで、泥だらけになった澄佳と恵理の2人を見て、黒ヒナはゲラゲラと大笑い。すると今度はそのヒナに泥団子が命中し、こっちもべっちゃり泥まみれ。
「ワーイワーイ、泥んこ遊びなのら〜!」
今度はののこが投げたのだ。智瑜の手の中でギャアギャアと怒り出すヒナ、続いてののこは、ぽいぽい新田にまで泥団子を投げ始め、
「!? いや待て、ののこ……ぷわっ」
誰に渡そうか迷っていた手のメモごと、哀れ新田も泥まみれ。そもそも新田は、ののこと仲良くなって情報を聞き出すつもりだったのだ。ののこを妨害する者がいれば、メモを渡してこっそり自分の真意を伝えようと思ったのだけど、いざ駆け付けてみれば、誰がののこの敵で味方なのかさっぱり分からない。挙げ句の果てには当の ののこにまで攻撃されて、もはや何が何やらだ。
「あれっ、何だか楽しそう? こうなったら私も……えいっ!」
「えっ、智瑜ちゃん!?」
しまいには智瑜までノリノリで泥団子を投げ出し、びっくりする澄佳に向かって彼女が言う。
「ループの原因はきっとののこちゃん……ののこちゃんが満足したら、
ループは収まると思うんです。私も遊びに付き合います!」
「そ、そっかー。じゃあ、あたしも!」
「柳小路さん、鎧の変身を解除しなさい。私達も負けてられないわよ!」
「はい先生。これもゲームですか?」
という訳で元の子供に戻った柳小路も加えて、ののこ、新田、澄佳、智瑜、恵理の6人で、雪合戦ならぬ泥合戦の始まりだ。四方八方から泥と笑い声が飛び交い、みんな泥まみれになって、そのうち顔の区別もつかなくなってくる。もう敵も味方もない。全員それなりに目的もあったはずなんだけど、そんなことはもうすっかり忘れて、くたくたになるまで仲良く遊び合うのだった。
【北校舎3F:校長室】
さて、
八神 修
、
椿 美咲紀
、
常闇 月
のちびっ子3人組は、中庭要塞に残った ののこ達よりもひと足先に、ここ校長室へとやって来ていた。
「ここが本拠地だ、偉そうな机だぜ!」
と
八神 修
は校長先生の机に登って、やんちゃなポーズをキメる。ののこが来る前にこの校長室の改造に取り掛かり、下準備をしておくのだ。めざせ、悪の組織のアジトにふさわしいスーパー基地。
常闇 月
は、キョロキョロと部屋の中を見回して2人に、
「ふむ、あくのひみつきちとなるなら、
せいぎのみかたをしとめるトラップがひつよーでしゅね」
「ああ、罠は大事だな」
とこれに応える八神。
椿 美咲紀
がその隣りで、ハイ!と元気よく手を上げた。
「じゃー、つくえでやまを作って、かんたんに入れないよーにするのです。
それにカーテンかぶせて、やまをワッショイと登ってきたら
足元よくわかんなくてつくえの合間に落っこちるわなにするのです。
これでいちもうだじん! とかいうやつなのです!」
「「おおー」」
ぱちぱち拍手する八神と月。秘密基地にふさわしい、大掛かりで楽しそうなワナになりそうだ。
そうと決まれば早速と、んしょんしょ他の教室から机を運び始める3人。はりきり過ぎて机は廊下側にもはみ出し、ちょっとしたバリケードみたいになってきた。
「ほへ、月ちゃんは、どんなわなを作ってるですか?」
その机のクレバスの谷間で、ダンボールや紐を使ってごそごそやってる月を、上から美咲紀が覗き込む。言われて月が顔を上げると、何やら複雑な仕掛けが張り巡らされていて、自分できょとんとする。
「おや……? わたしはいつのまにこんなものを。
どうやら、むいしきにつくってしまったようでしゅね。
ふむ、これはいったい、どんなトラップなのでしょう?」
「うっきゃーー!? わなにひっかかっちゃったのら〜!」
輪っかになった紐に片足を釣り上げられ、幼児ぱんつもろ見せで、びよんびよんしているののこを見上げて、月がぽんと納得の手を叩く。
「ああ、なるほど。こういうちょっとアブナイトラップ……
って、の、野々さん!?」
「ののちゃん、いつのまに帰ってきたですか!」
美咲紀と2人で机の山に登って、空中でキャッキャしているののこを、慌てて下に降ろす。ののこは何だか泥だらけの、やけにばっちい格好で、
「泥んこよーさいから、てったいしてきたんだじょ〜」
トラップに引っ掛かった怪我は全然なく、本人はかえってアトラクション気分で罠を満喫した様子だったけど、その隣りで月はしゅんとしょげて反省だ。
「ごめんなさい、すこし、ほんかくてきしゅぎました」
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推理・サスペンス
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50人
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50人
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シナリオガイド公開日
2017年01月31日
参加申し込みの期限
2017年02月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月07日 11時00分
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