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寝子島高校
<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
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●ループ:
X2
・4月下旬の寝子島高校(4)●
【北校舎3F:校長室】
「うっきゃーー!? わなにひっかかっちゃったのら〜!」
輪っかになった紐に片足を釣り上げられ、幼児ぱんつもろ見せで、びよんびよんしているののこを見上げて、
常闇 月
がぽんと納得の手を叩く。
「ああ、なるほど。こういうちょっとアブナイトラップ……
って、の、野々さん!?」
「ののちゃん、いつのまに帰ってきたですか!」
椿 美咲紀
と2人で机の山に登って、空中でキャッキャしているののこを、慌てて下に降ろす。
「ごめんなさい、すこし、ほんかくてきしゅぎました」
「ふむ、月の罠は一寸危ないか? 改善の余地がありそうだな」
反省中の月の肩を、
八神 修
がぽんと叩いて慰める。そこで月が、あれっ?と不思議そうに顔を上げた。まじまじと周囲を見回して、
「……このやりとりは、何回かやったおぼえがあるよーなきがしましゅ。
やがみさんは、どうでしゅか?」
「あれれー? しゅーくん、おかしいですー?」
続いて美咲紀も、戸惑い顔で八神に報告する。
「つくえでやまを作ろうと思ったら、とちゅうまでできてるやまが
もうあるのです。あたちたち、いつのまに作ったんでしょーか」
2人の報告を聞いてから、八神は持参のノートを開いて納得した。そこに自分の字で、これまでのループの活動記録が付けられていたからだ。書いた覚えは全くないけど、これが初めてのループではない確かな証拠。ぱらぱらとめくると前周のループの記録は、いろいろあって遊び疲れて、みんなでお昼寝をした所で終わっていた。眠って全員またこの周回にループしたみたい。
「そうだ、カッツェ様」
八神はののこにノートの内容を見せて、ののこにもコメントを書いて貰おうとする。次のループで、書いた記憶のないコメントが増えていれば、ののこにもこの世界の異常が分かってもらえると思ったのだ。けれども、びっしり書かれたノートを見たののこは、目を泳がせて、
「かっちぇ……あったまいいけど……ま、まだ字はよめないんだじょ……(もじもじ)」
「うっ……そ、そうか。子供だものな」
道理で今までの記録にも、ののこのコメントがない訳だ。八神はその件は諦め、再びページをめくる。記録によれば、この秘密基地作りを手伝ってくれる、頼もしい応援がこの後現れるようで、実際読んでるそばから、その有志2人が現れた。
1人は、ののこと同じく中庭要塞から撤退してきた
新田 亮
。
「楽しかったが、うわ泥だらけだ……なにか拭くもの……」
「わーたいへんなのです! このカーテンでふくといいよ!」
親切な美咲紀が、校長室のカーテンを外して新田にあげて、
「ほら、ののちゃんも、そのままだとばっちいのです!」
ついでに身をよじって喜ぶののこも、ワシャワシャと綺麗にしてあげながら、
「それにカーテンでまんと作ってはおるとかっこいいよー。
ののちゃんやってみる?」
「うんっ。みさきちゃんとおそろいなのら!」
そして校長室のドアから静かに中の様子を窺いながら、無口な男の子がもう1人入ってきた。実年齢は5歳だけど、もっと背が高く小学生ぐらいに見える。幼児化した
恵御納 久隆
だった。
「あ、つぇりさま……やっとみつけた」
その久隆は、頭からカーテンを被っててるてる坊主みたいになってる ののこを見つけて、わずかに眉を上げる。子供の頃から無表情で分かりづらいけど、ほっと安心して喜んでいるらしい。久隆はこの時間軸にループしてきてから、ずっとののこを探して校内を彷徨っていたのだ。頭の中身や記憶も今は5歳児なので、ののこをどうして見つけたかったのかは忘れてしまったけど、ともかく良かった。
そしてここに秘密基地を作っているのだと聞いた久隆は、自分も手伝うと申し出る。
「つぇりさま……ここは、こうした方がかっこいい」
中庭の要塞がすでに陥落?し、強力な敵の軍団?がこちらに向かっていると聞き、久隆もてきぱきと校長室の改造に参加する。
「かっこいいひみつきちは、てきを発見すると
けいほうがびー、びーとなるんだ……」
「けいほう? ほんかくてき! すごいねー!」
可愛いらしい美咲紀にきらきらの目で褒められ、久隆もちょっぴり満更でもなさそう。寡黙でおとなしい男の子に見えるけど、実はひそかにロボ物・ヒーロー物好きみたい。随所でマニアックなこだわりを見せて、
「あと……とりもちとかはかっこ悪いから、
糸でからめとらないか。
ここも紙ぶぶきでばーっと……
あと、ここからロボットががーっと……」
【北校舎3F:校長室前の廊下】
トンテンカンと建設中のそんな秘密基地を見付けて、次にやって来たのは
桜庭 円
、
志波 拓郎
、
呉井 陽太
の3人だ。バリケードのように廊下を塞いでいる机の山を見上げて、
「わっ、なんだか楽しそうな事やってる!
やっほー、ののこちゃん」
と
桜庭 円
が、手をぶんぶん振る。
「あっ、まどかちゃんたちも、ひみつきちづくりに来たのら?」
山のテッペンからののこがそう言って手を振り返し、円たちは「秘密基地?」ときょとん。
呉井 陽太
は、素早くののこの様子を確認し、怪我などもしていないことに、ほっと安堵する。
(誰かに襲われた様子もないみたいだし……杞憂だったかねぃ?)
その間に、ののこから話を聞いた円は、
「うろぼろす? そっかーここ、悪の組織の秘密基地なんだー。
じゃぁ、ぼく正義の味方やっていいー?
秘密基地攻略戦を、申し込んじゃうよ!」
その円の提案に、構成員の子供たちが騒然となる。新田と久隆が口々に、
「敵だ! 敵が来たぞー!」
「びー、びー、びー!」
新田は迎撃用に黒板消しを扉に挟み、久隆は口で警報を鳴らす(かっこいいブザーはまだ建設中)。何ごとかと出てきた八神、月、美咲紀も含む子供たちに向かって、円がルールを説明する。
「じゃーこの基地を攻略して、ののこちゃんを捕まえたら、
ボクたちの勝ちってことで、どう?
負けた悪役はみんな、仲間になるんだよー」
「わかったのら〜!」
元気いっぱい返事をするののこの隣りで、新田が訊ねる。
「俺達が勝ったら、どうなるんだ?」
「んーとんーと……あ、じゃあテオは?」
円は、隣りの拓郎が頭の上にのっけてる仔猫に目を留めて、
「ボクたちが負けたら、テオをあげるよ。
ののこちゃん、ほら、欲しくない? 灰色の仔猫」
「みゃー?(きょとん)」
「あっ、もっふもふのこねこ! ほしいのら〜」
交渉成立。これなら円たちが勝っても負けても、テオはののこの所に行けるだろう。一方で、ますます幼児化が進み、泣き虫と人見知りの素が出てきてしまった
志波 拓郎
は、
「うぅ、なんかしらない人いっぱいぃ……」
秘密基地攻略という思わぬ成り行きに、泣きそうになってしまうのを、じっとこらえてがまんする。
「でも、ののこちゃんきっとだいじぃ……いっしょにあそぼー?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
前回シナリオ
<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月31日
参加申し込みの期限
2017年02月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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