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<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
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●ループ:X1・4月上旬のシーサイドタウン駅(4)●
【シーサイドタウン駅:ねこでん車内】
ホームでコウモリ捕獲の作戦を打ち合わせた
龍目 豪
たち3人は、ただちに行動を開始した。
渥美 ニナ
がねこでん最後尾の車掌室の方へと走り去った後、龍目も
青山 絢
と共に、開いている扉から車両内へと突入する。
ちなみに今、2人の頭の中で流れている曲はジャズだ。誰彼構わず口説きたくなるだけの効果だから、ヘビメタやダンスミュージックなどと比べれば、作戦行動に大きな支障はない。龍目は内心で、
(作戦中に、また青山を口説かないようにしないとな……
いや、探検部に来てくれるのは大歓迎なんだが!)
そうして2人がドアから飛び乗ると、車内にいた赤い目の人々がいっせいにこちらを振り向いた。満員電車というほどではないけど、まだ密集して十数人いる。
そして問題のコウモリは、すぐに見つかった。吊り革の1つに逆さまにぶら下がっていた、卑屈そうな顔のコウモリが、入ってきた絢の方を見るなりすぐに言う。
『やぁ、ベイベ。昨日の夜……ボクの夢に出てきたネ?
これも運命だから、種の垣根を越えてボクと付き合っちゃわない?』
いきなりコウモリに口説かれた絢は、後退りしてドン引きだ。
「えっ、付き合うとか……ありえないわ」
そこで2人の脳内に流れる曲が、ギュワイーーーン!とヘビメタに切り替わった。すると今度はコウモリが半狂乱で飛び回り、天井や窓にガンガン頭を打ち付け出す。
『あんなに愛し合ったのに! あんなに愛し合ったのに!
ちくしょう、翼手目差別だ! 絶滅してやるー!』
「Σ って、音楽の影響受けまくりだにゃー!?」
とつっこむ龍目。なんとなく、コウモリは曲の影響は受けないような気がしていたけど、全然そんなことはなかった。もろ影響をこうむっていた。
ジャーーーーーーーーーーーンン!!
けれども、そこに大音響で別の音楽がカットインしてきた。車掌室に行ったニナが、打ち合わせ通り車内放送で、スマホの音楽を再生し始めたのだ。するとコウモリの暴力衝動(自殺衝動?)も収まり、
『ハッ!? ボクはいったい何を……!』
大音量で流れる車内放送は、イヤホンで音楽を聴いているのと同じ。敵のコウモリが逆に頭の曲の影響から脱してしまった! 同じく絢たちも曲に行動を左右されなくなったので、公平と言えば公平だけど、当のコウモリの方は憎々しげにその絢に向かって、
『おのれ……さっきはよくも、この純情なボクを誘惑してくれたな!』
「えっと、私のせいじゃないわよね、それ……?」
『うるさい! デリケートで恋に臆病なボクの心を弄びやがって!
そんな傲慢で自分勝手な連中には、どんな仕返ししたって許されるんだい!』
やっちゃえ!というコウモリの命令と共に、車内にいた暴徒がいっせいに、絢と龍目の2人に襲い掛かった!
「うわ押さないで、あぶないにゃ〜」
龍目は無防備な絢を後ろにかばって、その赤い目の暴徒たちと押し合いへし合いになる。幸い、着込んでいる猫の着ぐるみが、クッション代わりの防具になるので、ダメージは全然無い。
(コウモリの吸血も防げるし一石二鳥だな……よし!)
さらに龍目はわざとゆっくり動いてみせて、着ぐるみの動きにくさを強調する。これでコウモリの油断を誘うのだ。後はさっき2人に実演して見せたように、着ぐるみの頭をコウモリの上から被せれば……
キュポンッ。その猫の頭が突然後ろから引き抜かれて、「なっ……?」と素顔をさらした龍目が呆然とする。背後にいた暴徒が、彼の着ぐるみの頭を取り去ったのだ。
『キシシシッ。コウモリだから、飛び回るだけとでも思ったの?
残念、手なら幾らでもあるのさっ……ボクが操る奴隷たちの手がね!』
バサバサッ。吊り革の間を縫って飛んできたコウモリが、首の隙間からスルッと龍目の着ぐるみの中に潜り込んだ。同時にさっきの暴徒が、また元通りに猫の頭を被せ直す。
「〜〜〜〜!!?」
着ぐるみ内部への敵の侵入を許してしまい、じたばた龍目がもがいていたのも、ほんの数秒のこと。すぐにキラーン☆と赤く目を光らせ、こちらを振り向いた猫の着ぐるみを見て、絢が悲鳴を上げる。
「うそ、そんな……龍目君!」
「ウニャニャーーーーーッ!」
そしてその着ぐるみはガバリと両手を振り上げると、絢に向かってまっしぐらに飛び掛かった!
【ねこでん車内】
車掌室からホーム伝いに戻った
渥美 ニナ
は、車内に1歩足を踏み入れて愕然とした。
「龍目くんの様子が……? うわ、洗脳されちゃったんですか!」
ニナたち5人を車内で待ち受けていたのは、十数人の暴徒と、彼らと同様に怪しく目を光らせた猫の着ぐるみ。そしてその着ぐるみの片腕に捕まっている人質、
青山 絢
の姿だった。絢が青ざめた顔でニナたちに言う。
「ごめんなさい、捕まってしまうなんて……!
龍目君は、着ぐるみの中にいるコウモリに操られてるの。
名前はバッツ。三羽烏の1匹だって、ついさっき自分で言ってた」
「やっぱり……クローネの手下はまだいたのか」
ニナと共に車内に入った、
鴻上 彰尋
が言う。鴻上は車内放送でコウモリを撹乱しようと車掌室に向かったところ、すでに同じことをしていたニナと出会って、ついさっき合流したのだ。ここまで同行してきた
日月 透
、
サキリ・デイジーカッター
、
水上 桜
の3人も一緒だった。
『ちくしょう、分かってるぞ! オマエらが今考えてることは!』
人質の絢が言った通り、バッツとかいうそのコウモリの声が、着ぐるみの中から聞こえてきて、
『三羽烏なのに4匹目だし、カラスどころか鳥ですらねーじゃねーか、
ってそう言いたいんだろ、どうせ? ちゃんと分かってるんだからな!』
鴻上がニナたちと顔を見合わせ、
「いやそこはあんまり……何となく、7匹ぐらいはいるような気がしてたし」
『うるさい! 寄ってたかってボクを馬鹿にしやがって!
ああ、どうせボクは嫌われ者のコウモリさ!
鳥だか動物だかよく分からない、中途半端な存在さ!』
てんで人の話を聞いちゃいない。どうもこのバッツとか言うコウモリ、被害妄想の傾向が強いようだ。さっきから話を聞いてムカムカしていた桜が、案の定すぐにブチキレる。
「やかましい、このクソコウモリ!」
「被害者ぶるんじゃねえよこの***野郎が!」
「お前の***が****なのは***だからだろうが!
その腐った***に***詰めて100回****ね!」
青少年の健全な育成に悪影響を及ぼしかねないNGワードを連発しながら、桜が頭上に振り上げた消火器で、目の前の着ぐるみをメタメタのボロボロにぶちのめそうとする。
何でこんな所に消火器が、と一応説明しておくと、これは日月が駅ビルから調達してきた1本で、でも先生は何も中学生を撲殺犯にするために、コレを持ってきた訳じゃない。
当然ながら日月は、怒れる桜を慌てて後ろから羽交い締めにして、
「いけません、桜さん。バッツがどこにいるのかも分からないんですよ?」
そう、着ぐるみの中にいるのは確実なのに、バッツがどの部位に隠れているのかは、外からでは全然見当が付かないのだ。頭かお腹か背中か、はたまた手足のどこかか。
サキリが2人の隣りで、思ったよりも厄介な状況に眉を顰める。
「闇雲に攻撃すれば、中の龍目先輩を傷付けるだけ……。
これじゃ、先輩まで人質に取られてるのも同然だね」
おまけにその龍目はバッツの指示で、もう1人の人質・青山絢をこれ見よがしに、盾代わりに自分の前に立たせる。サキリはポケットの中のガラスの破片を、ひそかに指先で探りながら機を窺うが、迂闊に動くのは危険な状況だった。
日月はなるべく敵の感情を刺激しないように、穏やかな声でバッツに訊ねる。
「三羽烏の1匹だとさっき言いましたね。
クローネに協力して、その力を使い続けるのは何故です?」
『キシシッ、だってクローネ様は、絶対ボクの悪口を言わないもんね。
ボクを傷付ける奴には、何をしたっていいんだって、
そう教えてくれたのもクローネ様だし!
クローネ様はボクのすることを、ぜ〜んぶ許してくれるんだいっ!』
母親に甘やかされきった子供の言い分だ、まるっきり。日月はそのバッツに、
「クローネに利用されているだけだと、何故分からないんです。
もっと自分を大切にしましょう……」
そう言い諭してはみたものの、相手の心に響いたようにはとても思えなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
前回シナリオ
<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月31日
参加申し込みの期限
2017年02月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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