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<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
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●ループ:X1・4月上旬のシーサイドタウン駅(3)●
【シーサイドタウン:駅構内】
一方、
渥美 ニナ
たちは敵のコウモリがいると思われる駅構内へと、いち早く辿り着いていた。
「ハチドリの次はコウモリ? 全く、次から次へと、冗談じゃないですよ!」
「ウガーーーーーーー!」
ニナはまた1人、奇声を上げながら襲ってきた暴徒を突き飛ばし、転んだ所で素早くその衣服と通路に同時に触れる。「がちゃん」と呟けば、暴徒の服が床にくっつき、起き上がれなくなった襲撃者はその場でじたばた。ニナの接着ろっこん【錠前師の束縛】による、簡易拘束だ。
「コウモリはどこにゃ? コウモリを探すにゃ!」
そしてニナの他にもう2人、一緒に暴徒から逃げている仲間がいる。さっき駅前のネコジマスクエアでニナと合流した、
青山 絢
と
龍目 豪
だ。龍目は相変わらず猫の着ぐるみ姿。赤い目の人々に訳も分からず襲われていた所を、こんなふうにニナのろっこんに助けられて、ここまで逃げてきたのである。
ちなみにニナもイヤホン&スマホ持参で、脳内に流れる音楽の方はばっちり対策済み。
そして別チームの鴻上らと同様にニナたちも、やはり暴徒の異様な影の形から、彼らを操っている敵はコウモリだろうと目星を付けていた。暴徒の首筋や腕に一様に見られる咬み傷も、その推理を補強する。おそらく、咬んだ相手を洗脳できるもれいびなのだ。ニナが言う。
「全く、気色の悪い能力ですね……そのコウモリ」
「捕まえたらスマキにして、ろっこんで固定してやりますから!」
「駅の中も、外と変わらず不気味ね……」
絢は物陰から暴徒が出てきたら、いち早くニナに教えようと周囲を見回しながら呟く。駅の構内にも、やはり毒々しい植物やキノコがあちこちで繁殖し、気味が悪いことこの上ない。それに進めば進むほど、暴徒の数も増えているような。
「でも、洗脳された人がどんどん増えているってことは、多分この先に……?」
絢の言葉に、走りながら龍目やニナも頷いた。
「操っているコウモリもいるのに違いないにゃ!」
【シーサイドタウン駅:ホーム】
3人が改札を抜けると、その通り、またさらに暴徒の数が増えた。ニナは今度は暴徒同士の服を接着して、彼らの行動の自由を奪う。さらにその内の数人を自動改札機とくっつけて、追手を通せんぼする障害物にした。
「これで暫くは、時間が稼げるでしょう……さてさて」
ホームには、2輌編成の水色の電車が停車していた。
言わずと知れた寝子島線の愛され電車、ねこでんだ。車両にまではさすがに植物が繁茂しているようなこともなく、普通の状態。ホームに面した全ての扉も今は開いている。
「あっ……! 影がコウモリの人が出てきたわ」
その扉の1つを指差し、絢が2人に教える。龍目とニナも物陰から首だけ出して様子を窺えば、絢が言う通り目を赤く光らせた人が1人、また1人、次々と電車から降りてくる。
「まるで洗脳者製造工場だにゃ」
「洗脳してる元締めのもれいび、コウモリがいるのは
十中八九、あの電車の中で間違いなさそうですね」
どうする?と目配せをする2人に、ニナが最後尾の車掌室を指し示して言った。
「居場所と敵の見当は付いたんです。
ここは車内放送を利用して、そのコウモリを攪乱してやりましょう」
作戦はこうだ。車掌室のマイクを通して、ニナの持っているスマホから大音量の音楽を流す。相手はコウモリだ、大きな音や高周波音には弱いだろう。
動揺した隙を突いて、車両内で待機していた龍目と絢の2人が、コウモリを捕らえる。ニナが車内放送を掛けるのは、全員の脳内に流れる曲が次に変わったタイミングで、という段取りだ。
「よし、コウモリを捕まえるのは、俺と青山に任せてくれにゃ!」
龍目が着ぐるみの胸をドンと叩く。絢の方はやや不安そうに、
「うまくできるかしら。捕虫網でもあれば良かったんだけど」
「狭い車内で網を振り回すと、破れる心配があるからにゃ。
なあに、こうすれば!」
そう言うなり龍目がスポッと着ぐるみの頭を脱いで、上から床にかぶせる真似をした。絢が感心する。
「それなら、安全に捕まえられそうね」
「着ぐるみなら、血を吸われて洗脳されるのも防げるしにゃ!」
【シーサイドタウン:上空】
その頃、毒々しい色の雲に覆われた空では、2羽のカラスが追いかけっこをしていた。
どちらも本物のカラスじゃない。追い掛けている側、目がぱっちりと大きく可愛らしい方の1羽は、カラスにその姿を変えた
御巫 時子
だ。時子のろっこん【鳥の囀り】の進化能力は、スズメ目の鳥なら自由に変身できるので、カラスにも変身できる。
そして追い掛けられている方、濡羽色の羽根も艶かしく、カラスなのに色気をムンムンと振り撒いている1羽は、言わずと知れたクローネだ。
時子は星ヶ丘方面でクローネを見つけ、このシーサイドタウンの空まで、彼女を追ってきたのである。
『クローネさん、待ってください……!』
『イヤ〜よぉ。て言うか、あんた何で私の名前を知ってるのよ〜?』
そのクローネが、追跡者の時子を振り返り、振り返りしつつ言う。
『あんた達もれいびは、この時点では私の存在すら知らない筈でしょ〜。
私が正体を現すのは、次の事件の時だもの。反則はや〜よぅ、反則は』
(やっぱり……!)
と時子は確信を新たにする。
『
あの時見たカラスさんは、クローネさん
だったんですね……!』
時子もまた、かつてこの事件に巻き込まれた経験がある。
当時、時子はテオの居所を、星ヶ丘中の鳥に尋ねて回っていたのだ。その内の1羽に、どことなく怪しげなカラスがいた。時子がろっこんで声を掛けてもカラスは何も答えてくれず、ただアホーアホーと嘲るように鳴いて、木から飛び去っていった。
(その時はカラスさんを追う方法もなく、それっきりでしたけど)
でも、今の時子なら、鳥に変身する進化能力を身に付けている。ループ世界に入って、自分があの事件の時間軸にいることに気付いた時子は、声を掛けた後すぐにカラスに変身し、飛び去ったクローネを追ってここまでやって来たのだ。
つまり、いま時子が追跡しているのは、スタジアムにいる現在のクローネとは別の時間軸の、この4月上旬当時のクローネなのだ。ただ、今交わした会話の口振りからすると、どうやらその記憶は現在のクローネとも共有できている様子。
(それなら、きっと何か知ってるはず……!)
『クローネさん、この世界をループさせているのはクローネさん……?
それとも、テオさんでしょうか?
この事件の当時には、津止先生もいましたね……もしかして先生が?』
『アハハ、全然見当が付いてないのねぇ。
知ってるけど、楽しいから教えたげな〜い』
けれども時子が質問を重ねても、返ってくるのはそんな嘲りの笑いと、羽根手裏剣の弾幕ばかり。自分のろっこんを暴走させる訳にはいかないので、時子は懸命に避けたり物陰に隠れたりして、羽根をやり過ごす。
そうこうしているうちに、キャットロードの上空で一瞬、彼女を見失ってしまった。
(あっ、いけません……!)
時子はアーケードの屋根に舞い降り、慌てて周囲を見回す。するとガラスの屋根の一部に、何故か大きな穴が開いており、そのすぐ側でグロッキー状態のカラスが目を回しているのが見えた。
「クローネさん……捕まえましたよ!」
時子はすぐさま人の姿に戻って、そのカラスを両手で押さえる。時子の胸にしっかと抱き締められたカラスは、「!!?」と目を白黒させてじたばた暴れ、
『クローネだって? 違うぜ、俺、俺っ! 山田だぜ!』
「えっ?」
下のキャットロードで、ザ・ストレイトと共に暴徒たちと交戦中の
山田 勘三郎
だった。山田のろっこんは、変身中は通常の6倍速で腹が減る。ハラヘリで目を回して休んでいた所を、時子に人違いされてしまったのだ。
「まぁ……そうだったんですね。すみません……」
『うぅ……でも腹が減り過ぎてやばいぜ、これ……もう変身が解けちまう』
「あの、良かったら、このクッキーいかがですか? 小鳥さん用ですけど……」
『マジで? 食う、食う! ウヒャー助かったぜ!』
いつも時子が持ち歩いてる鳥さん用のおやつを、山田は喜びの声を上げて彼女の手からついばむ。これで山田も再び、暴徒との戦いに復帰できるだろう。時子は少し自分が役に立ったことを嬉しく思いながらも、これからどうしようかと考えていた。
クローネに撒かれてしまった今、今度はこの時間軸にいるテオに会いに行くという手もある。けれどもこの事件当時のテオは、確か旧市街の商店街の方にいたはず。ここからでは少し遠い。
「やっぱりループしたら、またクローネさんを追いかけましょう。
何度ループしても行動は同じ。今度こそクローネさんを捕まえてみせます……!」
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シルバーシナリオ(150)
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3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月31日
参加申し込みの期限
2017年02月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月07日 11時00分
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