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<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
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●ループ:X1・4月上旬のシーサイドタウン駅(2)●
【シーサイドタウン:キャットロード】
「そもそも普通とフツウ、どう違うっていうんだー!」
中学生
水上 桜
の魂の叫びを聞き付けて、そこに飛んできたのが、先ほどカラスに変身した
山田 勘三郎
だ。
『カー、カー(うわっ、早速おかしくなってる奴が……
って、黙って見てる場合じゃねぇな。これ使ってくれ!)』
鴻上 彰尋
の頭上で旋回したカラスが、彼に向かってイヤホン一式を落とす。音源を持って歩いていた島民から、先ほどイヤホンごとかっさらって、ちょいと拝借しておいたのだ。
「あのカラス、旧市街でも見た……山田さんかな? 助かる!」
ぱしっと受け取った鴻上が、まだ怒鳴り散らしている桜の背後に回り、その耳にイヤホンを捩じ込んで音楽を流す。やった……これでヘビメタの影響をカットできた!
「……でもって! 変なことが起こるたびに、テオとかいう変な猫に
空間切り取りに巻き込まれて『フツウを死守しろ』とか冗談じゃない!
いい加減にしてよ! なんかもう本格的に頭にきたー!」
「Σ まだ怒ってるんだけど!?」
桜の心からの叫びは、本物なのだった。とは言え、他人に殴り掛かるのは流石にヘビメタの影響だったようで、暴力衝動は収まり、元の怒れる女子中学生に戻った。これでひと安心?
「そうだ……日月先生の方は?」
「大丈夫、もう対応済みさ」
鴻上が振り向くと、ちょうど転移ろっこん【斬空赤刃】で
日月 透
の背後を取った
サキリ・デイジーカッター
が、その頭にヘッドホンを被せている所だった。サキリも最寄の電気店から、プレイヤーとヘッドホンを予備用に調達していたのだ。
「た、助かりました……私としたことが、何てことを」
狂おしい暴力衝動からようやく解放された日月が、息を切らして身震いしながら、ともかくサキリに礼を述べる。
「耳栓でも音の影響は緩和できると思って、
ティッシュで簡易耳栓を作ってみたんですが……」
「僕も1回試してみたけど、頭に直接流れている音楽には、
耳栓の類はどうやら効かない
みたいだね」
とサキリが淡々と答える。イヤホンやヘッドホンにしても、音の遮断が効果的なのではなく、大音量の別の音楽で意識を逸らすのがいいらしい。
ともあれ、これで桜と日月が助けられ、鴻上、サキリ、カラスの山田の3名と無事に合流した。
頭の中の音楽も、このあたりのタイミングで穏やかなクラシックへと変わり、一同はお互いの持っている情報を交換する。ここがループ世界であること、自分たちは約1年前の過去に来ていること、この日は
野菜原 ユウ
という寝子高生のろっこんが暴走して、島中の皆が目下音楽の影響下にあること、等の情報が共有できた。
サキリは近くの店の窓を砕いて細かくしたガラスを、ポケットに入れて準備を整えながら、
「一難去ってまた一難とは、まさにこの事だね。
僕達をループさせる事がクローネの目的か?」
クローネの目的について、あれこれと憶測を巡らせる。また落ち着きを取り戻した日月の方は、この世界にののこもいるとテオが話していたと聞いて、
「ではこの世界をループさせているのは、ののこさんの願いなのでは?」
そう自分の推理を話した。
「卒業やクラス替えが迫る春は、ののこさんにとって
初めての終わりと始まりの季節ですからね。
学校の友達か誰かが、『一緒に2年生になろうね』と言ってあげたら、
ループなしに願いは叶うと気付いて落ち着くのではないでしょうか」
この春から、晴れて寝子島高校に進学する水上桜には、とっても共感できる話ではないだろうか。
「えっ、私がこんな所にいるのは、そのコのせいなの? イラッとくる……!」
いややっぱり、うっかり会わせない方が良さそうだ。
「あれ……?」
そこで鴻上がキャットロードの向こうを見て、皆に注意を呼び掛けた。先ほどの桜や日月と同様に、また暴力を振るっている一団が来たからだ。手にバットやゴルフクラブなどのスポーツ用品を持ち、片っ端から店のショーウィンドウを破壊しまくっている。
(だけどおかしい……今流れている曲はクラシックなのに、
どうしてあんな滅茶苦茶な暴れ方をしてるんだ?)
鴻上が疑問に思うのと同時に、その暴徒たちも彼らを見つけて襲い掛かってきた!
「ウガーーーーーーーーーーーーーーー!」
「この人達は……!」
日月は最初に襲ってきた暴徒を足払いで軽くいなし、皆の方をバッと振り向いた。
「気を付けて。全員、瞳孔に異常が見られます」
日月の言う通り、彼らの目は異様な赤い輝きを放っていて普通じゃなかった。ゴルフクラブの全力スイングをスレスレで避けて上空に逃げた山田も、アーケードの屋根際から下の集団を見下ろして、
『カカー!(それにこいつら全員、影がコウモリの形をしてるぜっ)』
鴻上とサキリが顔を見合わせる。
「今は野菜原さんのろっこん暴走の影響下なのに……
この人達は、それを上回る別の力に操られているのか?」
「影がコウモリなら、その操り主もコウモリなのかもね」
「コウモリか……またクローネの配下のもれいびなのかもしれないな。
彼女の仲間が三羽烏だけとは限らない」
鴻上の予想に、サキリもこくりと頷く。鴻上は顔を上げ、仲間に向かって呼び掛けた。
「この人達はただ操られているだけだ。できれば傷付けたくない。
彼らも救う為には、操ってる張本人を探そう!」
「そうしたいのは山々ですが、でもこれはちょっと……多勢に無勢ですね!」
次々と襲い来る暴徒から、中学生の桜を優先で守りながら、日月がそう叫び返す。罪もない人々をなるべく傷付けたくないのは、医師である彼とて同様。合気道に似た古武術でそれを有言実行しているのだけど、今度は背にかばっていたその桜が大声を上げた。
「ねえ、反対側からも来てるんだけど!」
日月が振り向けば、キャットロードの逆側からも、赤い目の暴徒が押し寄せてくる。たちまち彼らは挟み撃ちに遭い、アーケードの真ん中で周りを囲まれてしまった!
「くっ……」
絶対絶命のピンチ……だがそんな時にこそ、ヒーローはスーパーヒーロー着地で現れる!
「これが!!」
「スーパー!!」
「ヒーロー!!」
「着地だああああっ!!」
きらきらと降りそそぐガラスの破片を浴びながら、アーケードの屋根を破って登場したヒーローの名を、皆が口々に叫ぶ。
「「ザ・ストレイト! 大丈夫なのか? すごく膝に悪そうだったぞ!」」
「大丈夫なものかっ! だがスーパーヒーロー着地はロマン……だからな!」
日月先生のろっこん治療を受けながら、ザ・ストレイトこと
風雲児 轟
がビシイッと、サムズアップの親指を立てる。ウン、無茶な登場だったが、先生のスピーディな治療で膝も完治した。
「ここは俺に任せろ! 囮になって彼らを引き付けておくから、
皆は、善良な市民を操るその卑怯者のコウモリとやらを、早く見つけてくれ!」
そのヒーローの献身に、鴻上と日月とサキリが口々に言う。
「よし、任せたよザ・ストレイト。コウモリか……どこにいるんだろう」
「この近くでコウモリが好みそうな空洞があって、
尚且つ手駒にできる人間が多そうなのは……
シーサイドタウン駅のホームや電車ですかね」
「電車の中でつり革にでもぶら下っているんじゃないかな」
そう話しながら、桜を中央に守った4人で駅の方へと走り去る鴻上たち。暴徒鎮圧に1人ぐらい残るんじゃないかなーと思っていた風雲児は、ぽつんと取り残されて呆然だ。
「いや、任せろとは言ったけど!
俺1人にこの人数は流石に多過ぎっだろ!?」
「ウガーーーーーーーーーーーーーーー!」
とか言ってる間にバットやゴルフクラブを振りかぶって、いっせいに風雲児に襲い掛かる暴徒たち!
「どわああああああああああっ!?」
『カァー!!』
いやその時だ。バサバサと1羽のカラスが頭上から舞い降り、大きく羽根を広げて視界を塞いだりサッと目の前を横切ったりして、暴徒の集団を上から撹乱し始めた。
「えっ……?」
山田だ。カラスに変身した
山田 勘三郎
が、風雲児の苦戦を見かねて残ってくれたのだ。
『カーー!(心配すんなヒーロー、この俺も助太刀してやるぜ!)』
「おぉ……た、助かったぜ! よし、相手はただの善良な市民だ。
なるべく傷つけないように対処していこうな!」
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担当ゲームマスター
鈴木二文字
前回シナリオ
<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月31日
参加申し込みの期限
2017年02月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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