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【ご利益ありまっせ】
羽生 碧南
の肩の上には、ちいちいと、ねずみが二匹。もとい、二柱。
「神さまたち、何が食べたい?」
「チーズ! ワシ、チーズが食べたいのう! なあばあさんや!」
「もう、おじいさんったら。うふふ、よろしくお願いするわねお嬢さん」
「ええ、任せて! どこでも連れて行ってあげるからね」
ねずみさんたちは、これでも立派な神さまの一種なのだそうです。
「ワシらこー見えて、どえらーい神さまにお仕えしとる神使じゃからの。親切にしとると、ご利益バッチリじゃぞー?」
というのも、どうやらあながち嘘ではなさそうでして。おじいさんねずみはきらきら光る綺麗な玉を持っていて、安産・長寿・豊穣を。おばあさんねずみは艶やかで美しい装丁の巻物を持っていて、学問成就を、それぞれに司っているのだとか。
確かに、碧南にも少なからずの恩恵はありそうです……けれど、当の彼女はと言いますと、そちらはさして気に留めていないようで、
「あ、あそこにピザ発見! チーズもたっぷりよ、いってみましょ」
「おお、チーズ! チーズ!」
「もう、おじいさんったら。うふふ」
バスケで鍛えた脚力でもって、大ジャンプ! まだちょっぴり慣れない背中の羽をぱたぱた動かして、ふわりと着地。お目当てのチーズたっぷりマルゲリータをお皿に取ると、
「はいっ、召し上がれ~」
「チーズじゃ、チーズじゃ! ぱくんっ、もぐもぐもぐもぐ」
「ありがとう、お嬢さん。いただくわね……ぱくんっ。あら、美味しいわね♪ もぐもぐもぐもぐ」
甲斐甲斐しくねずみさんたちをお世話。ご利益があってもなくても、かりかりとピザを食べ始めた可愛らしい彼らを微笑ましく眺めているだけで、けっこう満足だったりするのでした。
「お? おー、狛鼠のおふたりさんやないけ!」
「こらあ、ご無沙汰しとりますだ」
突然かけられた、後ろからの陽気な声に振り返ると、けらけらと笑う狐の神さまと、神妙に頭を下げた狸の神さま。それに、
「おお、寝子高生じゃないか。そっちも神さまの接待か」
「ええ、そうよ。あなたも?」
千歳飴 楓子
が、徳利片手にお酌をしているところでした。
どうやら、鼠の神さまと狐、狸の神さまは、古い知り合いのようでして、
「狐の、狸の! いやぁ久しいのう、元気そうで何よりじゃわい」
「狐狸の眷属の方々には、いつもお世話になっております」
互いにぺこり、ご挨拶。
おじいさんねずみが碧南へ、彼らを紹介してくれました。
「このふたりはのう、それぞれ東日本の狸社会、西日本の狐社会を牛耳る、狐と狸の総元締めなんじゃ。ワシらと同じくらいに偉いんじゃぞ」
「へえ、すごいのね! あ、ピザのお代わりは?」
「おくれ!」
せっかくなので、ねずみの神さま、狐と狸の神さまたちで、卓を囲むことにしました。
楓子は、宴席の賑やかさをすっかり楽しんでいるようで、
「ふふ、神さまと一緒に宴会だなんてな。いつもお世話になっているし、今日はお返しをせねばな。本当に世話になっているのかどうかは、楓子には確かめようもないが」
「世話しとる、めっちゃ世話しとるて。ワイらいつも人間を見守っとるさかいに、なあ狸はん?」
「オラは見守っとるど? けど狐どんはいつも調子のええことばかり言うだ、話半分で聞いとくと良いだで」
「はっはっは」
「笑って誤魔化すのもいつもどおりだべ」
お調子もので楽しい狐さん、素朴で気のいい狸さんへ、楓子はお酒をとくとくとく。お酌をしてあげたり、つまみを取ってきてあげたりと、こちらも甲斐甲斐しくお世話をしています。その理由は、彼女のいわく、
「神さまには、ご飯を食べる時やガチャを回す時、いつも感謝を捧げているからな。ほら、狸氏、お代わりをどうぞ」
「おっととと、すまんのう。んで、がちゃ……? ってのはなんだべ?」
「何や、知らんのかいな狸はん。『ニャズドラ』とか『ニャンスト』とか『
Cat/Nyanko Order
』とか……ちうか、狸はんもええ加減スマホ買うてくれや、このご時世連絡付けるんも難儀なんやで?」
「狐氏はスマホ持ってるのか。神さまもゲームとかするんだな……」
「うふふ、まあまあ。連絡でしたら、私たちねずみの眷属にお申し付けいただければ、お伝えいたしますよ。ねえおじいさん?」
「もぐもぐもぐもぐ……ふが? お、おお、そうじゃな! ぴっつぁはチーズ山盛りが一番じゃよな!」
はらはらと桜の花びらが舞い落ちる中、賑やかな笑い声が響きます。狐も狸も、ねずみさんも、神さまたちは大いに宴会を楽しんでいるようで、いつものごとく眠そうな楓子も、内心うきうき、弾むような心持ち。背中の羽も、自然とぱたぱた動きます。
「ふふ……楽しいな。せっかくだから、楓子も一緒に飲めれば良かったが。アルコールが入ってなければな……ん? そういえば、彼女はどこへ行ったんだ……?」
と。しばらく碧南が大人しいと思ったら、いつの間にやら姿がありません。
きょろきょろとあたりを見回してみると、
「はーい、お待たせーーー!」
びゅーん! どこからか飛んできた碧南が、しゅたむっと着地!
「ねずみさんには、カマンベールにモッツァレラ、チェダーにゴーダなどなどチーズの盛り合わせ。狐さんには、油揚げに稲荷ずし……狸さんには、お肉料理を適当に見繕って持ってきたわ。思う存分食べて飲んで、たくさん楽しんでいってね!」
「おお、気が利くな羽生氏……!」
ずどんっと置いたトレイには、神さまたちの大好物がてんこ盛り! 談笑を交えて楽しく食べ始めた彼らを眺めて、碧南と楓子は、ほっこりと和むのでした。
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月03日
参加申し込みの期限
2017年01月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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