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【ののちゃんテオちゃんのお話】
「おーっ、ありがとの! ちょうど酒が切れよったところじゃけぇ、助かるわい」
「なんのなんのー」
ナマズの神さまは方々、様々な神さまたちへ挨拶周りを続けていて、お酌のために持ち歩くお神酒はそろそろ空っぽ。そんな時にちょうどよく、
桜庭 円
が追加のお酒を届けてあげたもので、ナマズさんは嬉しそうにお礼を言いました。
ふと、ナマズさんはひょいとヒレを掲げて、
「ちいっと、ママさんが苦戦しよるみとーじゃけ、向こうをてごぉしてくれるかのー?」
「おっけー、ママさん手伝えばいいんだねー。いくよ~にゃーくん!」
ふにゃあん! 肩の上で、子猫も元気いっぱい。円はナマズさんに手を振って、軽快に駆け出します。
「おうい!」
その背中に、もう一度ナマズさんの声がかけられて、振り返ると、
「げに、今日はぶち助かっとるよ! ありがとーのー!」
笑顔で、ヒレをぶんぶん。
突然の呼び出しに、突然のお手伝いですけれど、神さまたちがこうして喜んでくれて、楽しんでくれているのを眺めていると、
「ふっふっ。何か、悪い気はしないよねー……ああ、桜が綺麗だなぁー!」
そんなわけでののこママのところへ戻ると、厨房は和気あいあいとしていながらも、少々手が足りていないようです。
「あら、ちょうど良かったわ! ちょっと手伝ってくれる?」
「うん、もちろん。でもボクって、料理とか苦手なんだけど」
「それじゃ、ピーラーでお野菜の皮を剥いてもらえますか?」
ののこママのお隣からそう言ったのは、包丁を手にお手伝い中の
綾辻 綾花
。その足元には、相変わらずおつかれモードなテオが、ぐてーっとひっくり返って寝ています。
「皮むきね、それならボクにもできそうかな。まっかせてー」
「ええ、お願いね♪ えーっとそれで、何の話だったっけ?」
「ののこちゃんやテオの、小さい頃のお話とか聞けたらなぁって……」
「えっ何それ、ボクも聞きたい!」
ママさんと綾花はお料理がてら、会話に花を咲かせているようです。綾花の言葉には、円だってもちろん興味津々。しゅるるとニンジンの皮をむきながら、思わず身を乗り出します。
悪戯っぽく、茶目っ気たっぷりに笑うののこママ。
「そうねー。のの子ってば、あの子すっごくそそっかしいでしょ? 昔っからそうなのよねー、全っ然変わらないの。初めておつかいを頼んでみた時なんて、あの子ったら、うっかり別の世界にまで行っちゃって! みんなで探し回って、大変だったわ~。でも見つけた時には、よその世界の子とすっかり仲良くなっちゃってて」
「神さまって、迷子のスケールまででっかいんだねえ」
「テオは? テオの子どもの頃は、どんな感じだったんですか?」
「テオちゃん? テオちゃんはね~、今はあんな感じだけど、昔はすっごく甘えんぼだったのよ。私がお腹をなでなでしててあげないと眠れなくてねー。その間ずーっと、気持ち良さそうにごろごろ言いながら、両手をモミモミしてて……」
「だああああっ!?」
がばっ! 自らのイゲンというものを守るべく、すっかり寝こけていたはずのテオがしゅばっと起き上がり、ママさんのお話をインターセプト!
「い、いいじゃないですか、そんな昔のことは!」
「……両手をモミモミって、猫が良くやるあれ? にゃーくんもたまにやってるなぁ」
「そうですね。にゃんこが赤ちゃんの頃、お母さんのおっぱいの出が良くなるように、両手でモミモミしてお乳を飲むときの名残で……」
「説明しなくていいっ!!」
大慌てのテオに、ののこママはくすくすとこらえ切れずに笑いを漏らして、
「ふふふ! テオちゃん、すっかりみんなと仲良しなのね~」
そーいうことじゃねえんだけどな……なんて、テオはがっくり。いつものきりりとしたお顔とのギャップで、円と綾花も、ついつい笑ってしまいました。
「みんな、いつもののこやテオちゃんと仲良くしてくれて、ありがと♪ おかげで私も安心だわ~」
「んー。お礼なら、テオにも言ってあげたら嬉しいなーって。ボクたちをここへ呼んでくれたのは、テオだから」
円が言うと、テオはやっぱり、ぷいっ。そっぽを向いてしまいました。
けれど、円は続けます。これを機に、ののこママへ、伝えておきたいことがありました。
「テオはなんだかんだで、いつもボクたちのこと、見守ってくれてて。手伝ってくれるし、いつだって頑張ってるんですよ」
みんなの目線が集中すると、テオはバツが悪そうに、ふんっと鼻から息を吐き出します。
「それに、ののこちゃんも」
「あの子も?」
「うん。いっつも楽しそうで、嬉しそうで……見てて、元気づけられるんです。そうそう、最近はののこちゃんなりに、勉強もしてるみたい」
「次のテストも、少し成績が上がっているかもしれませんね。ののこちゃん、
頑張ってました
から」
と、綾花もご報告。図書室で友だちと一緒に勉強していたのを、図書委員の彼女も見かけていたのでしょう。
円も、綾花も。揃ってののこママへ、ぺこりとお辞儀。
「こちらこそ、いつもお世話になってます!」
「ふふ……嬉しいわ。あの子やテオちゃんに、こんなにも素敵なお友だちが、たっくさんいるだなんて!」
これからも、あの子たちをよろしくね。ののこママはふにゃり、優しい微笑みでそう言いました。
「っと、そうだ! ボク、聞きたいことがあったんですよー。テオとののこちゃんの関係って、どうなってるのかなーって。ボクは、テオの片思いかなーって思ってるんだけど、でも恋愛的な感情ってわけでも無いような気もしてるんだよねー」
「えっ、なんですかそれ? テオがののこちゃんのこと、えっ? そうなんですか?」
「あら、そうだったの? 全然知らなかったわ~、テオちゃん、あの子のこと好きだったの?」
「ありえん!! まったく、勘弁してくれ……」
今度こそ、べたーっと地面にへばりつくように脱力してしまったテオ。
明るい笑い声が満ちる中で、とんとんしゃりしゃり。お料理は続きました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月03日
参加申し込みの期限
2017年01月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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