天界で新年会！｜リアクション

天界で新年会！

【……あっ】

　さて、宴も無事に終わり、お片付けの最中にて。
　ののこママは腕組み、むむむむ？　考え込んでおります。
「それにしても、私の名前って何だったかな？　ののこのお母さんだから……ななこ？　ねねこ？　ぬぬこ？　それともににこ？」
「……本っ当に、変わりませんね。あなたは……」
　呆れ顔のテオは、ため息ひとつ。けれどその穏やかな眼差しには、きっと、色んな想いが込められているのでしょう。
　テオはひょいと立ち上がり、
「しっかりしてくださいね、ままこさま。あなたはののこの母親で、天界の連中だって、頼りにしてるんですから」
「はぁーい。ごめんねテオちゃん。いつもありがとね、助けてくれて……あれっ？」
　はっと気づいたののこママに背を向け、ひらひらと手……前足を振り、彼はクールに去っていくのでした。
「そうそう、私ままこだったわ！　うっかりうっかり……おーい、みんな！　名前思い出したわよ～！」
　ののこママは、ぱたぱたぱた。ぴこぴことアホ毛を揺らしながら、お手伝いのみんなのところへ、ばっひゅーん！　駆けていきました。

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あとがき

担当マスター：墨谷幽
ファンレターはマスターページから！

　墨谷幽です。『天界で新年会！』のリアクションをお届けいたします～。

　天界の人々、および神さまたちの時間の概念ときたらどうにものんびりまったりなもので、こんな時期に新年会ということになりました。折しも本シナリオのガイドが公開されたのは現実における三が日でして、何ともタイムリーでしたね。いやあ偶然！
　皆さま、新年はどのようにお過ごしになられましたでしょうか？　おせち食べました？
　私は近所にある比較的大きな神社……ではなく、あえてちょっと離れたちっこくて寂れた神社へ、初詣に行ったりしてみました。快晴であたたかい日和で、人もまばらでひっそりとしてて、なかなか良い雰囲気でありました。
　お賽銭をあげてカラカラと鈴を鳴らして、帰り際、鳥居の側面にちょこっと設けられてる飾り台みたいなところに、小さなサルのフィギュアが置きっぱなしにされてたのには、目をつぶることにしました。神主さんうっかりしすぎ……！

　というわけで、本年も皆さまと楽しくシナリオで遊んでまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします～！
　今回も、ご参加いただきましてありがとうございました。
　また次にお会いできますことを楽しみにしております、お疲れさまでしたー！

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