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天界で新年会!
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【冬と桜】
わいわいがやがや。明るい笑い声が満ち満ちる桜並木の下を、
ユキ・ナカミチ
はゆっくりと歩きます。
「錦玉子に紅白なます、昆布巻き田作り金平ゴボウ。いやぁ、新年はやっぱりこれだね!」
「ああ……このお雑煮のあったかさ。染みるわぁ。お餅もふわふわで美味しい~♪」
「いや、まさか天界でオムライスやカレーが食べられるとは。ありがたいねえ……うん、こりゃ、味も絶品だよ」
「この、キッシュっていうの? 具だくさんで楽しいね!」
「デザート類も充実してるし、今年の新年会は気合入ってるなぁ」
などなど。聞こえてくる、お偉い神々の飾らない言葉に、うんうん! ユキは満足げ。彼らが楽しんでいるのを眺めているだけで、こちらまでうきうきとしてしまうのです。
「さてさて。このあたりで作業してるって聞いたけど……」
大きな桜の樹の間に分け入ると、ひんやり。どこからともなく、足元に冷気が漂ってきます。
「……あ♪ いたいた。こんにちは、お久しぶりです」
「あら? お久しぶり、また来てくれたのねー。今日はママさんのお手伝い?」
「ええ、そんなところです」
天界の一角に息づく雪と氷の森、クリスタルフォレストに住む、冬を司る女神さま。ユキとは、以前
出会ったこと
がありました。彼女が冷たいお料理用に氷の器を作っていると聞いて、ユキはその器を受け取りがてら、久方ぶりに会いに来てみたのでした。
ユキは、相変わらず冬という寒そうなイメージとはどこか裏腹、明るく快活な女神さま……の、なんとも豊満な胸をじっと見つめて、
「……お元気そうですね」
「こらこら。どこを見て言ってるのかなー?」
「あはは、お約束かなーって……ところで、何をしてるんですか?」
氷で作られた作業場には、確かに透き通った美しい氷皿が完成していて、すぐにも持っていけるようになっています。そのかたわらで、冬の女神さまは桜の樹の影から向こうを覗き込み、何やらにまにましているのです。
ちょいちょいっ、と女神さまは、ユキを手招き。
「うふふふ。ちょっと面白いものが見られるわよー?」
「……?」
木陰から覗き込む視線の先には、ひとりの天使の少年と、足元にまで届きそうなさらりとした薄桃色の髪を持つ、美しい女神がおりました。
「俺は未成年ですから。地上では、成人しないと酒は飲めないんです。だからご遠慮なく……さ、もう一杯」
「え、ええ……ありがとう。いただくわ」
天使は実のところ、寝子高生、
如月 蘇芳
です。宴会場からは少し外れた、ひっそりとしたこの場所で、女神さまへ静かにお酌をしているようです。
「あなた、ずいぶんと女の扱いに慣れているのね。普段は何をしてらっしゃるの?」
「何をしているように見えますか? ふふ……実はこう見えて、演劇をしているんですよ」
「まあ、演劇? では、あなたは役者なの?」
「ええ、そのようなものです。役を演じるのは、とても楽しいですよ。役に入り込むと、違う世界が見えてくるんです」
「まあ……違う世界? 素敵ね……」
女神さまは和服を纏った妙齢の女性といった面立ちで、普段はさぞ凛として、大人びた佇まいなのでしょう……それが今は、ずいぶんと年下に見える少年にお酒を勧められ、ずずいと近寄られて、ぽわっと顔を赤くしています。そのギャップがどうにも、可愛らしいのです。
見守る冬の女神さまは、何だか楽しそうに笑いを押し殺しつつ、
「あの子、普段は澄ましてツンとしてるのに、ああいうのてんでダメなんだから。すっかり呑まれちゃって、微笑ましいったら」
「あの子? あの女神さま、お知り合いですか?」
「まあね~」
そうこうするうち。すう、と目を細めた蘇芳がおもむろに、はっしと女神さまの手を取って、
「あっ!? な、なにを……」
「初めて会った時から……素敵だと思っていたよ。貴女の美しい瞳も、艶やかな唇も。長く美しい髪も、とろける様な美声も……」
「え、えっ? あの、えっ、その……私、あのっ」
畳みかけるように、優しく指で、女神さまのあごをクイッ。あごクイだ! 女神さまの頬はますますぼわわっと真っ赤にそまり、見守るユキも冬の女神さまの手にも、ぐぐっと力が入ります!
「えっと、あの私、こういうのは……そ、その、私!」
「……と、まぁこんな感じで演技をね。ふふふ、ドキドキしました? あれ、女神さま、顔が赤いですよ? どうかしたんですか?」
「~~~っ!?」
口をぱくぱくさせる女神さま。大人の女性といった風体ながら、こういうのには慣れてなかったようです……というより、相手が悪かったとも言えましょう。なにせ神さままでもからかってしまう、悪戯好きな蘇芳ですから。
「あははは! 一本取られたわね~、春ちゃん」
「……ふ、冬ちゃん!? 見てたの……!? やだもう……!」
「春ちゃん、冬ちゃん……?」
きょとん、小首を傾げたユキ。
聞くと、彼女は春を司る女神さまで、このあたりの万年桜を管理する兄妹神のひとりであり、そして冬の女神さまの大親友なんだとか。
「へぇ、そうだったんだ。神さま同士、仲が良いんだなぁ……はいっ、ぜんざいを持ってきたので、食べてくださいねー」
「あら、気が利くわね! ありがと、いただくわ。ほら、春ちゃんもがっくりしてないで食べたら?」
「い、いただきます……ううっ、どうして私ってこう、隙が多いのかしら……」
「ふふ。そんなところも魅力的ですよ、女神さま?」
「も、もう! あなたはまたそうやって、もうー!!」
ぷりぷりと怒ったところも可愛らしい女神さまに、またひとつ、笑い声が上がりました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月03日
参加申し込みの期限
2017年01月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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