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【星幽塔】第七階層 消え去った情熱をもう1度
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●それぞれの情熱~
壬生 由貴奈
の場合~
自分の情熱とは何か、と問われればそれは『クッキー』だと由貴奈は迷いもせずに言うだろう。いつから作り出したっけ、と考えれば小学生くらいの時からだと思う。下手をすれば朝・昼・おやつ・晩・夜食とクッキーを食べている事もあるほどだ。そんな筋金入りのクッキーモンスターな彼女はレオーネの前に座ると、日頃から身に付けているベルトポーチから数枚のクッキーを取り出して、近くにあった綺麗な銀色の皿へと並べていく。
「うちの名前は
壬生 由貴奈
っていうんだ。これはねぇ、うちの作ったクッキーなんだよぉ」
それは綺麗な丸や四角のクッキーで、見た目だけでも美味しそうに見える物。獅子のラサラスもちらりと視線を投げる。
「クッキーを作る事がうちの情熱って言っても過言じゃないねぇ」
簡単なクッキーから手間が掛かる物まで、どんなクッキーだって作ってきた由貴奈だ。そういえば、どうしてクッキーを作り始めたんだっけ、と考えつつレオーネの寝そべるソファの前に、クッキーが載った皿を置いた。
「
第一階層の城下町
でも、ベーカリーを立ち上げてクッキーも焼けるようにしたんだよぉ。というわけで、まずはおすそわけ」
お皿の上の1枚を、ラサラスの前に置いて由貴奈も1枚を手にする。
「おかしなモノは入ってないから、安心して食べてくれていいよぉ」
毒見するように齧ると、ラサラスも目の前に置かれたクッキーの匂いを嗅いで、舌を使ってぺろりと食べた。
「ステラもーーー!!! ステラも食べるのーーーー!!」
「わかったよぉ、ほら」
ステラが手足をバタバタさせると由貴奈が仕方ないとポーチの中に残っていたクッキーをステラへ渡す。
「おーいしーーい! これ美味しいのー!」
もぐもぐと美味しそうに食べるステラに由貴奈が笑うと、レオーネへと向き直る。
「癖のない味わいのプレーンとチョコ味をプレゼント。お店で焼き立てだよぉ? やる気が出なかったり元気が無かったりするときは、美味しいものを食べるのが一番だと思うんだよねぇ」
美味しい物はなんだっていいと由貴奈は思う。食べて笑顔になれる物なら、なんだって。
ふっと思い浮かんだ答えに由貴奈が笑う。どうしてクッキーを作り始めたのか、それはクッキーが何より自分を笑顔にしてくれたからだ。そして、今由貴奈が作ったクッキーをステラが美味しそうに笑顔を浮かべて食べている。
「だから、うちはそういう時にクッキーを作って食べてるんだよぉ」
「そうか……それがお前の喜びなのだな」
レオーネが目の前の皿へと手を延ばす。寝そべったまま顔を上げたレオーネの白く細い指がプレーンクッキーを摘み、そのまま薔薇の蕾の様な唇へと運ばれる。
「あぁ、美味しいな」
ひと口だけ食べると、その残りをラサラスへとやってレオーネが口元を緩める。その笑みは穏やかで、確かに由貴奈も想いを受け取っていた。
「……そうだ、何なら一緒に作ってみない? お菓子は作るのが手間だと思われがちだけど、意外と簡単なもんだよぉ。ちゃんと材料も持ってきたし、よかったらどーお? ……元気が出たら、ねぇ」
そう気遣うように言った由貴奈の首に掛けたエメラルドのネックレスが淡く光る。その光はやがて淡い紫色の光となって、レオーネへと吸い込まれた。
「そうだな、その時はお前に教えてもらおうか」
また少しどんよりとした何かが晴れたような気配がして、由貴奈が任せてよぉと笑いながら元の場所へと戻ると、
シオ・レイゼルオーク
が立ち上がった。
「ふふ、それじゃあ次は私がお話しましょうか」
そう言ったシオの顔は穏やかだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年11月24日
参加申し込みの期限
2016年12月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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