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【星幽塔】第七階層 消え去った情熱をもう1度
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老執事に誘われ、レオーネの館前に集まっていた星の力を宿す者達――寝子島からやってきた15名……それにステラがレオーネの待つ部屋の中へと訪れていた。
「申し遅れました。私はレオーネ様の執事、シェルタンと申します」
深々と頭を垂れたシェルタンに手前にいた
恵御納 夏朝
や
東条 あんず
が慌てて頭を下げ返す横をステラが通り抜け、館に集まった者の為に用意されたであろう沢山のクッションのひとつへとダイブする。
「ふかふかなのー!」
そんな楽しそうな声に
シオ・レイゼルオーク
が口元に笑みを浮かべつつ、奥の豪奢なソファに顔を伏せて気だるげに横たわるレオーネの姿を見てシェルタンに問い掛けた。
「レオーネの情熱が奪われた、と言うのはわかったのですが、その時の黒い影のようなモノとは?」
「よくはわからないのです、ただレオーネ様はこの街の住民達の情熱は奪わせない……と倒れながらも仰っていました。もしかするとこのような状況になったのは街の皆様を庇っての事なのかもしれません」
街の住人が奪われるはずだった情熱を肩代わりした、と言う事なのだろうか。シオが頭を悩ませる横で、
壬生 由貴奈
が第五階層でも似たようなモノと戦った事を思い出す。同じモノかはわからないけれど、きっと同じようなモノなのだろうと由貴奈が顔を上げる。
「まぁ黒い影の話は今は置いておこうかぁ、今は女主人さんの情熱を取り戻さなくちゃねぇ」
一番手はどうする? と由貴奈が問い掛ければ、シェルタンに促されて座った皆が顔を見合わせる。
「僕は後で……まだ、思いつけてなくて」
夏朝がすまなそうに小声で言えば、
椿 美咲紀
が手を上げた。
「では、僭越ながら私が!」
寝子高の制服の上に白い外套の様な物を羽織った美咲紀がポニーテールを揺らして前へ出ると、そのままレオーネの前へと歩み寄る。レオーネの足元に寝そべっていた獅子のラサラスが頭を持ち上げるけれど、瞬時に主に害なす者ではないと判断したのか頭を下ろした。
大きなライオンさんなのですよ! と美咲紀がうずうずしつつレオーネへ声を掛ける。
「初めまして、レオーネさん。私は
椿 美咲紀
です、美咲紀って呼んで下さい」
その声に、初めてレオーネが顔を上げて美咲紀とその後ろに円を描くように座っている来訪者達に目を向けた。零れ落ちる砂金のような髪が部屋の灯りを受けて煌く。街で聞いた噂の通りだけれど、その瞳は夜空のような輝きを持ってはいなかった。言葉を発するのも億劫だと言う様に、レオーネは手をひらりと振る。
それが今のレオーネにできる精一杯なのだと美咲紀は感じ取り、自分の情熱を伝えるべく話し始めた。
●それぞれの情熱~
椿 美咲紀
の場合~
「私の好きな物はこれです!」
熱い情熱ならばお任せあれ! とばかりに美咲紀が取り出したのは色とりどりの花で作ったアレンジメント。壁に飾れるようにアレンジを施した花のリース、白いバスケットに溢れんばかりの花を飾り付けてどこにでも飾れるようにアレンジした置物、小さいガラス瓶に同じ色で纏めた花をアレンジした物、両手一杯に抱えたそれらを、美咲紀はレオーネが横たわるソファやその足元に飾るように置いていく。
「これは館の近くの街で購入したお花なのですけどね、フラワーベースへの飾り付けは私がしたのです、えっへん!」
「とーっても綺麗なのー!」
シェルタンに指示され、侍女たちが次々に運んでくるお菓子や軽食、飲み物を摘みながらステラが声を上げる。その声ににっこりと笑みを浮かべると、美咲紀は手にしたアレンジを施した花束に視線を落とした。
「この可憐で愛らしい花達、とても綺麗でしょ? こういう子達を育てるの、私、大好きなのです」
花達への慈しみを湛えた瞳をレオーネに向け、美咲紀が語り掛ける。
「お水をあげて、土を整えて、日当たりに気を配るとすくすくと育ってくれるのですよ。そして綺麗な花を咲かせてくれるのです」
当たり前の事だけれど、それはとても大変な事。予期せぬ天候や虫、花の病気……そういった事にも目を配っていかなくては綺麗な花を咲かせる事なく涸れてしまう事だってあるのだ。
「手をかけた分、しっかり育ってくれるのが嬉しいのです」
それはきっと、レオーネが街の住人達を想う心と似ているのではないかと美咲紀は思う。
「お花を育てる事とは違うけれど、レオーネさんも同じ様な気持ちをきっと持っていると私は思うのですよ」
レオーネのどんよりとしていた目に星の瞬きが見えた様な気がして、美咲紀は手に持っていた花束をレオーネへと差し出した。すると、レオーネはだるそうにしながらもそれを受け取ってくれたではないか。
「おぉ……」
思わず、と言った風なシェルタンの声が聞こえ、美咲紀は嬉しそうに微笑むと今度は野菜についても語りだす。
「お野菜もお花と同じなのです、なのでお野菜を育てるのにもはまっています! 花を愛で見て楽しみ、お野菜で美味しさまで楽しめちゃうのですよ。自分で育てると美味しいものなのです」
美咲紀がキラキラした目で、街の住民たちを慈しみ、そのお返しのように愛情を感じ取るのと一緒ですねと笑えば、レオーネが囁くような声で、
「形は違えども……同じなのだな……」
と、美咲紀に呟くように言った。美咲紀が力強く頷くと、床に置いていた片手杖の先端、白い翼の部分に緑の光が煌くように灯る。
「星の力ですね……!」
美咲紀が杖を掲げると、その光はレオーネへと吸い込まれていくと、どんよりとした空気がほんの少し軽くなったのを感じる。
「なるほど、星の力を宿した者でないとダメな理由はこれか……」
注意深く観察していた
八神 修
が呟くと、ステラがそうなのー! だからどんどんみんなの情熱をぶつけるのー! と答えた。
戻ってきた美咲紀に修と夏朝が労いの声を掛けながら迎えると、由貴奈が立ち上がる。
「それじゃぁ、次はうちの番かなぁ」
口の中のクッキーを飲み込むと、レオーネに向かってのんびりと歩き出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年11月24日
参加申し込みの期限
2016年12月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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