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【星幽塔】第七階層 消え去った情熱をもう1度
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●それぞれの情熱~
新田 亮
の場合~
皮の鎧に黒いマント、頭にロビンフッド・ハットを被った亮は、レオーネの前に出ると礼儀正しく一礼をして顔を上げた。
「俺は
新田 亮
です。レオーネ様、俺と戦ってください」
「それがお前の情熱なら、構わぬよ」
さっきのノーラとの戦いを見ればレオーネがかなりの使い手である事はわかる。それも踏まえて、亮は戦う事を選んだのだ。言葉で何かを伝えるには自分は他人よりも不器用だと思っているし、細かく言うよりもまずは拳を交える方が伝わり易いのではないかと思ったからだ。
「剣か? それとも――」
「俺は剣よりも体術……柔道とボクシングを得意としているので、できればそちらでお願いしたいです」
「ふむ、拳と体術で……という認識で間違いはないか?」
その言葉に亮が頷けば、レオーネは承知したと頷いた。
「念の為にルールも決めておきましょう」
「ああ、そちらとこちらでは違いもあるだろうしな」
2人で軽くお互いの使う武術のルールを刷り合わせる。模擬戦である事を前提とし話し合った結果、相手を気絶させるか、組み付いて動けない状態が10秒続いた方が負け、という事になった。勝った方には点数が1つ加算されていく、と言う風な具合だ。
「お互い動けなくなるか、片方が動けなくなったらそこで試合は終了です」
「わかり易くていいと思うぞ、私はそっちの方が好みだ」
艶やかなレオーネの微笑みに、それは自信がある者の笑みだと亮は思う。恐らく体術もかなりの使い手なのだろう、楽しくなってきたと知らずに亮の顔に笑みが浮かぶ。
「それでは僭越ながら、判定は私が」
シェルタンがレオーネに髪を結ぶ紐を渡しながら頭を下げる。流れる金髪を手早く纏め、太目のみつあみにして邪魔にならないように結ぶと、
「さあ、始めようか」
と、レオーネが間合いを取った。観客となった者達は先程ノーラとレオーネが戦った時のように壁際に寄って2人の戦いを見守る事にした。
「どっちが勝つか、賭けるのなのー! ステラはこのお菓子を賭けるのー!」
それはここで出されたお菓子なのだが、ステラはお構いなしだ。
「それではお2人とも準備はよろしいですか?」
「うむ、いつでも構わぬよ」
「はい、こちらも問題ないですよ」
「では、始め!」
先に動いたのは亮だ、相手の使う武術がどんなものかわからないなら、出方を見るよりも仕掛けてみた方が早いと思ったからだ。柔道の技を掛けるべく、相手の腕を取ろうと手を伸ばすと軽くその手を避けられる。思ったよりも身軽だ、ならばボクシングでと軽くジャブを入れてみる。これは威力よりもスピードとテンポを重視したもので、そこからレオーネの防御を崩して大技に持っていけたらという亮の作戦のひとつ。
「フッ」
短い息を吐いて、亮が間合いを詰める。その動きは俊敏で突き出す拳は威力は低いものの、当たればそれなりにダメージを蓄積させるものだ。
「異国の体術というのも、面白いものだな」
レオーネはそのジャブを時にステップを踏んで避け、時に自らの拳を交えてその力を削ぐように流していく。レオーネの動きは舞踏のそれと、どこか合気道と空手のようなスタイルだ。
「じゃあ、これはどうですか!」
亮がジャブから渾身のアッパーを繰り出した瞬間、僅かに肌を掠りながらも絶妙なバランスで避けたレオーネが亮の懐に入り込み、腕を掴んだかと思えば綺麗な放物線を描いて亮を地面へと叩き落した。
「悪くない、けれど少しばかり隙がある」
「ってー、でも、面白くなってきました!」
起き上がって笑った亮に、レオーネも笑い返せば、再び亮がレオーネへと向かっていく。1本取ったり取られたり、そんな勝負を数度繰り返した後に、亮が床に倒れて勝負がついた。
「はー、レオーネ様は強いですね……でも、俺も中々強いと思いませんか?」
「ああ、中々にタフだと思うぞ」
レオーネも床に座り込み、シェルタンから受け取ったタオルで汗を拭く。亮も受け取って寝転がったまま汗を拭った。
「これは日々の特訓による成果でしょうね、でも格闘技だけじゃなく、俺は勉強やスポーツ、料理とか色々な事を頑張ってるんですよ。出来ることを増やしていって、自分の内なる可能性を追求する。それが俺の信条であり、情熱を注ぐものです」
「なるほど……お前の情熱は自らの可能性……か」
「もしレオーネ様が本気で情熱を取り戻したいなら、思い返してみてください。貴方が何のために努力してきたか、何に情熱を注いでいたのかを。そこには、きっと答えに繋がるヒントが埋まってるはずです」
起き上がってレオーネに語りかける亮の目は真剣で、レオーネも目を逸らさずに頷いた。すると、亮の胸から赤い光が輝きだす。それは亮の熱い心に宿った星の光、ふわりと舞い上がってレオーネの胸へと吸い込まれる。自分の役目は終わりかな、と亮が立ち上がって戻ると、レオーネもソファへと戻った。
「次は俺の番だな」
立ち上がったのは竪琴を手にした
獅子目 悠月
で、ポニーテールに縛った長い髪を揺らしてレオーネの前で優雅に一礼をしてみせた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年11月24日
参加申し込みの期限
2016年12月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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