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降る雨
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一方、男は龍八に示された裏口から、急ぎ脱出をもくろむが。
「皆、お待たせ~ん!」
突然目の前でばばんとドアが開き、バレリーナの如くポーズを決めて立つ、マッチョの蛇那伊が現れた。
「うわぁ、バケモノ!!?」
「んま……失礼ね! 人質をとって立てこもりなんて不届き者は、あたしの指先一つでダウンさせてあげるわ」
のけぞった男に、蛇那伊は相手の急所を的確に狙った、中国拳法の打突を繰り出す。
鍛え抜かれた筋肉が幾度と無く空気を切り裂き、大きなダメージこそ与えないものの、着実に相手の体力を奪っていく。
「ここを通りたかったら、あたしを倒して行くのね」
くいくい、指を曲げる蛇那伊。
「ハッ! じゃあ、そうさせてもらうぜ!!」
対する男も、負けじと太い拳を突き出す。
「やめろ! 頼むから、誰も傷つけるな!!」
まひるの叫びは、男の耳には届かない。
大振りの攻撃は蛇那伊をかすめただけだったが、思わぬ痛手となった。
ちぎれたドレスシャツが、はためく。
説得に時間を掛けたことで、男の酒が少し抜けた事や、蛇那伊が力を体内で分散させる術を知っていなければ、その肉体はもっと深刻なダメージを負っていた事だろう。
「つぅ~……思ったよりは、やるわね。でも、当らなければどうということはないわ」
「余裕かましてないで、そこをどけ……ぐあっ! お、お前、俺の味方するって言ってなかったか!?」
男の背後から、蹴りを入れたのは米太郎である。
「てへっ! ここで正義のヒーローレッドさんからの、有難いお言葉! 騙される方が悪い☆」
「とんでもない正義のヒーローがいたもんやな……」
蛇那伊の後ろで構えていた柳司も呆れ顔だが、すぐに蛇那伊と顔を見合わせると、同時に攻撃を仕掛けた。
炸裂した攻撃の勢いで転がっていった男を見やり、柳司は一つ、ため息を落とす。
「結局、こうするしかなかったんやな……」
「いいえ、捨て鉢にならないでください! あなたはこれからどんな人生を送るか、自分の道を選択できます」
蓮は最後の望みに縋った。
「あぁ? ブタ箱に行く以外に、この俺にどんな道があるって言うんだ!?」
「自首をすれば、執行猶予が期待できるかもしれません!」
「やなこった! 警察なんぞに捕まって、たまるかー!!」
起き上がった男は、今度は近場にいた梢に手を伸ばす。
消火器のグリップを握ったまま、硬直している梢の長いお下げ髪を、男が掴もうとしたその時。
「屋敷野、逃げろ!」
天野が忠告するより早く、庚は額の傷跡をなぞって神魂を纏った拳を突き出す。
場が乱れた事で生まれた空間。
庚のろっこん『蒼穿』が蒼い光を帯びて走り、男の背を穿つ。
「往生際が悪ぃんだよ!! 諦めろ、テメェの『負け』だ!」
そして漆黒の鋼鉄の剣が2本、聖母子像の影から回転するように飛び出し、尚も梢を確保しようともがく男と梢の間に十字に突き立った。
「……だめ……させない……」
シルヴィアが『CODE:black』で喚び出した剣だ。
しかし自分にはまるで関係なかったかのように。彼女はまた一口、お汁粉をすすった。
「……眠たい……」
考える前に、身体はもう動いていた。
ガチン! と撃鉄が落ちるイメージが刀の脳裏にひらめく。
周囲の動きがいやにゆっくりになる。
いや、違う。刀が速いのだ。
小走りに中央通路を駆け抜け、ようやく振り返った男の喉元に、木刀で渾身の突きを加えた。
「逃げろ!」
博美もまた、梢に向かって叫びながら、地を蹴った。
華奢な身体はトンビのように宙を舞い、大上段から男を打ち据える。
「ク、クソッタレ、なんで俺が、俺ばっかりが、こんな目に遭うんだよ!!」
咳き込み喉を押さえる男だったが、ゆらゆらと歩み寄った轟が、自分を見下ろしている事に気が付き、言葉を飲む。
「おっさん……『俺の目の前で島の人間に暴力を振るおうとした』な……?」
『戦衣着装』で変身した彼は、轟であって、轟ではない。
ヒーロー『ザ・ストレイト』だ。
「ま、待て……。話せばわかる」
「俺は、おっさんがどんな犯罪者だろうと、受け入れるつもりだった……でも」
轟の瞳が乱反射し、その輝きを放つ。
「みだりに島の人間を傷つけようとするヤツは、どこの誰であろうと、絶対に許せない!!」
ありったけの想いを込めた、轟の正拳突きが勝敗を決した。
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担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月03日
参加申し込みの期限
2012年12月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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