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降る雨
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●終わりと始まり
「あ……」
朔夜が声を漏らした。
倒れ伏す男の身体から、ふぅっと抜けていくものが見えたから。
朔夜だけではない。その場に居たもれいび達全てが、それを認識した。
「神魂が、消えた……?」
いや、消えたのではない。
男の身体から漏れ出た神魂は、漂って、漂って。
どこへ行くのだろうか?
残念ながら、それを確認する事は出来なかったけれど。
「はじまったな……」
つぶやくと、巨漢
セルゲイ・ボスコフ
は、そのままくるりと背中を向け、立ち去った。
「あの、大丈夫ですか?」
蓮は戸惑いがちに、すでに『ひと』になった男に声を掛けた。
「あら、憑き物が落ちた顔してるわねぇ。気分はどう?」
蛇那伊も傍に寄って膝をつき、男の顔色を伺う。
男は、ただ茫然と蛇那伊を見返した。
「自首してください、良ければ私も付き添います」
「ああ……、君か。何だか自分でも歯止めがきかなくて、随分迷惑をかけちまったようだな、申し訳ない」
素直にうな垂れる男。蛇那伊は顎を指で撫でた。
(何か変ね……。ひょっとすると……男が聞き分けなく暴れていたのは、神魂の影響だったのかしら?)
神魂がばら撒かれたのは、先日の入学式だ。
だから男の罪の全てを神魂のせいだとするのは、間違っている。
しかし、酒の勢いだけでは語れない何かが、先ほどまでの男にはあった気がするのだ。
「まあ、何にせよこれで一件落着よね? 蓮ちゃん、一人じゃ心細いでしょう? あたしも付き添いましょうか?」
「ありがとうございます、お願いできますか?」
「勿論、あたしはかわいい子の味方よん」
「はあ……頼もしいです」
男が蓮と蛇那伊に付き添われて、出頭するのを一同は静かに見守った。
「もう一度、自分と向かい合って見てください。それでも煩悩が邪魔したら、今度はお寺へもどうぞ」
すれ違いざまに声を掛けた天野に、男はただ、静かに会釈を返した。
「ふぅ……エライ目に遭ったわい。さてタイムカードを……って、吾輩のバイト先はここでは無いわ! なんという事だ! 時間を無駄にした! こうなったのは神のせいだ!」
「なんで気づかなかった……?」
恵郎が憤慨するのに、肩をすくめる綾人。
「あら、綾人くん。いないと思ってたのに、いつ来たの?」
焔はきょとんとしている。
「いつからって、最初からいるじゃないか」
「……自分にとって都合の良い神なんて居るわけない、文句を言うだけ無駄だ。自分の都合の良い現実が欲しければ、自分で動くしかないんだよ……自分が動けば世界も変わる」
誰にともなく刀が言うのを、円が雑ぜっ返す。
「言うねぇ、カッコイー」
「茶化すなよ。さて、用も済んだし帰るとするか」
「あ、先に帰ってて。僕は、飯田さんと話してから帰るよ」
「ああ、わかった。気をつけて帰れよ?」
「ヘーキヘーキ、悪漢に襲われたって、逆にのしてやるんだから!」
指でマルを作って、まひるの状態を見ている幸の方へ掛けていく背中に、刀が苦笑する。
「ごめんね、痛かったでしょう? 大丈夫?」
心配そうに自分を覗き込む幸に、まひるは気丈に微笑みを浮かべる。
「大したことはない、この位すぐに治る。心配するな」
「まひる君、良かったら僕の天河で送っていこうか?」
凛太郎が気を利かせて申し出るが、まひるは首を横に振った。
「幸、他の皆も時間に余裕があるなら、一緒にパフェ……いや」
なんとなく、シルヴィアの手元に注目。
「お汁粉でも、食べに行かないか?」
「いいなー、あたしも一緒に行っていいわよね? ね、幸ちゃんも行こう」
焔も大賛成のようだ。幸はこくりと頷いた。
「じゃあ、決まりね! レッツゴー!!」
「散らかっちゃったな……。このままでは申し訳ないし、せめてガラスの破片だけでも、片付けて帰ろう」
天野が掃除用具を探し始め、梢が慌てて追い掛ける。
「わ、私も手伝いますー!!」
自分でも予測しなかった大声になり、驚いて振り返った天野の視線を感じて、梢の頬がみるみる朱に染まった。
「……えっと、その。おじいちゃんには、もう遅くなるって言ってあるから……カレーも、作ってあるし」
泣き出しそうな気持ちを抑え、もじもじする梢に、天野は不思議そうに首を傾げ。
「ありがとう、助かるよ」
ごく薄く笑って見せた。
「はい……」
まともに目を合わせられなくて。
掃除用具を探す振りをする、梢の唇にも小さな笑みが零れた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月03日
参加申し込みの期限
2012年12月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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