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【星幽塔】おつかいみんなでできるかな?(茹で蟹編)
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間幕:その頃、第四階層では……。
――第四階層。
ここで少し時計の針を戻す。
第二階層で蟹を茹でた後、ここへ戻ってきた者たちもおり、彼らはシドニウムの手伝いに当たっていた。
「やっほー♪ シドニウムさーん、お手伝いに来たよ~」
桜庭 円
の声に、シドニウムは僅かに驚いたような様子で窓から顔を出した。彼女の後ろには
御剣 刀
もおり、彼は静かに一礼した。
「俺たちに、なにかできる事は無いか? 忙しいみたいだから気になって」
刀の言葉に円がうんうん、と頷く。シドニウムは少し考えると2人に手伝ってもらう事にしたのだろう、家の中に招きいれた。
シドニウムの家の中は本や道具などで一杯だった。壁の殆どが棚で埋まっているとも言ってもよい。そして奥を見ると診療所のような物が見えた。
リビング兼台所という場所に案内された2人はシドニウムからお茶を振舞われつつ、話を聞く事にした。
なんでも、彼以外にも医者はいるものの、産休中なのだそうな。その為仕事がシドニウムに集まっているという。
「我輩は、今から往診に行く。円殿はこっちにある道具を洗って欲しい。刀殿は……薬草園の雑草取りを頼めるか? それが終わってから2人で診療所の掃除をお願いしたい」
申し訳無さそうに頼む彼に、2人は笑顔で引き受けた。
「これって薬を作る道具かなー」
円は道具を綺麗に洗いながら色々観察していた。理科の実験で使うような物が殆どで、小さな黒板には何を煮沸消毒するのか等が書かれていた。
一方、刀は薬草を図鑑で確認しつつ雑草を抜いていた。解りづらい物もあったが、どうにかなったのは、図鑑に書き足された情報があったからだった。
(シドニウムが書き足したのか?)
細かな文字であったが、はっきりと読む事が出来た。お陰で薬草を間違えて抜かずに済んだ。
2人が診療所の掃除を終える頃には、シドニウムも少し疲れた様子で診療所兼自宅へと戻ってきた。彼は感謝の気持ちを伝えると、休む間もなく薬を作り始めた。円が心配そうにお茶を持ってきながら様子を見る。
「シドニウムさん、少し休んだ方が……」
「今日作る必要があるのはこれだけだ。作り終わってから休むよ」
シドニウムはそう言うと、小さく笑った。その間に刀と円は許可を得て台所をかり、そこにある物で昼食を作った。シドニウムはそれに喜んでくれたのだった。
実を言うと刀は第二階層から移動する前、さり気なく他の階に行く人に何か美味しいものを第四階層に持ってきてもらえないか、と駄目元で頼んでいた。が、これがどうなるかは……この後直ぐ。
薬作りが終わった所で3人で食事を取る。その際、何気なく刀が問いかけた。
「そういえば、なんでシドニウムは他のアステリズムに蟹を?」
「まぁ、ある種の生存報告かな。最近はアステリズムとしてというより、ここの医者として動く事が多かったからな」
シドニウムはそう言いながら頷き、受け取りのサインで他のアステリズムが元気か知りたかったらしい。
「アステリズム皆と知り合いみたいだけど、友達だったりするの?」
今度は円が問いかける。シドニウムは楽しげに笑い、頷いた。
「まぁ、な。アヴィ殿はちょっと小生意気だが、案外かわいいし、現代のリブラス殿は暑苦しいが信頼できる人だ。リア殿は尊敬しているよ。携わり方は違うけど、同じ命と向き合う仕事をしているからな」
そういいながらも、彼は表情を僅かに曇らせる。もしかしたら、連絡が取れないアステリズムもいるのかな、と円はそこから推測した。
「しっかし、不思議な世界だよね。塔にしてもだいぶ環境が違うし……。オーブに炎が灯らないと上にいけないしさ。もしかしてよく消えちゃうの?」
円は不思議そうに問うも、シドニウムはうーん、と考え込んでしまう。
「我輩の代になってからは、初めてだと思う。我輩の先代の時はどうだったかまではわからないが」
そういつに無く真面目な顔をしていると、「おーい」と楽しげな声がした。誰だろう、と思い顔を出すと、第五階層に行っていた
服部 剛
がそこにいた。彼はリブラスからのサインをシドニウムに手渡すとニッコリ笑う。
「あの、よかったら何か手伝わせてくれへんかな。シドニウムの兄さんも中々忙しいち言ってたし……。手当てなら手伝えると思うで」
「そうなのか? それなら……」
シドニウムが何かを頼もうとしたその時、街の人らしき人が診療所にやってくる。シドニウムは眼鏡を正して対応すると、円たちに向き直った。
「すまん、急患だ。けが人が5人搬送される。刀殿は寝台の用意を。直ぐ近くに折りたたみ式のがあるから広げて欲しい。円殿は包帯の準備を。剛殿は怪我の軽い患者の手当てを頼む」
がらりと纏う空気が変わる。3人は思わずしゃきっ、と背筋を伸ばした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
NPC交流
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月23日
参加申し込みの期限
2016年10月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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