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<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
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●旧市街エリア・反撃(3)●
【旧市街:杜の湯跡地】
エヴァ&澄佳、観覧車とハッチの分断に成功──大観覧車、杜の湯跡地にて完全停止。
その観覧車に向かって全速力で、最初に走り出したのは
桃川 圭花
だった。
(ここまでありがとう、浅沼君、澪乃先輩、エヴァさん……それに皆)
これで自分も、あの観覧車に取り付ける。仲間たちが作ってくれたチャンスを無駄にはしない。自分の役目はろっこんを使って、観覧車を完全に解体してしまうこと。すでに同種の能力を持つ八神とも、作業分担を打ち合わせていた。圭花が中央の軸部、八神がそれ以外の全てだ。
そして、その圭花とほぼ同じタイミングで、観覧車の真下にたどり着いた者がいる。
「こっちだ、桃川!」
「楢木君!」
参道商店街方面から駆け付けた、
楢木 春彦
だ。頭上にそびえる観覧車を振り仰ぎ、楢木がその中心部を一瞥で指し示す。
「あそこまで行きたいんだろ? 俺がサポートする」
「助かる……お願い!」
観覧車が動かなくなったことで、ろっこんが効果的に使えるようになったのは、この楢木も同じだった。停止した観覧車のふもとから空気の足場を作り、その階段で圭花を共に上へと導く。視認対象に指定したので、圭花にも問題なくこの足場を目視することができた。
一方、
澪乃 澄佳
たちがハッチを捕まえたのを見て取った
八神 修
は、近くにいた
常闇 月
を呼んで、転がっていたゴミ箱を手渡す。
「八神さん?……」
「これでハッチを下に叩き下ろせ。被せても良いぞ」
「なるほど、こちらを用いて捕獲するのですね」
ゴミ箱を受け取って意図を察した月が、すぐに澄佳の方へと向かう。その澄佳が、観覧車からは十分な距離を置いて向こうの路上に着地したのを確認して、八神は本命の観覧車の方へと向き直る。あそこならもう、ハッチ本体からの邪魔が入ることはないだろう。
(クローネ信仰は勝手だが、大勢の命とフツウを壊すのは許さん……)
八神はテロルを許さない。これからハッチの武器を折り、その心も折る。
「今からそいつをぶっ壊す!」
この場所にいる全ての仲間に向かって、八神は観覧車の完全解体を宣言した。
【大観覧車:軸部中央シャフト】
「始まったわね。じゃあこっちも……!」
共同作業開始の合図。地上にいる八神が大きく息を吸い、強く精神を集中し始めたのを見て、圭花もさっとその眼鏡を外した。楢木が生成してくれた足場から、取り付いた軸部へと向き直る。
浮上の際に強引に捩じ切られた、そのシャフトの断面に手を当て、彼女もろっこんを発動──、
その瞬間、ぐらりと観覧車が大きく揺れた。
(えっ? 私まだ……)
圭花の能力はまだ発動していない。ならば、八神の【分解】がもう効き始めた? そのどちらの推測も覆す、楢木の大声が後ろから聞こえてきた。
「違う! 観覧車じゃねぇ……これは地面だ! 地面の方が揺れてるんだ!」
えっ……圭花がその場で棒立ちになる。
(まさか地震!? このタイミングで? いったいどういうこ……)
「きゃああああああああああああっ!?」
予想外の事態の方に気を取られ、一瞬手を伸ばすのが遅れた。目の前を落ちていく金髪の少女を、呆然と見送る圭花。掠れた声が遅れて出る、「エヴァさん!?」
今の地震で、観覧車の天辺にいた
エヴァ・ブランシェ
が、足を滑らせ転落したのだ。
救いを求める手を伸ばしたまま、目を見開いて真っ逆さまに落ちていくエヴァ、
「くそっ、マジかよ!?」
自分の足場から身を乗り出し、その落下の行く先を見定めた楢木が、素早く左耳のピアスに触れる。
(──間に合え、俺の進化能力!!)
地面に激突する直前、エヴァの華奢な身体が空中で大きくバウンドした。
「えええっっ!?」
そのまま数回上下に跳ね、やがてふよふよとその場で落ち着いたエヴァが、まだ呆然とした様子で自分のお尻の下をまさぐる。何も見えないけど、バネの効いたクッションのような手応え。
楢木が進化した【Stairs of air】で、柔らかくした空気の足場を、咄嗟に出現させたのだ。地面まであと数メートル。危ない所だった。
「し、死ぬかと思ったわ……(どきどき)」
助かったわ!とこちらに向かって大きく手を振るエヴァ、そんな彼女の無事な様子を見て、楢木と圭花の2人も、ほっと安堵のため息を漏らす。それから顔を見合わせて、
「でも、いったい今の地震は……?」
【旧市街:杜の湯跡地】
(馬鹿な……いったい、何が起こった!?)
今の地震にも、八神は倒れずによく耐えた。けれども、観覧車解体のために極限まで集中させていた意識が、途切れてしまった。ろっこんを発動させるためには、また息を止め集中し直さなければならない。
「くっ、こんなタイミングで、どうして地震など……」
そこで八神は気が付く。いや違う、この地震は偶然の現象などではない。
これは敵意を持った攻撃だ。
何者かの手による、遠隔攻撃。
そして自分は、
以前にもこの攻撃を受けた
ことがある。
(まさか……!?)
バッと心当たりの方角を振り向く八神、その遥か遠くの路上で、澄佳と一緒に
常闇 月
が呆然と座り込んでいるのが見えた。その月の足許には、地面に伏せられたゴミ箱。そのゴミ箱が今の揺れでころんと転がり、中から1羽のハチドリが勢いよく舞い上がる。
慌てて捕まえようとする月たちの手をすり抜け、「フハハハハ、愚かな人間め!」とか言いながら再び空へと逃げていくハッチ。為す術もなくその光景を見つめながら、八神ははっきり、何が起こったのかを理解する。
あのハチドリが、ろっこんで地震を起こしたのだ。
引力で浮かせようとした対象は、地面。浮上などする筈がない地面を、暴走した能力で強引に浮き上がらせようとしたため、結果的に地面が揺さぶられ、局地的な地震が起こった。
ハッチは、捕獲用に月が被せたあのゴミ箱の中で羽ばたき、下の地面に直接ろっこんの効果を及ぼしたのだ。
「しまった……ハッチの能力を封じるなら、
羽ばたけないように、羽を拘束しろと言っておくべきだった」
月にきちんとそう伝えておかなかったことを、八神は一瞬悔やんだが、しかしもう手遅れだ。
三羽烏のハッチ、再逃亡──そして大観覧車、今だ解体ならず。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月01日
参加申し込みの期限
2016年10月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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