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<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
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●旧市街エリア・反撃(1)●
【旧市街:寝子島駅】
ここで場面は再び、ハチドリのハッチが襲撃中の旧市街方面へと戻る。ねこでんの架線が絡まってしまった大観覧車は現在、寝子島駅の駅舎に刺さったまま立ち往生中。
先ほどそのゴンドラの1つから脱出を果たした最後の乗客、
渥美 ニナ
は、ここまで登ってきて自分たちを助けてくれた、
楢木 春彦
と
天動 記士郎
に礼を言う。
「助かりました! どうもありがとうございます」
「あぁー!
えっほまきのおにぃさん
だー」
そのニナの胸から振り向いて、楢木に向かって手足をばたばたさせているのは、
あーちゃん
。ニナのろっこんで接着されているので落ちるようなことはないけど、ここはまだ空中。逆さまにキャッキャのけぞる あーちゃんの身体を、楢木が慌てて後ろから支えて、
「おっ、俺のこと憶えてくれてたのかよ」
と白い歯を見せて彼も笑う。
「とにかく、2人とも助かってよかったぜ!」
今この4人が集まっているのは、ニナたちが救出されたゴンドラからは、少し離れた空中。地上からは数十メートルの高さだ。もし誰かが見上げたら、彼らは空に浮いているようにしか見えないだろうけど、実際には楢木が【Stairs of air】で作成した、2畳ほどの空気の足場の上に立っている。進化能力で楢木が視認対象に追加してくれたため、ニナや天動にもこの足場が見えているのだ。
「それじゃ、あーちゃん。今度はこのお兄ちゃんとくっついててね」
「うんっ。コアラさんごっこー」
ニナは天動の許可を貰って、今度は彼の胸にピタッとあーちゃんを、ろっこんで接着する。
「渥美さんの用が済むまで、少しだけおにーちゃんとここで待っていようね」
また新しいお兄さんが自分をかまってくれるので、「うんっ!」とあーちゃんも天動のエプロンに抱きついたままニコニコ。その様子に安心したニナが、今度は遥か下の地上を見下ろし、線路上で待機していた
八神 修
に向かって、大きくその手を振った。
「さっ、では始めるとしましょうか、八神くん!」
その合図で地上の八神が息を止め、精神を集中し始める。上空にいるニナとの連携で、今から観覧車の解体作業を始めるつもりなのだ。
けれども、このタイミングで観覧車が全ての電線を引き千切り、ついにまた動き始めてしまった。ハッチの浮力で1回浮上した観覧車が駄目押しでまた落っこち、今度こそ木造駅舎を完膚なきまでに破壊する。そのまま転がり始めた観覧車の鉄骨に、ニナが慌てて飛び付いた。
「ちょっ、渥美さん!?」
「なぁに、大丈夫! 落ちはしませんので!」
観覧車のスポークの1本にニナは片手でくっついたまま、遠ざかる足場に置いてけぼりになってしまった楢木たちに向かって、ひらひらともう片方の手を振る。ろっこん【錠前師の束縛】の接着能力を使えば、こんな曲芸のような真似も可能なのだ。
「マジすか? ほんと気ィ付けて下さいっすよー!」
本当は自分の作業中、楢木には移動の補助や警戒警護をお願いするつもりだったけど、いったん走り始めてしまった観覧車に、楢木が空気の足場で追いつくのは難しいだろう。
ならば、まずはこの観覧車の回転を阻害して、走るスピードを殺し、再度の足止めを試みる。そのためにはやはり、地上の八神との連携が不可欠だ。
ゴンドラで痛めた身体の傷は、まだ完全に治りきってはいないけど、あの
椿 美咲紀
が緩和してくれた治療のおかげで幸い、もうしばらく動くことはできそうだ。
ニナはろっこんで接着と解除を繰り返して、徐々にスポークの半ばへと移動しながら、上空で羽ばたいている豆粒みたいなハチドリを、不敵な笑みを浮かべて見上げる。
「このまま大人しく狩られるとでもお思いで? さぁ、反撃開始といきましょうか」
「そうとも。この街を……お前の好き勝手にはさせない!」
そして地上では、ニナの合図を見届けた八神が、再び街を破壊しながら走る巨大な車輪を視界に入れて、ろっこん【分解】の進化能力を発動させる。
ガコン! そのスポークの1本が接合部分から外れて、宙に浮いた。意識を集中させて八神がその鉄骨を動かし、待ち受けていたニナが【錠前師の束縛】でそれを、観覧車の外側に貼り付ける。
ガガガガガガガガガッ……!
角度を付けて接着したそのスポークが、地上の地面や障害物と接触し、回転を阻害するストッパーになった。この作業の繰り返しで、徐々に回転の速度が鈍っていく観覧車。
八神はさらに、分解した鉄骨を車輪の輪の中に刺し直すなどして、観覧車全体のバランスを崩していく。あちこちのスポークが取り外され、円の重心までおかしくされた観覧車は、やがてグラグラと危なっかしくふらつき出し、その侵攻速度も次第に鈍り始めた!
【旧市街:参道商店街跡地】
「シュー君がんばって! シュー君が頼りなのです!」
その八神たちの勇姿を、地上からぴょんぴょん応援していた
椿 美咲紀
は、こちらの商店街跡地に走ってくる3人の姿に気付いて、そちらにも笑顔で手を振った。
「あっ! 観覧車から脱出してきた人たちかな?
もう大丈夫、こっち、こっちですよー!」
と彼らを避難誘導。やって来たのは、
楢木 春彦
と
天動 記士郎
、そしてその天動が抱えて連れて来たあーちゃんだ。観覧車に置いてきぼりにされてしまった彼らはとりあえず、あーちゃんの避難を優先させることにして、楢木の足場の階段で、この地上まで降りてきたのである。
「これでもう、ゴンドラの中に閉じ込められてる人は
いないんですねー? よかったのです!」
「ええ、色々ありましたが……ともかく、全員無事で本当に良かったです」
天動のその報告に、美咲紀は携帯で残留者ナシ、の通知を急いで皆に送る。楢木の方は、
「よし、んじゃ俺はもっぺん、仲間の手助けに行ってくるな。
ハッチとやらも何とかしねぇとだし……天動さん、ここは任せたっす!」
あーちゃんはそのまま天動に任せて、また慌ただしく観覧車の方へと走り去っていった。天動もハッチ捕獲には協力できればと思っていたけど、いかんせんまだ、あーちゃんが自分の胸にくっついたままだ。ニナがろっこんを解除しないと、接着が剥がれないのである。
(ここでこの子を守っていた方が、良いでしょうね)
そのあーちゃんはさっきから、天動のサラサラの髪をお下げにしたりして、キャッキャ遊んでいる。美咲紀もにこにことその様子を隣りで見守りながら、
「あっ、そうだ。あーちゃんお菓子食べる?
チョコと飴ちゃん、クッキーもあるのです!」
「うん食べるぅー! あーちゃんお菓子だいすきー!」
(うぅ……本当は私のおやつですが、緊急時なので、ここは涙をのんで)
ぐーーーきゅるきゅる。
すると突然、後ろから物凄い音がしたので、美咲紀がそちらを振り向けば。腹を抱えてよだれを垂らし、物欲しげにこちらを見ている1人の少年がいた。さっきまで空でハッチと戦っていたはずの、
山田 勘三郎
だ。
「その菓子、よかったら俺にも分けてくれねぇか。
さっきからもう、腹が減って腹が減って……」
「うん、いいよぉ。じゃーあーちゃんもコアラさんあげるぅー!」
あーちゃんから例のコアラ菓子を、そして美咲紀からも快く(内心では涙をのんで?)お菓子を分けてもらい、山田はガツガツとこれをむさぼり食べる。山田のろっこん【腹ぺこガラス】は、変身中は通常の6倍速で腹が減るのだ。戦闘中にハラヘリが限界に達して、カラスへの変身が解けてしまったのである。
「た、助かったぜ! 折角世界も切り分けてあるんだし、
商店街から美味い焼きそばパンでも貰おうと思ったら、
その商店街まるごと観覧車が轢き潰しちまうし……
ふぅ、食った食った! じゃあ皆、サンキューな!」
「うん、怪我しないように気を付けてねーっ!」
再びカラスへの変身能力を取り戻し、勇ましく戦場へと戻っていく山田を、美咲紀たちはぶんぶん手を振って空へと見送るのだった。
【旧市街:市街地上空】
地上で八神とニナが、走る観覧車の回転を阻害し、その完全停止を試みている、ちょうどその頃。大観覧車の上空でも、それを操るハッチとの戦いが、再び始まっていた。
「おっ、八神たちが何やら、おっ始めよったな!
よっしゃ山田! 俺らもいっちょ……って、山田おらへんやんけ!」
浅沼 柳司
のむなしいツッコミの手が、空を切る。山田勘三郎、カラスへの変身時間が切れて、ちょうど腹ぺこ幼児たちとおやつを楽しんでいる頃だった。空には今、浅沼が1人ぽっち。
「んっ? イヤあれは……」
いや違う。南の空からこちらに急接近してくる、白い影がある。布団だ。あれは布団セットだ。唖然と見ている浅沼の前で、キキッ!とそのセットは急停止すると、一番上の布団を跳ねのけて、
澪乃 澄佳
が登場する。
「お待たせ、柳司くん!(ばばーーーーーーーーん)
あたしもハッチの捕獲と追い込みに参加するよう!」
「澄佳!? えっお前、もう大丈夫なんか?」
彼女はハッチの精神攻撃で、手痛いダメージを受けていたはず。けれども澄佳は、ウンと頷いて携帯を取り出す。そこには、ゴンドラの乗客全員脱出に成功、のメッセージ。
椿 美咲紀
が皆に送った、あの周知メールだ。
「みんなみんな、頑張ってるんだもの……
あたし1人、いつまでも落ち込んでられないしょや!」
澪乃澄佳、ここに完全復活。その帰還を見たハッチが、すぐにフハハと笑う。
『来たな、ぽっちゃり娘よ! ついに観念して、この我を踏みにじりに来たのだな。
さあ、存分にこの我を踏むがいい! 靴下を脱いで踏むがいい!』
「ええーーーーーーーーーーい!」
手に持っていたバスタオルで澄佳に引っぱたかれたハッチが、驚愕の表情を浮かべて、
『スパンキング……だ……と……?
いい! 良いプレイだぞ小娘よ! これはこれで! これはこれで!(ハアハア)』
「わあああん、やっぱり興奮してわやになったー!
うぅ、でも我慢がまん……」
「どないするんや、澄佳?」
ばさり、と背中の翼で近くに舞い降りてきた浅沼と、澄佳は(ハッチが興奮している隙に)素早く方針を打ち合わせる。「うんっ、あのね……」
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動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
50人
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シナリオガイド公開日
2016年10月01日
参加申し込みの期限
2016年10月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月08日 11時00分
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