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<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
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●旧市街エリア・反撃(2)●
【旧市街:市街地上空】
観覧車による、街の破壊を止める方法は、大きく分けて2つ。
1つは、観覧車そのものを解体してしまうこと。観覧車に取り付いたニナや、地上にいる八神たちが今行っている、作業の最終目標はこれだ。
もう1つは、観覧車を操っている暴走もれいびの、ハッチ本体の能力を止めること。こちらが、今上空にいる、
澪乃 澄佳
や
浅沼 柳司
たちの任務だ。
「ハッチを観覧車の上からよかすか、
羽ばたかさせないのが目標だべさ!」
「よっしゃ。観覧車の中に人もおらへんし、
もう手加減は無用やな。やったるで!」
こうして浅沼と澄佳の2人は協力して、観覧車とハッチの分断、そして羽ばたきの妨害を並行して試みることに。澄佳は持参のシーツを能力でハチドリの下に浮かせて、逃げ道をなるべく遮断。サイドから右に左に追い込んで、ハッチをできるだけ観覧車から引き離そうとする。
同時に浅沼は、常にハッチの上の方に位置取り、やはり上空への退路を塞ぐ。足の鉤爪も積極的に使って、少しでもその羽ばたきを妨害できるように邪魔をした。
「オラッ! そんなに踏まれたいんなら、
澄佳に代わってこの俺が踏んだるわい!」
『!? 男に足蹴にされるなど、こんな屈辱……
イイッ! これはこれで! これはこれで!(ハアハア)』
「お前は要するに、何でもええんかーーーーーーーーーい!!」
【旧市街:杜の湯付近】
「助かりました、雨崎さん! 降りられなくて困ってましたので」
一方、頃合いを見計らって走る観覧車から離脱した
渥美 ニナ
は、自分を地上に降ろしてくれた
雨崎 荒太郎
にお礼を言っているところだった。八神との共同作業が済み、さてどうやって降りようかと思案していた所、近くを飛んでいた雨崎が背中に乗せて、ニナを街中に降ろしてくれたのだ。
「なんのなんのー、おねーさんもフツウも死守だがってん!」
その雨崎たちが無事に地上に降りたのを見て、近くにいた
桃川 圭花
と
エヴァ・ブランシェ
も、2人の所に駆け寄ってきた。
「雨崎君、おつかれさま! ゴンドラ組はこれで全員地上に帰還ね」
圭花はここまでの雨崎のレスキュー活動をねぎらい、そしてニナの方も振り向いて、
「ここから見てたわよ、渥美さんの度胸と活躍」
「おやおや、これはどうも……あっ、八神くん」
そこに寝子島駅方面からバイクに乗って、
八神 修
も再び追いついてきた。相乗りしていた
常闇 月
に、バイクを借りた礼を言っている八神に、ニナもまたゴンドラ開放のお礼を伝える。
「ありがとう、さっきは助かりました」
「いや、お役に立てたなら何よりだ」
そんなやりとりをしている2人に、圭花も近寄って話し掛ける。
「ろっこんを利用した、あの観覧車の完全解体──
どうやら私達、目的は一緒みたいね?」
圭花もまた、八神やニナ達と同じことを考えていたのだった。彼女が狙っているのは、観覧車の中心である軸部からの解体。
ただ、圭花の場合、能力を発動させるためには、直接そのシャフトに手で触れる必要がある。観覧車が完全に停止した状態でないと、これは不可能だ。
それを聞いたニナが、観覧車のスピードが鈍ったこのタイミングでゴンドラの1つに触れ、観覧車を地面に接着してしまおうと試みたが、これはその千切れた1つだけを地面に残して、残りの観覧車の方は転がっていってしまう結果に終わった。
また八神もゴンドラの幾つかを「分解」して動かし、観覧車の進路上に障害物として置こうとトライしてみたが、彼の念力系の進化能力は、物体を高速では動かせない。スピードが落ちてきたとは言え、観覧車の侵攻速度よりも速く、ゴンドラを前方に回すのは無理だった。
けれども今の2人の試みで、さらに数個のゴンドラが剥がれ落ち、観覧車の回転バランスもずいぶん狂ってきた。上空でハッチの邪魔をしている、浅沼と澄佳の戦いも確実に効果が出ており、観覧車はもはや全然真っ直ぐには進んでいない。
とは言え、あの観覧車を完全に止めるためには、あともう1手、何かが必要だった。
確実に観覧車を停止させ、圭花や八神の解体作業の時間も稼ぎ出す、何か決定的な1手が。
「そんな方法が、あるのでしょうか……」
思案する月たちの後ろで、その時、声がしたのだった。
「その役目、私に任せて頂戴」
「エヴァさん!?」
手の扇子をパチンと閉じて、エヴァが皆に向かって宣言する。
「あたしのろっこんで、あのハチドリを何とかしてみせるわ」
とは言え……、とエヴァは上空で交戦中のハッチを、ちらっと見上げて、
「あの高度となると、地上からじゃ射程が足りないかもしれないわね……
雨崎さん、ちょっと協力たのめる?」
「何か考えがあるんだねー、がってんがってん!」
そのまま雨崎と一緒に、エヴァは何処かへと走り去る。それを見送った面々も顔を見合わせて頷き、各々の役割を果たすべく、それぞれの持ち場に向かった。圭花もまた、バッグからスペアの眼鏡をすちゃっと取り出して掛け直すと、
「トリのほうはあの子たちに任せる。
私はあいにく器用じゃないし、もっと大きい相手がいいわ」
そのレンズの向こうにそびえる大観覧車に、挑むような視線を向ける。
【旧市街:杜の湯】
あと1手、何か決定打が欲しい。それは上空でハッチと交戦中の、
浅沼 柳司
と
澪乃 澄佳
も、感じているところだった。
ホバリング能力に特化したハチドリの飛行性能は、鳥と言うよりむしろ、虫のそれに近い。上下の逃げ道を塞いで追い立て、何とか観覧車そのものからハッチを引き剥がそうと2人は頑張っていたけれど、その分断がまだ上手く出来ないのだ。
「くそっ、いつまでもちょこまかと、癪に障る鳥やで……!」
小回りに優る相手に、浅沼は苛々と歯ぎしり。そんな2人に向かってハッチは、
『フハハ……どうしたどうした、貴様らのプレイはそんなものか!
このハッチ、そんな調教内容ではまだまだ満足せんぞオッ!』
「プレイなんか誰もしとらへんわ!」
目を剥いて怒る浅沼、だめだ。このままではツッコミ疲れで、自分の方が先に参ってしまう……
「ふへっ!?」
その時だ。隣りで戦っていた澄佳が、いきなりヘンな声を出した。
「りゅ、柳司くん、見てあれ!」
澄佳が指さす前方の市街に、巨大な煙突が見える。
あれは杜の湯
だ。旧市街の住民にはお馴染みの、
昭和の面影をのこす昔ながらの銭湯
だ。けれども、澄佳はその煙突を見て驚いているのではない。
その煙突の上に、何者かが立っているのだ。浅沼が叫ぶ。
「だっ、誰やー!?」
バタバタと吹きすさぶ風にスカートをなびかせ、カッと青い目を見開いたその人物が答える。
「あたしよ!」
がっちりその両腕を組み、高々と煙突の上で仁王立ちをしているのは……そう、あの
エヴァ・ブランシェ
だ!
地上からそれを見上げた誰もが、逆光に目を細めながら口々に問う。
「「何故あんな所に!?」」
エヴァが自信満々で答える。
「カッコいいからよ!!」
カッコいいからだ。地上で頭を抱える、その場の全員。
そのエヴァの登場を見たハッチが、すぐさま観覧車の進路をそちらに向ける。
『ククク……そんな高い場所に登って、この我を見下そうと言うのだな?
その視線……イイッ! 堪らないぞ、貴様ァ!』
こちらに向かってまっしぐらに突っ込んでくる、その観覧車を真正面に見据えて、エヴァがふふ、と扇子を口に当ててほくそ笑む。
「そうそう、もれいび狩りが目的と言っていた以上、
こんな目立つ場所でアピールすれば。
当然、こちらを踏み潰して来ようとするわよね……」
激突、大観覧車VS
エヴァ・ブランシェ
ハッチの興奮を反映するかのように猛回転する観覧車、
ギャルギャルギャルギャルッ!!
最大速度で突っ込んだその観覧車が、チェーンソーのようにエヴァの立つ煙突を破壊した!
「Σ 杜の湯の煙突折れたーーーーーー!?」
根元からポッキリ折れて、ドガアン!と市街地に倒れる煙突。その有様を空から見下ろし、また
雨崎 荒太郎
が可哀想な悲鳴を上げる。エヴァを煙突まで運んであげたのはこの雨崎なんだけど、今日は参道商店街は壊滅するわ、寝子島駅は破壊されるわ、杜の湯の煙突は折れるわで、被害がひどいったらない。
「って、え、エヴァちゃんは!?」
同様に空から澄佳と浅沼が、必死にエヴァの姿を探すが、彼女の姿はどこにも見つからず。
「今の激突に、巻き込まれたんか……」
「そ、そんな……エヴァちゃーーん!」
絶叫する澄佳の悲鳴にかぶせて、ハッチはフハハ!と高笑い。調子に乗ってリスの回し車よろしく、ぐるぐる観覧車をその場で回転させる。ベキバキ破壊される杜の湯の男湯&女湯、
そのゴンドラコンベアの1つに乗って、エヴァが観覧車の後方から出てきた。
「ハァイ、澪乃先輩」
「エヴァちゃん!?」
「生きてたんか!!」
扇子を口許に当て余裕綽々で現れたそのエヴァの姿に、驚愕する澄佳と浅沼。そう、エヴァは観覧車に踏み潰される寸前、思いっきり前にジャンプして、ゴンドラとゴンドラの間に滑り込んだのだ。
「潰されたと見せかけて、ゴンドラの屋根に乗っていたのよ!」
そしてエヴァの乗ったゴンドラは、ぐるっと1回地面側を回って、再び空の高みへと浮上する。その回転の頂点にいるのはハッチ。すなわちこれは、ハチドリの元まで直通のエレベーターだ。
「上へ参りまーす、なんて」
そして、まだ調子に乗ってせっせと銭湯を蹂躙中のハッチは、こちらに無防備にお尻を向けている。彼女には全く気付いていない──能力の射程に入った。
エヴァ、扇子を広げてにやり。
「狩りと称するからには、自分が狩られる可能性も当然考慮に入れてるわよね?
いくわよ──【タービュランス】!!」
完全な死角からの攻撃。
エヴァが扇子を振った次の瞬間、前方にいたハチドリがガツンと殴られたように吹っ飛び、
『なっ、何だとううううううううう!?』
そしてエヴァが全力で怒鳴る。
「澪乃先輩──後は頼んだわよ!!」
「うんっ。任せて、エヴァちゃん!」
その射線上に能力でばっと布団を広げた澄佳が、その真ん中でこれをキャッチ。素早くハチドリをその中心にくるみ込むと、ぴゅるるる……と一気にこの空域を離脱する。
『モ、モガーーーーーーーー!?(じたばた)』
隔離されたハッチのろっこんの引力は、もう観覧車には届かない。
ギギイィ……太古の巨獣の如き呻き声を最後に、大観覧車はその回転を止め、完全に沈黙した。
旧市街・杜の湯にてエヴァ&澄佳、ハッチを捕獲──観覧車とハッチの分断に成功!
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定員
50人
参加キャラクター数
50人
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シナリオガイド公開日
2016年10月01日
参加申し込みの期限
2016年10月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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