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冥界行き魔行列車の旅
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【戦い】
あちこちから響く悲鳴に、
新田 亮
は思考。すぐにも導き出された答えを、彼が周囲へと叫んだことがきっかけとなりました。
「ばらばらになってちゃまずい。みんな、協力してくれ!」
死神はずるりと壁を、床を天井をすり抜けては不気味なその姿を現し、ふわり、ひらりと宙を漂いながら、目に付いた者へ死者と生者の区別なく、大鎌を振り下ろしていきます。あわやというところで身をかわした生者もあれば、既にざっくりと切り裂かれ、蒼く深い傷を刻まれてしまった者もいて、車内にはにわかに混乱が広がり始めていました。
亮の提案は、それらを収拾、打開するための糸口ともなるでしょう。
「乗客……生きてるやつを、なるべくひとつの車両にまとめよう! バラバラでいるより守りやすいはずだ」
「よし、その作戦乗った!」
飛び出したのは、
御剣 刀
。がちりと脳裏へ落とした撃鉄は火花を散らし、ろっこんは彼は加速させ、今まさに生者へ斬りかかろうとする死神目がけて、突撃を敢行。
「マジで死神かよ……けど、やられるわけにはいかない! お前らは、俺が蹴散らすッ……そう、俺がお前らにとっての、死神だ!!」
もはや身体へ染み付いた動きで刃引き刀を引き抜き、死神のローブを大上段から袈裟斬りに斬って捨て……と。そこで刀は、気付きました。
「って、学校帰りだったから刀が無い!?」
腰に伸ばした手はすかっと空振り、宙を泳ぎます。
けれど、迷いは一瞬でした。刀はぐっと拳を握り込み、
「……武器が無くても、やってやるさ! うおおおおッ」
拳を直接、黒フードの下へと全力で叩き込むと、ばっちり手応えあり。刀は大鎌を避けて間合いを取り、隙を突き即座に踏み込んで、横一文字に薙ぎ払う刃を足場に、頭部を全力で蹴り抜きます。
「仕方ねぇ……」
同じく、死神などというどこか曖昧な存在へ、臆することも無く拳を振り抜き殴りつけたのは、
月居 歩
。小柄な女性天使へ斬りつけようとする死神の腹へ、横っ面へ連続パンチをぶち込むと、
「怪我したくなかったら、俺たちの後ろに下がってろ」
天使はこくこくとうなずいて、慌てた様子で羽をはためかせ、歩や亮、刀の背後へと下がります。その他にも、数人の乗客たちが泡を食ったように集まってきて、彼らの背中へ身を隠しました。
「で……客を集めるのはいいが、どこにだ?」
「この車両は椅子が多くて狭いな。別の車両へ移動しよう……っと!」
歩の問いに答えると、亮は死神の大鎌をくぐりながらにボディを叩き込んで吹っ飛ばし、その隙に乗客たちを促し、車内を移動し始めました。
「そ、そこのあんた! 危ない……!」
切羽詰まった乗客の警告にも、ぴくりとすら動じず。眼前で大鎌を振りかぶるそれを見上げてなお、彼はすう、ふう……と静かに呼吸を整え、やがてにやり、唇を吊り上げたのみ。
「……死者を垣間見る列車、ねぇ」
振り下ろされた刃、けれど真っ二つに切り裂かれたのは、腰かけていた座席の背もたれだけ。
尾鎌 蛇那伊
の姿はとうに、黒いローブの後ろにありました。
「あたしに、会いたい亡者はいないしね。死神たちの相手をして差し上げようかしら?」
瞬間、練り上げた気の流れを解放するように、豪腕ながら流麗な動きとともに突き出された拳は、吸い込まれるように黒ローブを直撃。死神を車外へ吹き飛ばします。
「う、後ろだ!!」
「ええ。分かってるわ」
乗客の叫びに答える余裕も見せながら、続いて現れた別の死神が大鎌をひと振り、ふた振り。けれど刃は空を切り、蛇那伊の屈強な肉体をかすめることもありません。
「攻撃のわずかな予備動作。重心の移動、目線の動き……かすかな気配。五感を研ぎ澄ませれば、先読みするのは容易だわ」
自ら懐へ踏み込み、フードの下、鼻先と思われるところへ真っ直ぐに正拳を一撃。
普段なら後の先を取り、相手の行動を誘ってから反撃を加えるのが彼のスタイルではあるものの、ここには少なからずの乗客たちがおり、中には既に大鎌によって傷をつけられ、冥界の闇へ引き込まれようとしている者もいるようです。
「ここは、積極的に……攻めるッ!」
この場にあって蛇那伊が選んだのは先制攻撃、徹底した攻めの構えでした。どこまでも武闘派であり、戦いの場へ飛び込むのも厭わない彼でありながら、目の前で守れる誰かを見捨ててしまえるほどに冷徹では無いのです。
死神の胸元へ強烈な掌打を放ち、怯えて震える乗客へ、
「さあ、君、こっちへ。あの大鎌に斬りつけられたくないのならね」
「あ、ああ、ありがとう……ん?」
隣の車両から響く、亮の呼びかけが彼らの耳にも届いたのは、その時でした。
「ふぅん? 乗客をひとつにまとめる、というわけ。悪くはなさそうね」
ことさら協調するつもりは無くとも、反面、世話焼き気質でもある彼のこと。すぐにも判断すると、
「あたしたちも移動しましょう。遅れず、付いてきてね」
「ああ、分かった……あんたを信じるよ」
素直な乗客へ、ぱちり! ウィンクをひとつ。豪快一撃、死神を裏拳でかっ飛ばすと、蛇那伊は仲間たちの元へと向かいました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
バトル
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月11日
参加申し込みの期限
2016年09月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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