this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
冥界行き魔行列車の旅
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
15
つぎへ >>
【奇妙な再会】
魔界に地獄に、不気味な世界を訪れた経験には事欠かない
夏神 零
であっても、死者たちの世界……冥界を列車で巡るなどというのはさすがに、初めてのことです。
「噂には聞いたことあるわねん。様々な世界に通じていて、死者を冥界へ運ぶ不思議な列車……いやぁまさか、生きたまま乗れちゃうとは! あら? 零ちゃんどうかした? ぽかんとしちゃって」
ましてや、
あの事故
……自分のせいで死に追いやってしまったと、零が拭いきれない負い目を抱いてきた、他でもない師匠。
火焔 燐
の変わらない元気な姿を目の当りにしたとあっては、零もぽかんと口を開けて、
「……師匠。生きてる……?」
「ちょーっと! 勝手にあたいを殺さないで!?」
目をぱちぱちとしばたかせずにはいられないというものです。
再会した場所柄が良くなかったというのが、本当のところのようです。
「ともかく! あたいはちゃんと生きてるんだから、心配しないっ」
「どうやら、そのようでござるな……何にせよ、無事で良かった」
生死不明のままだった師匠とこうして再び出会えたことに、零は、ほっ。無事なら無事と、連絡のひとつも寄越してほしかった気はしつつ、ここは素直に喜んでおくことにしました。
魔行列車はかたん、かたん。
「あ。これが話に聞く、墜落ヶ沼ってやつかしらねん」
やがて窓の外に見えてきたのは、奇妙な冥界の中にあって、これまたひときわに不可思議な光景でした。
「飛行機の墓場……でござるか」
「そ。昔のプロペラ機から大型旅客機、最新のステルス戦闘機まで、ありとあらゆる死んだ飛行機が集うんだって」
燐がどこかで聞いたという、そんな噂のとおり。
にわかに空を覆った薄雲と、その切れ目から差し込む帯のような光条。それらに照らし出されるほの暗い湿原の真っ只中に、頭から突っ込んだ複葉機。片翼が完全に水面へ没した、巨大ジェット機。今まさに上空から飛んできて、ずぼ、と沼へはまった鋭利なフォルムの戦闘機。
確かにそこには、飛行機の墓場と表現すべき、奇怪で静謐で、どこか美しい光景が広がっていました。
かたん。かたん。そんな湿原のど真ん中にぽつんと佇む駅へと列車は止まり、ぷしゅう、とドアが開く音が響き、幾人かの死者たちが降り、代わりに年代もばらばらのパイロットらしき恰好をした死者たちが、虚ろな顔で列車へと乗り込んできます。
「そういえば……あたいの双子の兄は、冒険家でね」
沼へとずらり、顔を揃えたありとあらゆる飛行機たちを眺めていると、不意に燐が口を開き、そう言いました。
「師匠の兄も、飛行機乗りだったでござるか」
「うん、自家用機も所有してて……ほら、ちょうどあんな感じのね」
指差す先には、プロペラの折れた水陸両用機が、尾翼の半ばほどまで水面へ浸かりながら佇んでいます。
「あちこちいじくり回して、プロペラ機とは思えないくらいのスピードで飛んでたわ」
どこか懐かしそうに、目を細めた燐の横顔を、零は何とはなしに見つめます。
あるいは師匠は、この場所に兄の姿を求めたのでしょうか? もちろん零は、彼女の兄がまだ存命なのか、とうに亡くなっているのか、どちらなのかは知りません。単に懐かしさで、そんな顔を浮かべただけかもしれません。あえて、尋ねてみることはしませんでした。
「と、そろそろ出発でござるな。……あ」
かたん、と動き出した列車の、窓の向こう。あの水陸両用機が唐突にふわりと浮かび上がり、空へと舞い上がっていくところを、ふたりは確かに目にしました。
「……今はもう、自由に……どこへ飛んでいくつもりかしらね」
かたん、かたん。雲は晴れて、再び垣間見えた銀色の空。
「それにしても、飛行機の墓場……でござるか。そうなると、やはり」
「あ、多分おんなじこと考えてたわ。船の墓場、なんて駅もありそうよね」
「あるよ」
答えたのは、ふたりに程近い席に腰かけていた、乗客のひとり。
「沈没ヶ浜って言ってね、手漕ぎボートから帆船、豪華客船、巨大タンカーまで何でもござれさ。中でも見どころはやっぱり、沈み行くタイタニック号の威容で、そりゃあ壮観でね……」
身振り手振り、楽しそうに語る乗客の背中には、黒い翼。零と燐は顔を見合わせて、
「まぁ、あまり見たいとは思えぬが……」
「あらそう? あたいは興味あるわねん」
悪魔と並んでわくわくと、久方ぶりに見る師匠の浮かれたような笑顔に、零は思わず、苦笑い。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
15
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
冥界行き魔行列車の旅
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
バトル
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月11日
参加申し込みの期限
2016年09月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!