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外でお食事
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「そもそもなんで東京でパンケーキなの?」
エリセイ・ジュラヴリョフ
の質問は愚問だった。発案者の
大道寺 紅緒
が答えたのは執筆のため「研究」の一言だ。
ああいつも通りだと逆に安心する。
件の店はいかにもな流行の発信地にあり、スウィートな外観であり、女性だらけの列を成していたが、研究の名目があれば「場違いだろ」と緊張してしまう事もない。
伊橋 陽毬
がガラス越しに見える店内を一瞥して、風に揺れる髪を白いミトンで抑えながら
佐藤 英二
の方へ首を回した。
「英二君も甘いもの好き?」
「実はけっこう。飛び入り参加させてもらえて感謝するよ。
折角の機会だし楽しみにしてきたんだ。ネットでメニューチェックしてきた!」
「ふふ、英二君らしいね!」
「英二君らしいねはーと、とか言われてんじゃねーよこの裏切り者ぉ、いつもラーメンラーメン言ってんじゃねーか素直に吐けよこの野郎好きだろ味噌醤油塩豚骨こってりにんにくピリ辛元祖伝説銘店んんん!」
「お前……、もう諦めろよここまで来たんだから」
後輩に絡むエリセイを、
レナート・ジュラヴリョフ
が嗜める。
イリヤ・ジュラヴリョフ
が笑いながら兄のコートを握った。
それこそ語尾にはーとをつけて。「一緒にイチゴ食べようねリーセ」
「食べるー、お兄ちゃんイーリャチカとイチゴ食べるよー」
エリセイがイリヤを捕まえて高速で頬ずりするのに、紅緒がドン引きしたり、陽毬が「フヒッ」と裏返る笑いを漏らしてしまったり、レナートが「今日はやめような」と止めたり、英二が周りを気にしたり。そんなこんなで順番がやってきた。
端正な顔立ちの兄弟の横並びに、店内から「モデル?」「海外の芸能人とか?」とささめく女性たちの声を拾って、紅緒はエリセイに耳打ちする。
「ほらご覧なさい。貴方見た目『だけ』なら整ってるのだから、大人しくしていればどこもアウェーにはなりませんのよ。
だから静かに座って。黙って。変な事言ったら——」
「ナイフとフォークでぐざー! あああぁ」エリセイが腹を抱えて苦しみだした。
「そういう処ですわ!」
「まあでも大道寺さん、男子メンバーだけでは非常に入りづらいってのはそうだよ」
「僕入っていいならどこでも入れるよ」
にこっと笑ったイリヤに、英二は「イリヤ君は……」出来るだろうねと苦笑した。まあ普通の男子たる英二は一人では無理だから、この機会に色々と食べようと思っている。
隣では陽毬がメニュー表を開いた途端に目を輝かせていた。
「やばっ! めっちゃかわいい!」
「食べ物に可愛いとか訳わかんないんだけど」
「いちいち面倒くさいなあリーセは。何? 『冬限定いちごとミルクのパンケーキ』?」
「トッピングで『いちご』追加で」
「頼んでやるからもう黙ろうな」
レナートがエリセイの頭をポンと叩いてスイッチを切った。これをやるとエリセイは目の焦点が合わない顔で停止する。いつものことだ。英二があえて突っ込まずにメニュー表から顔を上げると、紅緒も既に選択を終えている顔だった。
「僕は『メイプルシロップとバター』にするよ。大道寺さんも決まってる?」
「『チョコレートバナナとナッツのパンケーキ』にしますわ」
「チョコレート好きだよね」
ミルクホールで彼女がいつも注文するメニューを思い出して言うと、紅緒は嬉しそうに頰を紅くして、こくこく頷いた。
「僕も『ガトーショコラ』を頼もうと考えてたんだ。それから『フルーツパフェ』」
え? と皆目を丸くする。パンケーキだけでも結構な量なのに。
「そんなに食うの?」レナートに聞かれた英二は、胸を拳でトンと叩いた。
「朝食抜いてきました!」
「マジで? すげーな」
「じゃあお腹減ってますね」
「ミルクホールのメニューの参考にするなら、色々食べてみないと!」
「俺今感動したよ。英二もううちの子になっちゃえよー」
「就職コースいこうぜー」
双子に絡まれている英二に、イリヤが「僕これ」と『クリームチーズとシナモン』をさした。皆そう迷わずメニューを決めたのだが、陽毬は最後まで「あぁぁ、ベリーベリーと抹茶で悩むー」と頭を抱えている。
見かねたレナートが、「半分こにしようか」と申し出てあげて、ようやくメニュー決めが終わった。外で並んだ待ち時間も含めたら、もうかなりの時間が経過している。パンケーキとはかくも一大イベントだったのか。
とうとうやってきたパンケーキは異常な標高を誇っていたが、常日頃から上品を心がけている紅緒や、女子高生らしくこの系統のデザートに慣れている陽毬は綺麗に食べていく。
英二も空腹とはいえ、彼女たちを見習って行儀よくしていたが、三人兄弟はもっと手際が良かった。曰く「ブリヌイみたいなもん」。だてに15年近くナイフとフォークで暮らしていない。
「パンケーキは甘いけど、クリームの甘さは控えめなんですね」
「うん、食べやすくて美味しいよね!」
イリヤに答えて英二はエリセイとレナートを見た。レナートはやはりミルクホールの事を思ってか味の方に興味を持っているようだったが、エリセイは草食動物並みに無心で食っているのがわかる顔だ。
「エリ先輩どうですか?」
「イチゴ味!」
「そうですね。僕のパンケーキも、ホカホカで口から生クリームが出ても許せるくらい美味ですよ!」
「イチゴがね! イチゴだから許すわ。ね、レーナ」
「イチゴなら仕方ないよな」
苺兄弟の会話はともかく、この味は英二も大満足だ。頼んだ三つのメニューを一つずつ味わいながら、仲間との食事の時間を存分に楽しんだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月22日
参加申し込みの期限
2016年06月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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