this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
九夜山で猫まみれ!
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
つぎへ >>
噂によると九夜山には廃神社があるという。怪しげな猫達の棲み処になっていて迷い込んだ者に話し掛けてくるらしい。
新聞部員の
椿 美咲紀
は、その情報に飛び付いた。
「寝子高新聞のネタに最適なのです! カリカリ系の猫のおやつが大活躍するのです!」
登山道を前にして美咲紀が意気込みを雄弁に語る。鍔の丸いベージュの探検帽を被り、機能の高さが窺えるピンクのレインウェアを着込んでいた。胸の辺りにはデジタルカメラがぶら下がっている。背中には小ぶりのリュックサック。表面に凹凸が浮き出ていて細々とした物が詰め込まれているようだった。
「さあ、張り切って猫ちゃんに会いに行きますよ!」
廃神社、その物には興味が無いような口ぶりである。
――家にはハムスターがいるから猫ちゃんは飼えないのです。
だから今日は猫ちゃんと思いっ切り遊ぶのです。可愛い子には猫のおやつの豪華版、ウェットタイプもあげちゃうのですよ!
「その前に自分用のおやつで補給するのです」
長細いスティックタイプの焼き菓子を取り出した。ハムスターの飼い主らしく、先端から小刻みに齧っていった。
ほのぼのとした雰囲気を纏って美咲紀は元気な一歩を踏み出した。
山中ではのんびりと散策を楽しむ。山菜を目にする度に足を止めた。
「お浸しに良さそうなのです」
口にして慌てて顔を左右に振った。目的が違うのです、と声を荒げて猛然と繁みの中に突っ込んでいった。途中、心細い顔で周囲を見回すこと数回、ようやく廃神社に辿り着いた。
美咲紀は古ぼけた建物の位置に目をやる。納得して何度か頷いた。
「確かに神社ですね。私の
実家
とは位置が少し違いますけど」
その間にわらわらと猫が集まってきた。美咲紀は中腰になって声を掛けた。
「猫ちゃん、こんにちは~」
「お姉ちゃん、こんにちはー」
一匹の三毛猫が鼻先を舐めながら近づいてきた。
「本当に喋るのです! 凄いですね~、賢いですね~、写真はどうですか?」
「ごはんくれたら、写してもいいよ」
「いいですよ。たくさん持ってきましたからね」
背負っていたリュックサックを地面に下ろした。先の行動を読んで猫達が一斉に群がる。
「慌てなくてもたくさんありますよ」
「ごはん、ちょうだい」
「まんま、まんま」
子猫の必死な姿に美咲紀は顔を綻ばせた。おやつを手にすると猫の口に差し出した。咥えた猫は黙々と食べ始める。
「じゃあ、撮りますよ」
静かになったところで美咲紀はデジタルカメラに猫を写していった。団子のように丸まった猫達にもレンズを向けた。
「寒くないですか」
「自前の毛皮で温かいよ」
「それは、そうですよね~。ごはんは足りていますか?」
「またまた~、今日は宴会じゃないですか」
白黒の斑猫が上機嫌に二本の尻尾を揺らしていた。
「宴会ですか? そんな感じには見えないですが」
「拝殿の方で猫人間がやってますって」
斑猫は、こっちですよ、と先に歩き出した。美咲紀は石畳が広がる場所に案内された。
「確かに猫人間、真央ちゃんがいるのです」
美咲紀の姿に気付いた
後木 真央
は三毛猫パーカーを着た姿で大きく手を振った。
「おー、美咲紀ちゃんも来たのだ! こっちで宴会なのだ! 後輩の桜ちゃんもいるのだ!」
「あ、その、初めましてではないのですが、私は寝子中三年の
水上 桜
です」
桜は少し慌てた。食べ掛けの玉子焼きを紙皿に置くと軽く咳き込んだ。しっかりするのだ、と真央は紙コップに緑茶を注いで手渡した。
一気に飲み干すことで落ち着きを取り戻した。桜は美咲紀に向かって頭を下げた。
「なんか慌ててしまって、ごめんなさい」
「気にしなくていいですよ。水上さんに倣って私も力を入れて自己紹介をしますね」
美咲紀は被っていた冒険帽の鍔を人差し指で押し上げた。白い八重歯を見せて笑うと滑らかに語り始めた。
「私は花を愛する可憐な家庭菜園家で、昆虫嫌いの動物好きの突撃レポーターなんかもこなしちゃう、寝子高一年生の椿美咲紀です。よろしくなのです」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
二人は笑みを交わした。真央は少し不満そうな顔で見ていた。
「美咲紀ちゃんの自己紹介が豪華すぎて真央ちゃんは少しショックなのだ。もっと桜ちゃんにアピールすればよかったのだ。食のチャレンジャーで、猫が好きで、猫が凄く好きで、猫が凄く大好きなのだ!」
聞いていた二人は笑って声を重ねた。
「知ってますよ」
その後、三人は猫達と存分に戯れて時を過ごした。
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
九夜山で猫まみれ!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月16日
参加申し込みの期限
2016年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!