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九夜山で猫まみれ!
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仙藤 紫
は自室の窓辺に立った。薄青い空に綿毛のような雲が見える。ゆっくりと流れて穏やかな日を思わせた。
紫は九夜山に目を移す。清々しい空を背景にして稜線が際立つ。陽光に照らされた部分は輝いて見えた。
紫は窓を離れた。机の上に開きっ放しになっていた本を閉じる。参考書ではなく、小説に類する物であった。
――AO入試で合格したのはいいけれど、余った時間が問題になるわね。
「こんな日は散歩かしら」
紫は出掛ける用意を始めた。
十数分後、家を出た。オレンジのセーターに白いジャケットを羽織る。山道を考慮して伸縮性のある青いレギンスを穿いた。喉の渇きに備えてピンクのペットボトルホルダーを手に提げた。
紫はゆっくりとした動作で登山道に向かった。
木々に囲まれた道を歩く。懐かしそうなものを見るように目を動かした。
――水泳部の体力作りで、この道を利用したわ。
季節が変わったので風景は少し他人行儀に思える。ただ、そこかしこに懐かしい記憶の断片が見て取れた。
紫は道程を楽しんだ。木々を眺める。休憩の合間に鳥の囀りに耳を傾けた。ゆっくりと着実に歩を進めた。
持っていたハンカチを首筋に宛がう。それなりに汗は掻いていたが呼吸は乱れていなかった。
「もう少しで頂上ね」
特に急ぐことはなく、自分のペースを守る。
紫は山頂に到達した。持参したペットボトルで喉を潤す。青く澄み渡った空を見て僅かに目を細めた。
その時、場違いな猫の鳴き声がした。視線を下げると二匹の猫が横並びで歩いてきた。紫の足元にくると革製のトレッキングシューズに頻りに頬を擦り付ける。ひたむきな猫の姿に表情を緩めて二匹の頭を交互に撫でた。
更に鳴き声が増した。至るところから聞こえてくる。辺りを見回す間もなく、紫は猫達に囲まれてしまった。
「どうなっているのよ?」
猫に問い掛けても答えは返って来ない。紫の側に寄ろうと揉みくちゃの状況になっていた。その中には子猫もいて奮闘するものの、他の猫の背中に迫り上げられ、コロコロと転がされた。
「仕方ないわね」
紫は地面に腰を下ろすと、両腕を広げて猫達を受け入れた。群がる猫を撫でて、時に軽く抱き締めた。肩の上に乗った子猫が脚を滑らせた時は掌で支えた。
「危ないわよ」
お礼のつもりなのか。子猫は紫の頬を舌で舐めた。くすぐったい表情で頭を触ると、今度は指先をしゃぶられた。
「甘えん坊なのね」
優しげな眼差しを子猫に向ける。他の猫達も同じで、にゃあにゃあと甘えた声で鳴いては擦り寄ってきた。
――理由はわからないけれど、こんなに猫にまみれるなんて、経験したことがないわ。本当に不思議。純粋に遊びたいだけなのかしら?
「それもいいわね」
紫は親しみを込めた笑みで猫にまみれた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月16日
参加申し込みの期限
2016年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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