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鼻から胸いっぱいに息を吸い込み、呑下すように味を確かめる。さながらワインのテイスティングのように、
ロベルト・エメリヤノフ
は『空気』を楽しんでいた。
(中学生も最高だぜ!)
口に出しては言わないが——言ったら大問題だ——、まさにそんな気分だ。
自分が美少年と同じ空間に存在し、美少年と同じ空気を吸っている。その事実に愉びを感じる。
(僕は今、美少年と一体化している……素晴らしい)
どうやってそこに帰結したのかは常人には到底分からない論理でロベルトが悦に入っていたまさにその瞬間だ——。
「ロビ」
耳に息を吹きかけるように名前を呼ばれて、ロベルトは「はぅあ!?」と素っ頓狂な叫びをあげた。
耳を押さえながら振り返ると、
イリヤ・ジュラヴリョフ
が小首を傾げて立っていた。懐かしさに煩悩を多分に含んで母校を訪れたロベルトは、年下の友人が在籍中なのをすっかり忘れていたのだ。
泡をくっているロベルトの様子に、イリヤは口の端を歪めた。
「ねえ、そんなに驚く事ないでしょう?」
「ウカツ! 違うんだイーリャ!」
「違う? 何がです。僕に会いに来てくれたんじゃなかったって意味?」
試すような眼差しに、「いや……」ロベルトは咳払いした。
「実は僕、ここのOBなんだ。中学2年の時に転入してきたんだけどね。懐かしくなってさ。2年ぶりかな?」
「僕に会いに来たって言って欲しかったな。嘘でも」
「……そう、イーリャに会いに来たよ!」
「Ты мне нравишься!(*大好き)」ぷっと吹き出す口元を押さえて笑う。イリヤはロベルトの肘をするりと撫でて促し、廊下をゆっくり歩き出した。
「イーリャのクラスでは何をやるんだい?」
「今日は英語ばかりなんですよ。隣のクラスと合同授業でOC(*オーラルコミュニケーション)の英語劇と、英語。……あとは何だったっけ」
「でも英語は得意だよね?」
「僕はともかくネイティヴ・スピーカーは『チート』だからって『ネタ枠』にされちゃいました」
イリヤの口から日本語のスラングが出てきて、ロベルトは眉を上げた。イリヤはいつも高校生たちとつるんでいる姿ばかり見ていたから、中学生らしい日常の場面を見るのははじめてだ。
「楽しそうな様子が見れて嬉しいよ」
「皆のおかげです。皆、僕の日本での生活に気を使ってくれる、学校や勉強についても教えてくれます」
イリヤの笑顔にロベルトの顔もほころんだ。
「そういえば僕、ロシアの学校は通ったことがないな……向こうと比べて驚いたこととかあった?」
「ペテルブルクで通っていた小学校は、外国語に力を入れた学校だったから、授業で日本語の歌をうたったりしてたんですけれど——」イリヤは話しながら笑いを堪える顔で続けた。
「こっちで歌詞が間違っていた事を知った時がおかしかったな! おまけに僕ら意味も取り違えてて——」
イリヤはそれから件の歌について詳しく話した。二人の笑い声が続いて暫く、イリヤは3年1組の教室の扉の前で足を止めた。
「ここが僕のクラス。でも次の授業は多目的ホールでやりますよ」
「例の英語劇か」
イリヤが返事をしようとしたところで、彼の頭にモコモコした帽子が被せられた。
「You're gonna be in big, big trouble Little lamb.(*すげーヤバい事になるよ子羊ちゃん/食べちゃうぞ子羊ちゃん)」
「彼のセクシーな声で言うと違う意味に聞こえますよね。大丈夫、彼は狼役じゃないし台本はもっと控えめな台詞」
イリヤは一瞬顔を赤くしたが、背後で笑い出した
日本橋 泉
を振り返らずにロベルトとの会話を続けた。
「僕は羊のうちの一匹」
「そうみたいね」ロベルトはイリヤが被っている帽子についた巻いたツノを見ながら相槌をうつ。
「悪い狼さんに食べられちゃう。弟羊と母羊が狼を拷問して殺すよ」イリヤは童話のあらすじを極端に説明した。
「見てもいいかな?」
「もちろん。待ってます」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月01日
参加申し込みの期限
2016年06月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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