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MFS! ~あるいは全ての表現者に捧ぐ、夜半過ぎのTVショウ
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『決戦! パイレーツ・オブ・マタタビワン!』(3)
風を捉えて遠回りに迂回しつつ近づいてくる、第三の海賊船。リ・ボーン号! かつてあの赤い寝子島、ピラミッドから連なる異世界より持ち帰られ、やがて崩れゆく島とともに時の彼方へ沈んだ船が今、番組の胡乱な力の助けを得て、その持ち主の手に還されたのです。
徐々に距離を詰める、フライング・リッチマン号。うねる海獣の触手は砲撃手たちがどかどかと砲弾をぶち込み、今のところは押さえ込んでいるものの、敵は多く、
「海賊としては、心躍るシチュエーション……ということなのかしらね」
けれどそんな状況にも関わらず、クルーたちの士気は高くて、航海士として務める
仙藤 紫
もまた、ほのかな笑みで頬を緩ませます。
と、
「……! 風が変わった!」
紫の慧眼とも言うべき風読みは的を射て、ごうと波飛沫を巻き上げた風が頬にぶち当たり船を押して、ぎしぎしと悲鳴のような軋みを上げるヨシダパール号。
「敵船、来るわ! みんな、白兵戦用意!」
紫の声に呼応し、キャプテン・クマキチがずらりと腰のカトラスを抜き放ち、
「おう、分かったぜ! 野郎ども、剣を持て、銃に弾を込めろ! 斬り込むぞォ!!」
高らかに叫ぶと、アイアイサー!! 気合の声が、風を裂いて響き渡ります。
「リ・ボーン号とはな……! やってくれるな、骨削」
自ら白兵戦へ打って出る船長に代わり、操船を継いだ
八神 修
が軽やかに笑い、ぐるりと舵を回します。
彼の指示に従い砲撃手を務める
常闇 月
が、
「撃ちますか? 八神さん」
「いや、向こうはまだ様子見のようだ。海獣を撃て! 新出府との挟み撃ちは避けたい」
修は件の鈴島海賊を巡る一件で、帆船の操舵を経験済み。月もまた、昔取った杵柄でしょうか、大砲の扱いは一級品。修の的確な指示に沿って、どかんと放つ砲弾は、寸分違わずに命中! 海獣の振り上げた触手を見事、半ばから千切り飛ばしてみせました。
乱れ飛ぶ砲弾を交換するように、二隻の船は互いの船体を撃ち抜き合い、木片と火花を派手に散らし。そのうち高波へ乗り上げたヨシダパール号は、ふわりと船首を海上へ浮かび上がらせます。
修の巧みな操舵が、そのチャンスを作り上げました。
「みんな、掴まれ! 突っ込むぞ!!」
船首水面下から覗く衝角を振り上げ、敵船腹めがけて突撃を敢行。古式ゆかしくも威力絶大な、これぞラム・アタック!!
がつん!! と強烈な衝撃が船体の全てを揺さぶり、船首はめり込み、ぶつかり合う二隻が互いに船体を擦らせる音を聞きながら、
「それでは、行ってきますね」
「ああ、気をつけてな、常闇」
ナイフを抜き放ち、しゅぱん! と跳躍した月の背を、修は信頼とともに、微塵の不安も無く見送りました。
白兵戦開始! 二隻の間へ渡された梯子を伝い、真っ先に飛び出したのはキャプテン・クマキチと、
花菱 朱音
。
トワ・E・ライトフェロゥ
、
山田 勘三郎
、
神薙 焔
……とついでに、トワのお守りの
夜海霧 楓
。
「突っ込めェ!!」
「船長に続けぇー、ヒャッハーーー!!」
人が違ったように叫び立てる朱音は、何とも楽しそう。両手にピストルを構えて、ぱぱん! と撃ち鳴らしながら、策も無く真正面から突撃!
「撃て撃て撃てー、ガンガンぶっ放せー!! 海賊は頭悪くてなんぼよーっ!」
「トワもあたま空っぽで行くデス、とやーーーっ」
両手に握ったカトラスをところかまわず振り回し、トワもダッシュ! 先陣を切って敵船へ飛び込んだ……のはいいものの、実のところ彼女、腕っぷしには特に覚えがありません。
「えいやえいやえいやーーーっ、oh? 目が回るデスー」
ぶおんぶおんと逆に振り回されて、トワは一回転してすってん! 転んでしまいました。
お守り役、楓はそんなトワを憮然として助け起こしつつ、
「ったく、仕方ねぇな……よっ、と」
赤い腕章をつけた下っぱ海賊役のスタッフが振るう剣を、危なげなくナイフを受け止め、蹴り倒しながら続けざまに投擲! 瞬く間に数人を倒してしまいました、さすがの腕前です。
神薙 焔
もまた、カトラスに短銃という由緒正しき海賊的武装を手に、華麗な立ち回り。
「やっぱり白兵切り込みはロマンよね!」
さっそく彼女へ狙いをつけた敵の狙撃手には、予測不能な動きで撹乱し、引き金を絞らせず。隙を見て短銃を放ち沈黙させると、焔は手近な敵へと踏み込み肉迫して、カトラスをひと振り。あっという間にKO!
「ラムだ、ラム酒もってこーい!」
海賊的流儀に従って、叫んだのは勘三郎。といっても、
「ま、未成年だけどな俺!」
カトラス片手に船縁を駆け抜けながらろっこん発動、背に現れた翼で飛び上がると、船上を舞いながら一閃! 大立ち回りを披露。
ふと彼は、大海戦の真っ只中、頭上を仰ぎます。
「ふうん。前から気になってたんだよなーあの月。でっかくて……何か、手が届きそうじゃねぇか!」
ラム酒は無くとも、彼は空気に酔っていたのかもしれません。化け猫に追いかけられ、その苦境を乗り越えたことが、彼を大胆にしていたのかもしれません。
「あの月まで、飛んでいくぜ!
捕まえて、引っぺがして、俺のブーメランにしてやらぁ!」
カラスが一羽、夜の中を飛んでいきます。まるで月に魅入られ、引き寄せられるように。
「変態に捕まって、縛られて拷問されたぁ!?」
友人がさらりと語ったそんな不穏な報告に、
卯木 衛
はビックリ仰天。文字通り飛び跳ねました。跳ねたついでに敵船員の頭を踏みつけ、ぴょいぴょいと飛び回って翻弄します。
そんな衛を、
千歳飴 楓子
はどこか他人事のように見守りぱちぱちぱちと拍手しつつ、
「うん、ナイフで斬られるし刺されるし、髪の毛はぶちぶち抜かれるし、痛かったよ。おかげでなかなか、見応えある拷問シーンになったと思う」
「なんでケロッとしてそんなこと言ってんだ楓くんー!?」
「強いて言えば拘束されてたから、溶鉱炉の中で親指を立てられなかったのだけが残念だったな」
「楓くんが何言ってんのか、俺にはひとつも分かんねーよ……!」
無表情にどや顔な楓子は、いつも通りのマイペース。
呆れながらも衛は、敵クルーたちの振るう剣をひょいひょいと身軽に避けては、同士討ちを誘います。小柄で身体的攻撃力に劣る彼には、実にベストな戦術であったと言えるでしょう。
そんな彼に追随しようとしてか、はたまた単なる気まぐれか、そこらにあった剣を取り上げた楓子は、
「よし、では楓子も手伝うとしよう……あっ」
ごごんと船が大波にあおられて揺れた拍子に、つるんっ! 転んでごちんと頭を打った上、衛を仕留めようと大挙してやってきた海賊たちに踏まれました。
「ぶぎゅるっ」
「楓くーーーーーーん!!」
ぐらぐらと船は揺れ、時に船腹を越えて押し寄せる大波を浴びながらも、海賊たちは剣を打ち合わせ、斬りつけぶん殴り、蹴っ飛ばしては銃を撃ち、弾が無くなればそれをブン投げて剣を振り上げる……船上はまさしく、大混戦!
銀色の光が走り、赤い腕章の海賊へびしりと突き刺さり、倒します。投擲したのは華麗なる執事、
烏頭嫺 霓
。彼は、フォークやナイフ……お宝として積まれていたらしい銀食器をずらりと指の間に並べては、
「ご無礼いたします。はッ!」
しゅば、しゅばば! 荒くれ海賊たちの中にあって、彼のそんな戦いぶりは、何とも優雅で美しく映えて見えました。たとえ彼にとって本来、執事は単なる真似事であったとしても。
「……危ないっ」
そんな彼の背中へ振るわれようとしていたカトラスを、同じく剣で受け止めたのは、
折紙 一月
!
「おや、これは。ありがとうございます、助かりました」
「構わない」
短く述べると、一月は霓と背中合わせのように立ち、背後の敵を大振りの剣さばきでしのぎはじめます。どうやら言葉少なながらも、後ろは任せろ、と言いたいようです。
どどどど、と駆けてきて剣を振り上げる敵クルーたちを退けるべく、武器を構えたふたりの目の前に、そびえる小山のような巨体。
「ふんっ」
伊織 源一
は、豪腕極まりなしといった外見に反して繊細な動きで、振り下ろされた剣を受け止めたり弾いたり、軒並み奪い取ると、海へぽいっと投げ捨ててしまいました。
「ふむ……海賊船か。またしても、何だか良く分からんが……怪我人を出さないためにも、体を張るとしよう」
加えて優しい彼の気質がにじみ出たそんな言葉には、霓と一月もうなずいて、
「素晴らしい心意気でございます。事ここに至っては、私も皆さまのサポートに努めさせていただきましょう」
「ああ……俺もだ」
にわかに結成された強力な共同戦線に、敵はびくりと怯んで後ずさり。
新出府 譲は、肩を揺らして笑います。
「はっはっは! こりゃあいい、クライマックスはこのくらいド派手にいかなくちゃあな……おおっと」
かつん、と柱へ突き立った銀色のフォークは、霓が投げたもの。自身を狙って投擲されたそんな武器を眺めてさえ、彼はさも可笑しそうに笑みを浮かべます。
まるで……悔いの無いように、と。全てを楽しまなければ、もったいない! そんな風にでも言いたげに。
「ジョニーさん!!」
風と波音を貫いて届く、その声。
「やあ……やあ、君たちか。どうだい、楽しんでるかい?」
彼の目の前に現れた……ひとりは、
御剣 刀
。
もうひとりは、彼の腕の中。お姫様抱っこのように抱えられた、
桜庭 円
。
顔の無い男を見つけた
、彼女でした。
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シルバーシナリオ(150)
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3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
81人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年07月23日
参加申し込みの期限
2016年07月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月30日 11時00分
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